1. テレビ番組はさまざまあるが、NHKだけ見ている人と、NHK以外の番組を見ている人とでは、どのような違いが出ると思いますか?
答:すみません。私は、テレビをNHKも民法も見ないのでよくわかりません。しかし、一つだけの局の放送を見るのは危険かもしれません。そして視聴率を上げるためだけに、曖昧な情報を提供する可能性もあります。情報はいろいろな方法で確かめる方がいいと思います。
2. 先生がよく利用する情報メディアはどんなものですか?自分はラジオとインターネットです。
答:私は、基本的にインターネットだけです。後は、ワイフからの話や学生さんからの話が多いです。ラジオは交通情報は聞きます。
3. 川島先生は小さいときに重大な事件が起きたという記憶はありますか。
答:小さな時ではありませんが、高校1年の時のケネディの暗殺がショックでした。ちょうど私の誕生日でした。それと、メディアでは、スペースシャトルのコロンビア号の爆発とセプテンバー11の映像は目に焼き付いています。そうそう、浅間山荘事件というのもテレビに釘付けになりました。
4. 先生がメディアの怖さを実感した体験談などはありますでしょうか?また、逆にメディアの良さを感じた体験もありますでしょうか?あったら教えていただきたいです。
5. 逆にメディア、特にテレビがもたらす子どもへのいい影響とは何であると考えますか。
答:メディアの怖さは、いつも感じています。最近の中国との尖閣諸島をめぐる争いやスピリチュアルの流行など心が痛みます。良さとしては、天気予報やスポーツの中継などが意味があると思います。私は、リアリティの高い番組は良い番組だと思っています。
6. 自分は社会科分野の学生なので、メディアリテラシーについて教える機会があります。先生がぜひ、メディアリテラシーの授業で使った方がいいと思う教材や資料等はありますか?
答:そうですね。最近は小学校でもインターネットを使った授業は当たり前ですよね。特に、使った方がいいかどうかはわかりませんが、麻薬と売春に関することは、インターネットで簡単に接触できるので、教材として取り上げるのは必要かもしれません。しかし、小学校では、学校側の先入観があって、実現しにくいとは思います。
7. 先生は自分のお子さんにはテレビをどのように見せましたか。
8. 先生はご自分のお子さんにテレビに関して特別な決まりを設けていましたか。
答:一応、小学校の時には、家族4人の一人あたりの持ち時間を30分と決めていました。
9. 大人になってからも、心理操作によって、考え方を変えられてしまうことがあるが、それは子どもがメディアから受ける影響力と同じと言ってもいいのか。
答:同じだと思いますが、大人と子どもは知識の量と経験が異なるので、子どもの方が大きな影響を受けると思います。
10. テレビなどは視覚的な情報だから影響が大きいというようなことを言っていますが、新聞とかでも写真が大々的に載せられていたり、マンガのような絵が沢山あるものからの視覚的な影響がありますか。
答:新聞やマンガは、絵がたくさんあるという意味だけではなくて影響があると思います。しかし、テレビとの違いは、ただ座って見ているだけではなくて、読むことをしなければならないので自主的な意志が必要な部分が違うと思います。
11. 現在のレディネス観では適切な環境を整えることで早期教育は可能になると学んだのですが、早期教育というのは子どもの将来を考えたとき効果的なのでしょうか?また先生は早期教育に関してどうお考えですか?
答:そうですね。人間の発達における敏感期(最近はレディネスという考え方は使わないことが多い)の環境は早期教育といえば早期教育になりますね。私は、子どもの健全な発達と健康の促進のためという意味では、早期教育というか適切な環境(心理学的な意味での社会的、物理的環境)は必要だと思っています。
12. メディアの偏向報道は日本政治の中にも垣間見ることができると思います。このような報道を全て鵜呑みにせず、批判する能力はどのように養っていけば良いのでしょうか。やはりそのためには読書は有効な手段でしょうか。
答:そう思います。報道を全て鵜呑みにせず、批判する能力は、幅広い知識と広い視野を広げる以外にはありません。そのためには、「本を読む、友達と話す、旅をする」のが最も有効だと思います。
13. テレビを見すぎることは良くないことだと思いますが、子どもにはテレビを見ないと話についていけないなどということがあると思います。そういった問題を解決するにはどうしたら良いと先生は考えますか。
答:適度に見せること、見ていなくても友達をうまくやって行く人間関係を作ることです。子どもに、「人は人、自分は自分、だけど仲良し」ということを教えるのです。
14. メディアがさらに進化を遂げる上で今後問題になってくること。
答:情報が常に容易く入ることで、それに頼りすぎてしまうこと。例えば、携帯が無くては不安になってしまうなども同じような現象だと思います。
15. 先生は自分の子どもを育てるときに、なにか意識的に取り組んでいたことはありますか?
答:ルールを守ることとノルマ(やるべきこと)を確実に果たすことでした。
16. 先生はどんなテレビ番組を良く見ますか?
答:土曜日の「世界不思議発見」くらいしかみません。後は全くと言っていいほど見ません。そうそう、一年に数回、テレビで映画を見ることがあります。
17. 質問としては、先生の家にはテレビはあるかどうかです。
答:単身赴任なのですが下宿にはありません。実家にはワイフが見るのでテレビはあります。
18. 座右の銘はなんですか。
答:何年かに渡って変わってきました。最近は「人は人、自分は自分、だけど仲良し」です。以前は「明日のことを思い煩うな、今日一日の苦労は今日一日で足れり」でした。
19. 先生はどうしたら子どもはメディアに心を蝕まれないと思いますか?
・メディアから悪い影響を得てしまう子どもはどのようにして変えることができるのですか?
答:親や大人が、子どもの生活に関わること。それも、形式的に出なく、きちんと一緒にメディアに対応することだと思います。例えば、携帯を子どもに持たせないというのでなく、携帯を必要なときには使わせるけど、毎日親がチェックする、インターネットも一緒に使うなどです。結局、こっども画本当に自分で判断できるようになるまで、親がもっと子どもに関わることが必要だと言うことです。そして、関わりたくないのであれば、もっと、小さな段階で自立性を求めるような教育をするべきだと思います。
20. 冒頭でも書いたとおり私はドライブが好きなのですが、先生は車で旅行に行かれることはありますか?あるとしたら、どういったところがお勧めでしょうか。
答:これは、日数と予算と季節と、あなたの興味がわからないと答えにくいです。夏は北海道がいいけど。冬はフェリーも揺れるし・・・今の季節なら、紅葉のきれいな日光や鬼怒川、近くなら高山村もいいですね。
21. 川島先生が考える「親として子どもを育てるときに大切なこと」はどのようなことだと思いますか?
答:子どもとの毎日の生活を楽しむこと。親が楽しい毎日を暮らしていないと子どもも楽しくならない。子どもは親を見て育つのだと思っていました。
22. メディアの中には常に正しい情報・誤った情報が混在していますが、先生はその中で情報を得る際に注意していることはありますか?
答:私は、スポーツ放送の実況中継などは別ですが、常にメディアの情報はとりあえず、疑ってかかることが多いです。そして、一つの情報を一つの出所だけでなく、できるだけ多くの手がかりを求めます。
23. 前回はご回答ありがとうございました。今回の本は前回のものに比べ,読みやすいものでした.私は本の好き嫌いが多く,引き込まれない本には手が進みません.川島先生は,たくさん本を読んでいると授業の中で話されていましたが,自分に合わずに読み終えられなかった本などはありますか?
答:私は、それほどたくさんの本を読んでいるとは思っていません。長い間生きてきたので自然に読んでしまったという程度です。そして、つまらない本は途中でやめることもよくありません。ちょっと、読み始めておもしろくなささそうだったり、バカバカしくなって腹を立ててゴミ箱に捨てることもあります。また、時間をかけて(一ヶ月以上)も読み込めなくてあきらめてしまうこともあります。本を読むと言うことは、いつも良い本にあたるとはいかないのです。
24. 質問というより個人的な感想かもしれませんが…「保護者が子どもに見て欲しくないテレビの番組」のランキングについて、私は中学校の時にこのランキングを元に担任の先生から指導を受けていたので知っていました。けれども、今回何となく母親にこのランキングのことを話したら、「そんなの全然知らなかった」と言われました。私は当事者であるはずの、保護者の中にも知らない人が居ることに単純に驚いてしまったのですが…先生はどう思われますか?
答:そうですか、そんなランキングがあったのですか。知りませんでした。探してみよう。でも、私は多くの保護者の考えていることが正しいとは思わないので・・・衆愚という言葉もあるくらいですから・・
25. この本では、メディアによって若い人に良くない影響を与えていることや犯罪につながったことを指摘していました。自分たちもテレビを見て育ってきましたが、犯罪は良くないこと判断はできないことはないと思います。そういう事件について知ることは犯罪のきっかけになってしまうかもしれませんが、それだけが原因ではないように疑問に思いました。このような事件につながらないように学校ではどのような指導ができるといいのでしょうか。
答:難しい問題ですね。結局、学校でも、実際起きた問題を取り上げて具体的に一つ一つ考えさせてゆくしかないと思います。しかし、最近の新聞でも、学校の先生が、ちょっと、死をテーマにした課題を出すだけでマスコミにたたかれるのですからね・・・マスコミにたたかれるような題材は使いたくないし・・・
26. 先日、23歳の教師が小学生に、答えが「人を殺すこと」という問題を出した。という記事が新聞に載っていました。またその隣には、殺人事件の推理問題で、校長が殺され、犯人を捜すという問題に実名を用いた先生の記事が載っていました。これらについて、個人のモラルの問題だけでは済まされない何かが潜んでいるように感じますが、先生はどう感じますか?
答:私は、全国版のマスコミが取り上げるような話題なのだろうかとも思っています。いろいろな先生が、いろいろな場面を利用して、子どもを教育するのは悪いとは思いません。なにしろ、全国で、高等学校までの教師の数で、100万人以上いるのですから、まあ、いろんな教師がいて当然ですよ。
27. ;P38に「人格を改造する力が私たちの社会環境には存在するのだ。」とありますが、その環境が元に戻っても人格は変わりっぱなしということなのですか?戦争で人を殺すことに慣れでしまっでも、元々の生活に戻れば、入を殺すということに罪の意識は戻るということなのでしょうか。
答:それは、ケースによりますし、その人にもよると思います。戦場では人を殺さなければ殺されてしまう場面もあるでしょう。そして、戦場で人を殺したことをその後も悔いている人もいますし、うまく、忘れることのできる人もいると思います。また、戦場での人を殺した場面での感情の状況にもよると思います。人間の記憶は場面やその人自身の精神状態などで変わってくるからです。
28. オウム真理教は現在でも存在しますか?
答:たぶん、「アレフ」か「ひかりの輪」という名で存在していると思いますが・・・
29. このようにテレビの影響について様々な調査結果が出ているにも関わらず、テレビの影響についての理解があまり人々に広まっていっていないように思います。それは、何故でしようか?
答:そりゃ、テレビ局などのマスコミは自分達の都合の悪いことは広めないと思います。それどころか、つぶそうとすると思います。そんなことをしたら、自分たちが仕事を失うし、多くのテレビの広告を通して儲かっている企業もつぶれてしまうでしょう。まあ、会社というものは儲かることは何でもするのです。儲かれば視聴率が上がれば、内容はどうでもいいのですよ。
30. ぜ「川ティプログ」というものをつくったのですか。なぜ、「川ティプログ」という、ちょっとポップな名前なんでしょうか。大学の先生で、自分のあだ名を積極的に使っている先生は稀だと思います。なにかねらいがあるのでしょうか。
答:そんなことは、あんまり考えたことがなかった。川ティってポップ?・・うれしいですね。なにも、ねらいはありません。単に覚えやすそうだったからです。なぜ、作ったかは、授業中に答える時間が少なかったことと、質問をした人以外にも、質問と回答を見ることができるようにしたかったからです。個人の質問へのコメントでは、その人にしか返せませんからね。しかし、これまでも、他の人に知られたくないような質問の場合は、メールアドレスを書いてくれれば、個人的に返答しています。
答:すみません。私は、テレビをNHKも民法も見ないのでよくわかりません。しかし、一つだけの局の放送を見るのは危険かもしれません。そして視聴率を上げるためだけに、曖昧な情報を提供する可能性もあります。情報はいろいろな方法で確かめる方がいいと思います。
2. 先生がよく利用する情報メディアはどんなものですか?自分はラジオとインターネットです。
答:私は、基本的にインターネットだけです。後は、ワイフからの話や学生さんからの話が多いです。ラジオは交通情報は聞きます。
3. 川島先生は小さいときに重大な事件が起きたという記憶はありますか。
答:小さな時ではありませんが、高校1年の時のケネディの暗殺がショックでした。ちょうど私の誕生日でした。それと、メディアでは、スペースシャトルのコロンビア号の爆発とセプテンバー11の映像は目に焼き付いています。そうそう、浅間山荘事件というのもテレビに釘付けになりました。
4. 先生がメディアの怖さを実感した体験談などはありますでしょうか?また、逆にメディアの良さを感じた体験もありますでしょうか?あったら教えていただきたいです。
5. 逆にメディア、特にテレビがもたらす子どもへのいい影響とは何であると考えますか。
答:メディアの怖さは、いつも感じています。最近の中国との尖閣諸島をめぐる争いやスピリチュアルの流行など心が痛みます。良さとしては、天気予報やスポーツの中継などが意味があると思います。私は、リアリティの高い番組は良い番組だと思っています。
6. 自分は社会科分野の学生なので、メディアリテラシーについて教える機会があります。先生がぜひ、メディアリテラシーの授業で使った方がいいと思う教材や資料等はありますか?
答:そうですね。最近は小学校でもインターネットを使った授業は当たり前ですよね。特に、使った方がいいかどうかはわかりませんが、麻薬と売春に関することは、インターネットで簡単に接触できるので、教材として取り上げるのは必要かもしれません。しかし、小学校では、学校側の先入観があって、実現しにくいとは思います。
7. 先生は自分のお子さんにはテレビをどのように見せましたか。
8. 先生はご自分のお子さんにテレビに関して特別な決まりを設けていましたか。
答:一応、小学校の時には、家族4人の一人あたりの持ち時間を30分と決めていました。
9. 大人になってからも、心理操作によって、考え方を変えられてしまうことがあるが、それは子どもがメディアから受ける影響力と同じと言ってもいいのか。
答:同じだと思いますが、大人と子どもは知識の量と経験が異なるので、子どもの方が大きな影響を受けると思います。
10. テレビなどは視覚的な情報だから影響が大きいというようなことを言っていますが、新聞とかでも写真が大々的に載せられていたり、マンガのような絵が沢山あるものからの視覚的な影響がありますか。
答:新聞やマンガは、絵がたくさんあるという意味だけではなくて影響があると思います。しかし、テレビとの違いは、ただ座って見ているだけではなくて、読むことをしなければならないので自主的な意志が必要な部分が違うと思います。
11. 現在のレディネス観では適切な環境を整えることで早期教育は可能になると学んだのですが、早期教育というのは子どもの将来を考えたとき効果的なのでしょうか?また先生は早期教育に関してどうお考えですか?
答:そうですね。人間の発達における敏感期(最近はレディネスという考え方は使わないことが多い)の環境は早期教育といえば早期教育になりますね。私は、子どもの健全な発達と健康の促進のためという意味では、早期教育というか適切な環境(心理学的な意味での社会的、物理的環境)は必要だと思っています。
12. メディアの偏向報道は日本政治の中にも垣間見ることができると思います。このような報道を全て鵜呑みにせず、批判する能力はどのように養っていけば良いのでしょうか。やはりそのためには読書は有効な手段でしょうか。
答:そう思います。報道を全て鵜呑みにせず、批判する能力は、幅広い知識と広い視野を広げる以外にはありません。そのためには、「本を読む、友達と話す、旅をする」のが最も有効だと思います。
13. テレビを見すぎることは良くないことだと思いますが、子どもにはテレビを見ないと話についていけないなどということがあると思います。そういった問題を解決するにはどうしたら良いと先生は考えますか。
答:適度に見せること、見ていなくても友達をうまくやって行く人間関係を作ることです。子どもに、「人は人、自分は自分、だけど仲良し」ということを教えるのです。
14. メディアがさらに進化を遂げる上で今後問題になってくること。
答:情報が常に容易く入ることで、それに頼りすぎてしまうこと。例えば、携帯が無くては不安になってしまうなども同じような現象だと思います。
15. 先生は自分の子どもを育てるときに、なにか意識的に取り組んでいたことはありますか?
答:ルールを守ることとノルマ(やるべきこと)を確実に果たすことでした。
16. 先生はどんなテレビ番組を良く見ますか?
答:土曜日の「世界不思議発見」くらいしかみません。後は全くと言っていいほど見ません。そうそう、一年に数回、テレビで映画を見ることがあります。
17. 質問としては、先生の家にはテレビはあるかどうかです。
答:単身赴任なのですが下宿にはありません。実家にはワイフが見るのでテレビはあります。
18. 座右の銘はなんですか。
答:何年かに渡って変わってきました。最近は「人は人、自分は自分、だけど仲良し」です。以前は「明日のことを思い煩うな、今日一日の苦労は今日一日で足れり」でした。
19. 先生はどうしたら子どもはメディアに心を蝕まれないと思いますか?
・メディアから悪い影響を得てしまう子どもはどのようにして変えることができるのですか?
答:親や大人が、子どもの生活に関わること。それも、形式的に出なく、きちんと一緒にメディアに対応することだと思います。例えば、携帯を子どもに持たせないというのでなく、携帯を必要なときには使わせるけど、毎日親がチェックする、インターネットも一緒に使うなどです。結局、こっども画本当に自分で判断できるようになるまで、親がもっと子どもに関わることが必要だと言うことです。そして、関わりたくないのであれば、もっと、小さな段階で自立性を求めるような教育をするべきだと思います。
20. 冒頭でも書いたとおり私はドライブが好きなのですが、先生は車で旅行に行かれることはありますか?あるとしたら、どういったところがお勧めでしょうか。
答:これは、日数と予算と季節と、あなたの興味がわからないと答えにくいです。夏は北海道がいいけど。冬はフェリーも揺れるし・・・今の季節なら、紅葉のきれいな日光や鬼怒川、近くなら高山村もいいですね。
21. 川島先生が考える「親として子どもを育てるときに大切なこと」はどのようなことだと思いますか?
答:子どもとの毎日の生活を楽しむこと。親が楽しい毎日を暮らしていないと子どもも楽しくならない。子どもは親を見て育つのだと思っていました。
22. メディアの中には常に正しい情報・誤った情報が混在していますが、先生はその中で情報を得る際に注意していることはありますか?
答:私は、スポーツ放送の実況中継などは別ですが、常にメディアの情報はとりあえず、疑ってかかることが多いです。そして、一つの情報を一つの出所だけでなく、できるだけ多くの手がかりを求めます。
23. 前回はご回答ありがとうございました。今回の本は前回のものに比べ,読みやすいものでした.私は本の好き嫌いが多く,引き込まれない本には手が進みません.川島先生は,たくさん本を読んでいると授業の中で話されていましたが,自分に合わずに読み終えられなかった本などはありますか?
答:私は、それほどたくさんの本を読んでいるとは思っていません。長い間生きてきたので自然に読んでしまったという程度です。そして、つまらない本は途中でやめることもよくありません。ちょっと、読み始めておもしろくなささそうだったり、バカバカしくなって腹を立ててゴミ箱に捨てることもあります。また、時間をかけて(一ヶ月以上)も読み込めなくてあきらめてしまうこともあります。本を読むと言うことは、いつも良い本にあたるとはいかないのです。
24. 質問というより個人的な感想かもしれませんが…「保護者が子どもに見て欲しくないテレビの番組」のランキングについて、私は中学校の時にこのランキングを元に担任の先生から指導を受けていたので知っていました。けれども、今回何となく母親にこのランキングのことを話したら、「そんなの全然知らなかった」と言われました。私は当事者であるはずの、保護者の中にも知らない人が居ることに単純に驚いてしまったのですが…先生はどう思われますか?
答:そうですか、そんなランキングがあったのですか。知りませんでした。探してみよう。でも、私は多くの保護者の考えていることが正しいとは思わないので・・・衆愚という言葉もあるくらいですから・・
25. この本では、メディアによって若い人に良くない影響を与えていることや犯罪につながったことを指摘していました。自分たちもテレビを見て育ってきましたが、犯罪は良くないこと判断はできないことはないと思います。そういう事件について知ることは犯罪のきっかけになってしまうかもしれませんが、それだけが原因ではないように疑問に思いました。このような事件につながらないように学校ではどのような指導ができるといいのでしょうか。
答:難しい問題ですね。結局、学校でも、実際起きた問題を取り上げて具体的に一つ一つ考えさせてゆくしかないと思います。しかし、最近の新聞でも、学校の先生が、ちょっと、死をテーマにした課題を出すだけでマスコミにたたかれるのですからね・・・マスコミにたたかれるような題材は使いたくないし・・・
26. 先日、23歳の教師が小学生に、答えが「人を殺すこと」という問題を出した。という記事が新聞に載っていました。またその隣には、殺人事件の推理問題で、校長が殺され、犯人を捜すという問題に実名を用いた先生の記事が載っていました。これらについて、個人のモラルの問題だけでは済まされない何かが潜んでいるように感じますが、先生はどう感じますか?
答:私は、全国版のマスコミが取り上げるような話題なのだろうかとも思っています。いろいろな先生が、いろいろな場面を利用して、子どもを教育するのは悪いとは思いません。なにしろ、全国で、高等学校までの教師の数で、100万人以上いるのですから、まあ、いろんな教師がいて当然ですよ。
27. ;P38に「人格を改造する力が私たちの社会環境には存在するのだ。」とありますが、その環境が元に戻っても人格は変わりっぱなしということなのですか?戦争で人を殺すことに慣れでしまっでも、元々の生活に戻れば、入を殺すということに罪の意識は戻るということなのでしょうか。
答:それは、ケースによりますし、その人にもよると思います。戦場では人を殺さなければ殺されてしまう場面もあるでしょう。そして、戦場で人を殺したことをその後も悔いている人もいますし、うまく、忘れることのできる人もいると思います。また、戦場での人を殺した場面での感情の状況にもよると思います。人間の記憶は場面やその人自身の精神状態などで変わってくるからです。
28. オウム真理教は現在でも存在しますか?
答:たぶん、「アレフ」か「ひかりの輪」という名で存在していると思いますが・・・
29. このようにテレビの影響について様々な調査結果が出ているにも関わらず、テレビの影響についての理解があまり人々に広まっていっていないように思います。それは、何故でしようか?
答:そりゃ、テレビ局などのマスコミは自分達の都合の悪いことは広めないと思います。それどころか、つぶそうとすると思います。そんなことをしたら、自分たちが仕事を失うし、多くのテレビの広告を通して儲かっている企業もつぶれてしまうでしょう。まあ、会社というものは儲かることは何でもするのです。儲かれば視聴率が上がれば、内容はどうでもいいのですよ。
30. ぜ「川ティプログ」というものをつくったのですか。なぜ、「川ティプログ」という、ちょっとポップな名前なんでしょうか。大学の先生で、自分のあだ名を積極的に使っている先生は稀だと思います。なにかねらいがあるのでしょうか。
答:そんなことは、あんまり考えたことがなかった。川ティってポップ?・・うれしいですね。なにも、ねらいはありません。単に覚えやすそうだったからです。なぜ、作ったかは、授業中に答える時間が少なかったことと、質問をした人以外にも、質問と回答を見ることができるようにしたかったからです。個人の質問へのコメントでは、その人にしか返せませんからね。しかし、これまでも、他の人に知られたくないような質問の場合は、メールアドレスを書いてくれれば、個人的に返答しています。