これで、今学期の質問はすべておしまい。みなさん、ご苦労様でした。私も半年間楽しませてもらいました。有り難うございました(今日は、昨日のサッカーでちょっと眠かった)。
1. 先生は世代によって障害に対する偏見はあると思いますか。
答:もちろん、あると思います。それは、その時代の社会の価値観や政治的な背景が大きく影響します。また、現代では、マスコミの影響もかなりあると思います。発達障がいは、その典型的な例だと思います。一方、偏見だけでなく、例えば、ウツとはいえない人が自分がウツであると考えてしまうような反対の方向もあると思います。
2. 一年間ありがとうございました。突然ですが、①お金と時間と労力がかかる夢、②卒業後すぐに就職し安定した収入を得る、どちらを取りますか?(説明が下手ですいません)
答:そうですね。大学院や専門学校などに行って、自分のやりたいことをやるためには、時間とお金がかかります。一方、就職をすれば安定した収入を得ることが出来ます。その場合、実際にはその仕事の内容だと思います。例えば、心理学で言えば、大学院にいって臨床心理士の資格を取っても児童相談所などの公立機関に勤めるのに有利だということはありません。公務員の試験に受かれば児童相談所などの期間に勤めながら勉強をすることが可能であり資格は問題にされません。一方で、研究者になりたいのであれば、お金も時間もかかりますが、現在では博士課程に行くしか道がありません。その他にも、自分が、社会に出てから、自分の力や能力を十分に発揮できる仕事に就くことが出来るのはどこであるかを考える必要もあると思います。
3. ほめて伸びる子と、叱られて伸びる子がいると思うのですが、ほめて伸びるからって褒めっぱなっしで叱らないというのはいけないと思うし、その逆もいけないと思うのですが、そのさじ加減はどのように調節すればいいのでしょうか。川島先生がお考えになる目安のようなものがあったら教えて下さい。
答:そうですね。ほめる場合でもいろいろな条件があります。必要以上にほめられていると失敗した時に落ち込みが大きくなりますし、叱られていても、適度に認めれれたりほめられたりしていると、我慢強い子どもになります。また、嫌いな大人にほめられるのはほめられたことになりませんし、好きな大人に叱られると素直に反省します。なんでも、そうですが、ほめればいいというものでもないししかれば悪いと言うことでもありません。子どもは、ほめられることで次に同じ行動をする確率は高くなりますが、ほめられた同じ行動がたびたび現れるとは限りません(例:思いやり行動)。また、ほめるのではなく、見守ることで子どもにとっては十分な強化になることもあります。そう考えると、ほめる叱るの目安や、さじ加減のような量的なものでなく、そのしつけや教育を行う大人の人間的な態度が重要だと思っています。
4. いつも丁寧に質問に答えていただき、ありがとうございました。かわティプログを読むのがとても楽しみでした。恥ずかしいながら、私は人と打ち解けるまでにとても時間がかかります(会話の中で敬語が1年くらい抜けなかったり、表情が硬かったりなどなど。)先生は人と早く打ち解けられる方ですか?また、先生は人と早く打ち解けるためにしていることはありますか?
答:まず、いつも笑顔でいること(相手が笑わなくてもこちらから笑いかけること)、次に余計なことは言わないこと、ことばは必要ありません。人間は近くにいて見ていてくれるだけで楽しいのです。
5. 先生は初対面の相手の何を一番に見ますか?それはなぜですか。
答:それは、目ですね。その人が何を思っているかが推測がつきますよ。考えていることはわからなくても、ポジティブかネガティブか位は予想がつきますから・・・
ちょっと、感想も・・・
-------------------------------------------------------
先生が教師と生徒でなく、「友達として接してみる」「正直に」というお話をしてくださって本当にうれしかったです。私はどうしても先輩や友達など相手との関係を考え過ぎてしまいます。しかし友達という関係が一番密接で相手の気持ちに立って考えようとする気持ちが強いと思ったので、これからはその考えを忘れずに接していきたいなと思いました。私は今まで本を読むことができませんでした。映像で情報を得て頭の中でイメージをするということをしてきませんでした。今回先生の授業を前期と後期で受講して、本を読めるようになったので、これからいろいろな作品に触れていきたいと思っています。旅もたくさんします!ありがとうございました。
1. 先生は世代によって障害に対する偏見はあると思いますか。
答:もちろん、あると思います。それは、その時代の社会の価値観や政治的な背景が大きく影響します。また、現代では、マスコミの影響もかなりあると思います。発達障がいは、その典型的な例だと思います。一方、偏見だけでなく、例えば、ウツとはいえない人が自分がウツであると考えてしまうような反対の方向もあると思います。
2. 一年間ありがとうございました。突然ですが、①お金と時間と労力がかかる夢、②卒業後すぐに就職し安定した収入を得る、どちらを取りますか?(説明が下手ですいません)
答:そうですね。大学院や専門学校などに行って、自分のやりたいことをやるためには、時間とお金がかかります。一方、就職をすれば安定した収入を得ることが出来ます。その場合、実際にはその仕事の内容だと思います。例えば、心理学で言えば、大学院にいって臨床心理士の資格を取っても児童相談所などの公立機関に勤めるのに有利だということはありません。公務員の試験に受かれば児童相談所などの期間に勤めながら勉強をすることが可能であり資格は問題にされません。一方で、研究者になりたいのであれば、お金も時間もかかりますが、現在では博士課程に行くしか道がありません。その他にも、自分が、社会に出てから、自分の力や能力を十分に発揮できる仕事に就くことが出来るのはどこであるかを考える必要もあると思います。
3. ほめて伸びる子と、叱られて伸びる子がいると思うのですが、ほめて伸びるからって褒めっぱなっしで叱らないというのはいけないと思うし、その逆もいけないと思うのですが、そのさじ加減はどのように調節すればいいのでしょうか。川島先生がお考えになる目安のようなものがあったら教えて下さい。
答:そうですね。ほめる場合でもいろいろな条件があります。必要以上にほめられていると失敗した時に落ち込みが大きくなりますし、叱られていても、適度に認めれれたりほめられたりしていると、我慢強い子どもになります。また、嫌いな大人にほめられるのはほめられたことになりませんし、好きな大人に叱られると素直に反省します。なんでも、そうですが、ほめればいいというものでもないししかれば悪いと言うことでもありません。子どもは、ほめられることで次に同じ行動をする確率は高くなりますが、ほめられた同じ行動がたびたび現れるとは限りません(例:思いやり行動)。また、ほめるのではなく、見守ることで子どもにとっては十分な強化になることもあります。そう考えると、ほめる叱るの目安や、さじ加減のような量的なものでなく、そのしつけや教育を行う大人の人間的な態度が重要だと思っています。
4. いつも丁寧に質問に答えていただき、ありがとうございました。かわティプログを読むのがとても楽しみでした。恥ずかしいながら、私は人と打ち解けるまでにとても時間がかかります(会話の中で敬語が1年くらい抜けなかったり、表情が硬かったりなどなど。)先生は人と早く打ち解けられる方ですか?また、先生は人と早く打ち解けるためにしていることはありますか?
答:まず、いつも笑顔でいること(相手が笑わなくてもこちらから笑いかけること)、次に余計なことは言わないこと、ことばは必要ありません。人間は近くにいて見ていてくれるだけで楽しいのです。
5. 先生は初対面の相手の何を一番に見ますか?それはなぜですか。
答:それは、目ですね。その人が何を思っているかが推測がつきますよ。考えていることはわからなくても、ポジティブかネガティブか位は予想がつきますから・・・
ちょっと、感想も・・・
-------------------------------------------------------
先生が教師と生徒でなく、「友達として接してみる」「正直に」というお話をしてくださって本当にうれしかったです。私はどうしても先輩や友達など相手との関係を考え過ぎてしまいます。しかし友達という関係が一番密接で相手の気持ちに立って考えようとする気持ちが強いと思ったので、これからはその考えを忘れずに接していきたいなと思いました。私は今まで本を読むことができませんでした。映像で情報を得て頭の中でイメージをするということをしてきませんでした。今回先生の授業を前期と後期で受講して、本を読めるようになったので、これからいろいろな作品に触れていきたいと思っています。旅もたくさんします!ありがとうございました。