かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答(生徒指導A090122) 日本の行く道 集英社新書 橋本 治 討論+遅れた分

2009年01月24日 | Weblog
皆さん、ご苦労様でした。みなさんに、良い単位を出すことが出来るといいなあ。
これで、今学期の質問回答は終わりです。休み中も、このブログのコメントから質問してくれてもいいですよ。すぐには表には出ないようになっています。

1. 先生は死刑制度の存在を支持しますか?
 答:私は、死刑廃止論者ではありません。殺された人やその家族の立場を考えるとそうは言い切れません。また、戦いも絶対にだめとは言えません。他国が攻めてきたり、襲われたりした時には、戦います。

2. 先生は日常でどのようなエコに取り組んでいますか?
 答:エコって、なんだかよくわからないので、やっていません。エコロジーなんだろうけど、エコノミー(節約)と混同してしまう。ちなみに、節約なら、いつもしていますよ。

3. 日本が国際的な場面において積極的な発言をしていないということは感じていたことだと思いますが、その原因として江戸時代末期まで遡った「二つの小さな戦争の傷」が考えられる橋本氏の論について、先生はどうお考えになりましたか?
 答:確かに、歴史にもしもは無いけれど、そういう解釈も成り立つのでしょうね。私も二つの小さなチャリでころんだ時の傷を持っています。

4. 年末年始はどのように過ごしましたか?
私は実家に帰って、お買い物に行ったり、高校の頃の同級生と初詣に行ったりしました。
 答:結婚している子ども達と孫が、遊びに来ていたので家にいました。

5. 来年の授業に向けて「これは読んでおけ!」というような本など何かありますか?(心理2年)
 答:基本的に、Introduction to Psychology を何度も読むのが、心理学を学ぶコツです。


6. 最初の方に比べて、大分自分の意見が言えるようになってよかったです。
成人式は出なくてもいいと思っていたんですが、結局同窓会に出れませんでした(連休最終日なのと大阪なので帰れない。)先生は成人式にではりましたか?
羽田空港経由で帰るとき、モノレールがやけに揺れていて怖かったです。昔からあんなに揺れてました?
 答:私の時代は、大学紛争の時代で、そのような行事は「大人からの押しつけ」として、反発をしていました。その結果、多くの人が出ませんでした。また、卒業式なども出ませんでした。
 モノレールは、できたときから、カーブで揺れていました。

遅れたレポートから
7. 教育政策全般に関して、バッシングが多いのですが、ほめる人は見た事がありません。人間は短所が目につきやすいということはありますが、ちょっと否定が多すぎると思います。なぜなのでしょう。
 答:まあ、批判する方が簡単ですし、面白いですからね。批判することの方を意味があると思われていますし・・・


8. 骨折しました。骨にいい料理を教えてください。
 答:カルシュームと言えば牛乳ですから、牛乳鍋なんてどうでしょうか。豆乳鍋があるのだから、やったことはありませんが平気でしょう・・どんなものになっても責任は持ちません。後は、


9. 豊かさは人間を弱くするとありましたが、僕もそう思います。。人力の代替能力となっている機械を捨てる事はこの先できると思いますか?
 答:歳をとると、機械が使えなくなりますし不器用になります。それに、お金がなければ、便利な機械も作れません。貧乏な方が、人間が強くなるということですね。でも、なかなか、楽な方へと流れてしまうのが人間です。ということは、機械を捨てることが出来ないということでしょう。


10. 私は今、特技は何かと聞かれたときに答えられるような、人より秀でたものがありません。何か大学生のうちに将来の自分に役立つような、特技を身に付けられたらと思います。先生は大学の頃、そういったものはあったのでしょうか?
 答:いろいろと挑戦してみるといいと思います。そうすると歳をとった時には経験でいろいろ出来るようになります。私は、子どもの頃から、不器用だといわれてきました。しかし、日曜大工でいくつも家具を作ったり、ウッドデッキを作ったり、パソコンや自転車を組み立てたり、キャンピングカーを作ったり・・挑戦してきたおかげで、いろいろなことが出来るようになりました。


11. この本の中に子どものホームページ作りは是か非か?という問いがあったのですが、川島先生はどう思いますか?
 答:大人が一緒に、ホームページを作るのはいいと思いますし、そのことが親子の共通の話題になると思います。何でも、勝手にやらせて、問題が起こると制約するという方向が多過ぎると思います。


『日本の行く道』 後半
12. 「家」についてのシステムと言うのは、どういうことだと思いますか? 
 答:私は、家というシステムは、重要だと思っています。私は、出来れば出来るだけ多くの家族が集まって暮らす、白川郷のような、家のシステムが大切だと思っています。それは、血縁関係というのでなく、一緒に暮らして生きて行く「生活共同体」としての家です。私自身も子どもが結婚するまででも、高校卒業以降は、子ども達を対等な立場の共同(協同)生活者であると考えていました。そう考えたために、家事なども親がやらせるのでなく協力して行うことが出来ました。

質問と回答(生徒指導B090121) 日本の行く道 集英社新書 橋本 治 討論+遅れた分

2009年01月22日 | Weblog
 これで、生徒指導Bの質問が終わりました。私も楽しい学期でした。

1. 先生が学生時代に経験した、いじめには「いじめっ子」はいましたか?
 答:いたとおもいます。しかし、集団ではなく、1対1でいじめていたような気がします。

2. 先生は、何を基準に大人になったといえると思っていますか。自立の基準は経済的ですか?精神面ですか?教えてください。 半年間ありがとうございました。
 答:両方だと思います。経済的には、一応、親に負担をかけなくなった時、精神面では、自分のことを誰かに相談はするにはしても、最終的に自分で決めたと思う時です。しかし、私は、いまでも、ワイフは、玄関で出かける時に「ハンカチ持った、ティッシュは?お財布わすれていない?」などと言われています。

3. いじめを察知するために具体的にどんな手段が効果的なのでしょうか。
 答:集団内でのいじめを察知することは難しいと思います。そのために、授業でも扱いましたが、その子どもが、いくつかの友人集団に属すことができるようにすることでいじめを察知することができると思います。

4. 「大人とは」の問いの前に、「子ども」とは何だと先生はお考えになりますか?
昔は、「子ども」という概念は無く「小さな大人」であったそうなので、その辺と絡めていただければ幸いです。
 答:「小さな大人」であるということは、大人が、子どもに、「自分のことを自分で決めてごらん」という態度があったのだと思います。現在は、大人が、できるだけ関与することが大人の役割だと思っている風潮があります。私も、皆さんがレポートを出すかどうかは、皆さん自身の責任だと思っています。

5. 先生は海外の教育のうち、どこの国の教育が一番素晴らしいと思いますか?
 答:海外のすべての教育を知らないし、それに、何がいいとすばらしいのかもわからない。しかし、自分の国の将来が、子どもの教育にかかっているという自覚をしている国がいいと思います。さらに、国だけでなく、世界に役に立つ子どもを育てるという発想もあります。それらは、どれも、自分の子どもだけが幸せになればいいという日本の親とは違うような気がします。

6. 私は長い間話し合いをしていると今まで何について話し合っていたのか急に分からなくなる事があります。こういうことにならないようにするにはどうしたらいいでしょうか。
 答:それはありますよ。授業中も話がそれて雑談から、いま何を話していたのかを忘れることがよくありますから・・・逆に言うと、それだけ一生懸命話をしていると言うことになりますが・・私の場合は、ただのボケかもしれない。

7. 最後の討論となりましたがとても面白かったです。同じ本を読んでいても感じ方は人それぞれで、討論の中でいろいろな見方・考え方を聞けるのはとてもよかったです。
 答:そうですね。本当は、私も皆さんの中に入って討論をしてみたいと思っています。でも、私がいると、発言しにくくなる人がいると思うので、やめています。

8. 先生は、テストや成績ということを無視して、文学や歴史、数学、科学などに興味を持った事は学生時代にありましたか?
 答:それは、よくありました。高校時代は歴史の本に、大学時代は宗教と政治の本に、はまっていました。

9. 先生は子どもはなぜ「いじめを訴えられない」のだと思いますか?また、日本から超高層ビルをなくす事に、なんの意味があると思いますか?
 答:いじめを訴えられないのは、授業でも言いましたが、いじめられている子どもの視野が狭く、そこでしか、自分が生きられないと思っているからです。教育の目的の一つは、視野を広げることです。今の学校教育にも、もっと子どもの視野を広げることを目的とした部分があると違ってくると思います。それも、知識としての視野でなく、人間として、いろいろな人間関係や価値観を持った人間がいることを教える必要があると思います。レポートを読んでいても、よくまあ、いろいろな意見があるものだと思いますよ。また、私も成長した?


10. 春休みに広島まで行くのですが、どこかお勧めのスポットはありますか?穴場なところがあったら教えてください。
 答:穴場ではないけれど、長野から広島までの途中では、姫路城(白鷺城)が一番だと思います。その他には、尾道の町も坂だらけで、海か川かわからないというような部分に囲まれているのが印象的でおもしろい町でした。おのみちーは♪♪いつかきたみーち♪♪

11. 先生は、「なぜ勉強しなければならないのか」と聞かれたらどう答えますか?
 答:君が、君の持っている能力を十分に発揮して、社会のために役立つようになるために、いろいろな知識と考え方を知ることが必要なのですよ・・・・と答えます。どうも、世の中全体に、子ども(個人)のために役に立たないと、意味がないという先入観があるようですね。

ここから遅れたレポートです。
12. 先生自身は1960年代に戻すという考え方に対して、どのようにお考えなのですか。教えてください。
 答:戻せるものなら、やってみたら。でも、そんなに、いい時代だったとは思えないけど。

13. 海外の家庭では温暖化に対して何か行っているのだろうか?
 答:基本的に、日本と同じです。

14. 地方を活性化させるためにはどんなことをしたら良いと思いますか。
 答:まず、地方が活性化することが必要なのでしょうか。そんなに活性化はしなくても暮らしやすい、生活の中で満足感のある地方ならそれでいいのではないでしょうか。

15. もし外国の人に日本の誇れるところをするとき、何を紹介しますか?
 答:さっき出てきた「姫路城」。それと秋葉原、あまり言わないけど、皇居(江戸城)。そして、無形なものや産業としては、伝統工芸、からくり人形、いい車が安い・・・たいしたことないなあ。

16. 先生の好きなテレビ番組、また嫌いな番組は何ですか?
 答:テレビを見ないのでよくわかりませんが、ためしてガッテンと世界不思議発見は、月に1回くらいは見ます。

17. 先生の思い出に残っている食べ物は何ですか?
 答:たくさんあるなあ。子どものころ海で魚をもらって刺身にして食べたこと、ポルトガルで夕日を見ながらオージャ(リゾット)を食べたこと・・・そう考えると、食べ物の思い出は、その食べ物だけでなく、その場面や一緒にいた人の印象で決まるような気がする。

18. 自転車であちこちに行くのは好きですか?サイクリングはどの季節がいいと思いますか?
 答:たぶん、初夏がいいなあ。ちょっと、まだ、肌寒い時期に汗をかくのはいい気持ちです。

19. 先生の行っているエコ活動はなんですか?
 答:エコって、なんだかよくわからないので、やっていません。

20. ブログを始める前はどのようにして生徒からの質問に答えていたのですか?
 答:授業中に答えていました。

質問と回答(生徒指導B090114) 日本の行く道 集英社新書 橋本 治 後半 + 遅れた分

2009年01月16日 | Weblog
みなさん、よく頑張りましたね(これは、自分に対しても同じですが)。後は、討論の感想だけですね。あと少しです。

1. 卒業論文の書く際に悪戦苦闘しています。卒業論文はなぜ必修なのでしょうか?
  答:まず、卒業論文を書くことが、大学での学習に必要だと考えている人がいるからです。次に、なぜ、必要だと考えているかというと、推測ですが、1,4年間で学習したことをまとめる形で発表することで、研究のマネを知ることが出来る。2,大学時代にその学生にとって一つくらいは、オリジナルな問題に取り組むことが必要である。3,大学教員の個人的な指導の下で、学問を通してのコミュニケーションをとることが有益でである・・などでしょうね。

2.日本で住んでみたい県はどこですか?ちなみに私は沖縄です。長野は寒さが大変厳しくて耐えられません。。。(笑)
  答:沖縄、いいですねえ。私は、千葉を考えています。東京から近いのと、房総半島の突端当たりは、とても寂れているのに(コンビニもない)暖かいからです。私は、定年退職したら、スペイン(かポルトガル)、アメリカのフロリダ、オーストラリアかニュージーランドを3ヶ月~半年くらいずつ回りたいと思っています。基本的には、滞在する時期に一日の気温が25度~18度のところを探して滞在したいと思っていますが・・・お金が続くかどうかわかりません。


3. 先生に質問です。先生は環境に良いとされることを何かしていますか。また、地球環境を良くする一番の方法は何だと思いますか。教えてください。
  答:お釈迦様は、「悪いことをするよりは、何もしない方がいい」と言っています。でも、生きている限り、悪いことをしないではいられません。生きているだけで、地球環境を悪くしています。そう考えると環境に良いことなんて、なにも出来ないような気がする・・

4. 家を出て行くということに関して、先生自身は自分の子どもに望む事。家を継いでほしいだとか考える事はありますか?
また、先生が学生時代、職業などを決定しなければならないときに、家を出るというような事を意識しましたか?
  答:まったく、ありません。私は、子ども達が「自分の能力を発揮して、社会に貢献する」ためには、外国であろうと宇宙であろうと出かけることを、親が引き止める権利はないとおもっています。というより、子どもには子どもの生き方があります。ここで、家を継ぐという考え方は、農家で土地を相続するという、生き方に基づいています。あなたの家が農家で、農業を継擬態と思っているのであれば、家を継ぐのがいいと思います。しかし、現在の憲法では、「家を継ぐ」という概念はありません。結婚すると、子どもは、新しい「家を創る」のです。

5. これが最後の本でしたが、なぜこの本を最後にしたのでしょうか。私たちにこれからの日本の行く道を考えて欲しいからでしょうか。
  答:この作家が好きだからです。また、この作家は、一般の常識的でない答え(正しいか正しくないかわからないが・・)を提供していくれるからです。


6. 先生は自分の過去の選択を後悔したり悔やんだりするほうですか。
  答:一日寝ると、忘れてしまう方です。

7. 先日年越しそばを食べました。太く長くいきたいならうどんの方がいいんじゃないかなぁと思いつつ食べました。そばの具でお勧めがあったら教えてください。
  答:そりゃ、ワサビです。私は、そばを食べる時には、多少高くても「生ワサビ」を買ってきてすります。生ワサビは、特に長野は産地なので、東京で買うより、ずっと安いのです。


8. 川島先生は「自分がダメだなー」と漠然と感じる時や事はありますか?
  答:いつも、思っています。今も。この答えも、風邪をひいたために遅れて書いています。でも、時々は、「一夫、がんばっているなえらいぞ」と自分を誉めたりもします。


9. 前時の授業で、アメリカにおける危機介入の方法や児童虐待を防止する方法を学んだのですが、他の国はどうなのでしょうか。例えば、今教育において注目を集めているフィンランドでは、モデルとして取り上げられるような例はないのでしょうか。
  答:すみません。よく知らないので今度、伏木先生に訊いてみます。


10. 若者文化について少し考えてみましたが、どうもしっくりきません。先生は若者文化とはどのようなものだと思いますか。また、若者文化が定着すると大人になれないという意見に対してどのように応えますか。
  答:大人になるということは、多様な価値観を認めることです。ですから、固定した価値観を身につけても、そこから脱却出来ないと大人なになれないということになるのでしょう。


11. 先生は江戸時代に戻ってもよいと思いますか?
  答:いいけど、歴史に、もしもは禁物ですから・・・

12. 最近、自分の中で豆乳がブームです。先生は今はまっているものがありますか?
  答:僕も豆乳にはまった時がありました。今は、昨日から春休みにどこに行こうかとネットにはまっています。


13. 先生が好きな映画と本をよかったら教えてください。
  答:映画も本もたくさんありますが、最近見た映画では、「ホリデー」かな、本は、「記憶と情動の脳科学」


14. 先生は日本に生まれた日本人でよかったと心のそこから感じる事はありますか?
  答:あまり、無いような気がします。地球に生まれて、人間に生まれて良かったと感じたことはありますが・・・


15. 先生は今の国会を見ていてどう思いますか?
  答:くだらない、勝手にやって!と思っています。あの人達は、自分の立場と自分の名誉欲で動いているのですからね、とは思いますが、現実には、私の生活にも関係するので、何とかならないものかと思っています。


16. この「日本の行く道」という本の中にはさまざまな視点から見た内容がありましたが、先生はどの内容に興味を持ったか教えて欲しいです。
  答:まず、いじめの部分です。次に、豊かさについての部分です。

17. 官僚たちに鼻の先で笑われる程度の「国民」ではなく、官僚たちに敬意を払われるような国民になるためにはどのようなことをしていくべきなのでしょうか。
  答:私の友人に官僚がいますが、真剣に日本のことを考えていますよ。

18. 先生の好きな国はどこですか?
  答:特別には、ありません。どこでも地球です。地球が好きです。

19. 日本から世界に対して何かを働きかけていくということは効果のあることだと思いますか?
  答:何をやっても、大したことはないでしょう。地球レベルでことが動くことは、ほとんどありません。せいぜい、先進国です。後進国が影響されているように見えるのは、先進国から見てのことです。後進国では、未だに、権力争いをして、戦争をしています。


20. 私は、著者の橋本さんの考え方というものが、読んでいて飽きないし、面白いと感じましたが、理解する事はちょっと難しく感じました。これで、生徒指導概論での本を読むことはなくなりますが、先生が「この本は読んでおくべきだ」というような本があったら教えてください。
  答:これ一冊という本はありません。しかし、それぞれの専門の分野で、これは基本であるいう本を読むことが必要だと思います。それぞれの分野からの知見は大切です。

21. 先生は実際に1960年代前半に戻せばいいという筆者の意見をどう思いますか?
  答:いいと思います。例えば、豊かさとは何かということを考えるヒントになります。

22. 先生は雇用の問題が今後どうなっていくと予想されますか。
  答:たいした差はないと思っています。せいぜい、3パーセントの差だと思っています。10年単位で考えれば、すぐに元に戻りますよ。

23. 家制度のあったころの離婚率はどれくらいでしたか?
  答:わかりません。おもしろい質問ですね。今度、調べてみたいとおもいます。


24. 先生は「家」を一つのシステムとして考え、「家」でも「愛情でシステムを考えても何の役にも立たない」と言えると思いますか?
  答:そうは思っていません。私は、やはり、愛情の基本は、家族システムだと思っています。

遅れたレポートから
25. 本を読めません。なぜだか分からないけど、読書習慣をつけようと思ってもいつもだめで、今回のように強制されてやればできるもんだと思っていたけど、やっぱりなかなかはかどりませんでした。もちろん、いろんな本を読みたいと思うし、本を読んでいろんな事を知りたいと思い、色々な本を買います。しかし、いつも読むのが遅く読みきれていません。どうすれば早く、またしっかりと本を読めるようになるのでしょうか。
  答:そんなもんですよ。ゆっくりと、じっくりと良い本を読むことが必要です。でも、なかなか読めないので、読まないにしても、いつも手元に、本を置いておくことが大切です。


26. この「自立の押し付け」と「ゆとり教育」には関係があるように思えてならないのですが、先生はどのようにお考えでしょうか?
  答:確かに、そうだと思います。自立の押しつけは、自発的に何かをしなさいと言う意味で、ゆとり教育になります。しかし、ゆとりがあっても自立は進みません。教えるべきことを教えた方が、自立が進むのです。

質問と回答(生徒指導A090108) 日本の行く道 集英社新書 橋本 治 後半 + 遅れた分

2009年01月09日 | Weblog
1.最近やけに忘れっぽくなるわ(スケジュール管理が出来ない)、部屋が全然片付かないわ、とにかく日常生活を送るのにちょっと困っておるんですが、これって薬(心療内科でもらうヤツ)の副作用とかであるんでしょか。この前は携帯が冷蔵庫の中に入ってました。http://yucl.net/manga←ここのサイト見てたら、やっぱり自分の状態を知っておくのって大切だなと思いました。知りすぎると逆に嫌だけど…。
 答:まあ、誰でも、あなたは悩みがあって鬱の部分がありますね、と言われれば、僕だって、ありますよ。しかし、これを商売にしようというのは宗教と同じですよね。おなじ意味で、カウンセリング、カウンセリングと心理学が持てはやされるのも嫌な気がします。カウンセリングを商売にして欲しくないですね。せいぜい、恋愛相談くらいにして欲しいです。


2.本に「先進国に貧民街は無い」って書いてたんですが、西成にしても山谷にしても日本に貧民街があるってことは(長野駅に来て、浮浪者がいなかったことが逆に意外だった)、日本はまだ先進国じゃないってことにど一も納得出来ません。
 答:日本は、80年代まで、先進国ではないとみんなが思っていました。バブルになったとたんに、日本は先進国だ、金持ちだと急に思い始めたのです。しかし、現在では、国民一人あたりの所得は、確か、昨年は世界で19位ですよ。90年代は3位になったこともありますが・・・今は、そんなに裕福な国じゃないのに、イメージだけが、以前上位だったことの印象が残っているのでしょうね。他の国に行っても、日本は一人一人が、そんなに豊さは感じられません。日本で金持ちなのは会社ですよ。
http://nando.up.seesaa.net/docs/gdptable.htm


3.海外旅行をしてみたいと思っているのですが、1度も目本から出たこともなければ、外国の方との付き合いもあまりないので、不安が多くてなかなか行くことができません。先生は初めて海外に行くことになった時はどんな感じだったのですか?
 答:私は、始めて行った外国はイギリスでした。すごく、興奮して「俺はついに外国に来たぞ」と思い、着いたときには、ロンドンの家々がレンガで出来ていて、きれいだなあと思いました。しかし、半年後に地方都市からロンドンに戻ってきたときには、なんて薄汚れた汚い町だと感じたのを憶えています。憧れは、何でも素敵にしてしまうのですね。恋愛みたいなものです。ワイフも最初は、すごく可愛かった?


4.心理専攻の研究室はいつごろ決めるのでしょうか。
 答:1月26日から2月5日頃までに研究室訪問(集団で)をして、第3希望までを提出し、2月10日までに教員が検討して決まります。


5.教師という職業も事実上、終身雇用という制度下で行われてきていると思うのですが、近年の教師の問題によって見直されつつあります。そのことについてどう思いますか?
 答:たぶん、不適格教員の排除という観点を考慮しているのだと思いますが・・・教員免許の更新制度も終身雇用という考え方からは外れます。


6.今、中東や石油で潤うアラブ諸国で、超高層ビルが建てられていますが、必要だと思いますか?
 答:必要か必要でないかは、人によって異なると思います。アラブの人にとっては、誇りとして、必要かもしれませんが、日本や南米の人にとっては必要ないでしょうね。何とかして、長野にも超高層ビルがたたないかな。僕は、高いところに登るのが好きです。


7.先生は、ペットボトルのリサイクルやマイ箸についてどう思いますか?
 答:いいんじゃないですか、それで、少しでも役に立っていると思っている人にとっては大切ですよ(誰にでも、自己満足は大切です)。


8.先生はどうしてこの本をお選びになったのですか。
 答:1,作家が好きだから、2,イジメについての考え方が自分とおなじだから、3,いろいろな問題をいろいろな考え方があることを教えてくれるから・・かな・・


9.先生はいつもどのようにお正月を過ごしていますか。自分はたいてい寝正月やってます。
 答:結婚した、子ども達が集まってきて、食事会をします。また、母のところで兄弟が集まります。それから、箱根駅伝をテレビで見ます。

10.前から思ってたんですけど、方言としての江戸言葉で、「手前(テメエ)」というのは「自分」と「お前」のどっちの意味なんでしょうか。素朴な疑問です。
 答:うーん、考えたことがなかった。確かに、手前(テメエ)は、「自分」については謙遜して、「お前」については、卑下して使いますよね。わからん。


11.中央集権か地方分権かだったら、どっちのほうがメリットがあると思いますか?
 答:それぞれ、分野によって異なると思います。また、都市部と地方とも異なるでしょうね。(当たり前すぎる答えかも・面白くない?)。東京のように予算のある地方ならいいけど、長野のように金のない地方では地方分権になっても困りますね。

12.先生は家庭の味といったら何の料理ですか。
 答:鮭(サケ)の粕汁・・ワイフが作る料理の中で一番の好物です。

13.川島先生は「日本の行く道」が心配ですか?私は将来ファシズム国家が復活しない限り大丈夫だと思っていますが…。
 答:心配といえば心配ですが、ファシズムでも、良い人の独裁者は、良い政治形態だという考え方もあります。但し、独裁者で、良い人間でいられるのは誰もいないと思っていますが・・


14.教科書P113などに西原理恵子さんの漫画があってびっくりしました。先生は西原さんの漫画を読まれているのですか?私は「毎日かあさん」シリーズが大好きで2008年に読んだ漫画の中ではベストヒットでした。
 答:あの章は、水田恵三先生が書いたもので、私は、知りませんでした。


15.私は毎年おみくじを引くのですが、先生はひきますか?ちなみに私は今年は「吉」でした。
 答:特別に正月に、おみくじはひきません。ひいたのは風邪だけです。ついでに、正月の酒も後をひいています。


16.地球温暖化について筆者は1960年代の日本に戻せばよいと述べていますが、それについてどう思いますか?先生が考える地球温暖化対策は何かありますか?
 答:長野が暖かくなるので、冬を考えるといいですが、私は、地球全体が氷河期に向かっているので、一時的には温暖化があっても、氷河期になれば寒冷化すると思っています。もちろん、私は生きていませんが。


17.先生は年賀状を何枚貰って、きちんと返信しますか?
 答:年賀状は、もらう前に出来るだけ年末に出します。枚数は200枚くらいです。それはそうと、来年に向けて住所録を作り直さなくちゃ。


前半の質問から
18.私は橋本氏の考え方と自分のこれまでの経験を比べると自分にも当てはまることが多くあり、読みながら頷いていました。中でも「いじめっ子」というイメージがあまり浮かばなかったのですが、先生は「いじめっ子」と接し、カウンセリングなどを行ったことはありますか?
 答:いじめっ子にカウンセリングをしたことはありません。そう言えば、ヘルシンキにマルメッコという有名なお店があった。むすめっこ、にらめっこ??



質問と回答(生徒指導B090107) 日本の行く道 集英社新書 橋本 治 前半 + 討論、遅れた分

2009年01月07日 | Weblog
あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
授業もあと2回になりました。みんな、よく頑張るなあ、と感じています。
さてさて、質問の答えを書こう。

1.子供を押さえつけると自由さが伸びないと考えられて、今のように自由を尊重されすぎて放置のような教育がおこなわれていますが、私はむしろ抑えた反動で伸びようとする力が育つと思います。先生は、よく子どもには小さいうちに教え込むことが必要だと言っていますが、それはこのような理由からですか、それとも、自由さよりも判断基準を正しくもった大人を育てるためですか。
 答:そうですね。結論としては、両方の意味があると思います。自由を尊重していると言うよりも、大人が、子どもをこのように育てたいという信念がないからです。それは、大人が自分で責任を持って子どもを育てることに自信がないことの裏返しにもなります。結局、責任感の無い大人ばかりなのです。


2.最近、ウイスキーを飲む機会が増えました(おいしいと感じるようになったので)。先生はウイスキーを飲みますか。もしお飲みになるのであれば、①学生にも手ごろな安いウイスキー、②値段に関係なくおいしいと思うウイスキー、③先生の一押しのウイスキーを教えてください。
  答:久しぶりのうれしい質問ですね。私は、ウイスキーは、好きではありませんが、スコッチは好きです(ウイスキーというと、バーボンやジャパニーズウイスキーも入ってしまうので)。それも、基本的には、ブレンディッドでなく、シングルモルト(ピュアーモルト)のものが好きです。一番安いのは、たぶん、グレンフィディックだと思いますが、私が好きなのは、2番目くらいに安い「グレンリベット」です。そして、スコッチは割って飲んではいけません。スコッチを造っている人は、ストレートで飲むことを前提にして造っているのです。ということで、①,②、③の質問とも、答えは「グレンリベット」です。もちろん、12年もので十分です。


3.なぜ二十歳で成人という決まりなのですか?
  答:よく知りませんが、たぶん明治政府の段階で成人の年齢を20歳以上とすると決めたのだとおもいます。なぜという理由は、よくわかりません。

4.漠然とした質問なのですが、先生は今の日本をどう思いますか?
5.先生はどのような日本になってほしいですか。
  答:子どもを自分のものでなく、社会全体の宝として大切にする社会、そして、同じ世代を生きる人間として助け合うという意識のある社会です。


6.この本に対する先生の考えを教えてください。
  答:作家の発想が好きです。

7.先生が小学校のころ、いじめっ子はいましたか。
  答:いました。ジャイアンのような子どもや、番長と呼ばれている子ども達がいました。

8.いじめの原因はなんだと先生は思っていらっしゃいましたか。
  答:人間の持っている他者を低く見ることで自尊心を高めようとする気持ち。それが閉じられた集団内で機能すること。

9.いじめがあった場合に、非難することについて先生はどう思いますか?
  答:いじめが表面に見えた場合には、効果があると思います。

10.「何で勉強なんかしなくちゃならないの。」と聞かれたら、先生はなんと答えますか?
  答:大人になってから、能力を十分に生かすためには、いろいろな知識が必要だよ・・・

11.先生はどのようなときに「今の日本はおかしい」と感じますか?
  答:おかしいとは思わないけど、「こんなもんでしょう」というあきらめはあります。

12.なぜ888から999(教育カウンセリング課程の4年生への進級試験)に変わることになったのですか。
  答:もちろん、研究が進んで、新しい知見が増えたからです。(本当かな?)あるいは、先生が9人いるからかも・・

13.先生は「日本の行く道」を読んだ後にこの授業の課題になっている他の本を選んだのですか?
  答:半分くらいはそうです。意図的にではないけれど「日本の行く道」の方を先に読んでいるので、そうなりました。

14.二十歳だけど、今年もお年玉をもらえました。先生は子供や孫が何歳になるまでお年玉をあげますか?
  答:子どもには大学を卒業するまでだったと思います。しかし、基本的に2割を使っても良いものとして、8割は必ず貯金にすることにして取り上げていました。


15.初回の授業で川島先生は、「教員になれば信大の教授よりもよい給料がもらえる」とお話ししてくださいました。それはたぶん、本採用の教員のお話だったと思うのですが、では臨時採用の教員のお給料はどのくらいなのでしょうか。もしよろしかったら教えてください。失礼な質問ですみません。
  答:それは、教員といっても、校長、教頭の管理職といいました。臨時採用の教員は、初任給で月給20万円前後、ボーナス無しです。また、年数がたっても昇級がありません(多少の経験年齢の手当は付きますが)。


16.いじめられていることを打ち明けられない子どもが多くいますが、「いじめ」が起きていることをいち早く察知するために教師はどうすればよいのでしょうか?
 子どもたちのいじめ問題にいち早く気づくようにするためには、普段からどのようなことに気を配っていたらよいのでしょうか。
  答:子ども達が、どのようなグループを作っているか。その中のグループでの力関係の序列はどうかを見ることです。いじめられる子どもは、序列の低い子どもです。まあ、猿山のサルと同じですね。

17.先生はいじめに対してどんな対応をしたらいいと思いますか?
  答:また、授業でやりますよ。

18.日本における格差社会とはなんの格差だと思いますか?
  答:もちろん、表面としては金銭的な格差として表れるようにみえます。しかし、個人の側面から見ると、現実には心理的な側面が多く影響します。自尊心が強すぎたり、その逆にすぐに劣等感を持つなどの自尊心が低くなるなどの心理的な状況の背景となる、育ち(教育環境)の格差として表れるようになると思います。一言で言えば、お金はなくて、貧乏でも心が豊かな人生を送ることが出来れば、それは格差があるとは言えないと思うからです(ボロは着てても、心は錦♪♪♪)。

19.先生は「何かがおかしい」と感じたことはありますか。
  答:おかしいことは、たくさんあるけれど、それぞれが、それなりの理由もある気もして納得してしまうところもたくさんあります(おかしい人も、その個人にとってはそれなりに理由がある?)

20.先生は、自分のクラスの子どもたちの間でいじめがあるとわかったら、どのように対処しますか?
  答:いじめを解消する、一番の方法は、「視野を広げること」です。具体的には、その仲間のグループ以外にも仲間をつくることができることを教えるのです。スポーツやキャンプなど他の友人を作ることが出来れば、いじめはなくなります。

21.先生は今年はどこに初詣に行かれましたか?また、毎年おみくじはひかれますか?
  答:初詣は、行っていません。おみくじも引きませんでした。私は、その代わりに風邪を引きました。

22.昔でいう不良というのは、いじめではなく他校の不良と喧嘩をしていたということなのか?喧嘩によってストレスや怒りを解消していたということなのか?
  答:そのような部分もあったかもしれません。私も同級生と一緒に、他の学校の生徒とケンカをしたこともあります。

23.現代において、子どもたちの周りの環境などが改善されたとして、いじめやいじめによる自殺はなくなると思いますか?
  答:日本人の子ども達の(いや大人も含めて)人間関係の持ち方(仲の良い人間関係のグループが一つ以上作ることの出来ない)では、いじめは無くならないと思います。また、自殺は、遺伝的な要因が大きいと言われているので、これもまた、無くならないでしょう。


思いやりはお金に換算できる!?の討論感想から

24.先生は魚をさばくことはできますか?
  答:出来ます。でも、アンコウはさばけない。

25.主婦の労働力に対して、主婦手当など国から補助があった方がいいのではないかという考えについて、先生はどのように思いますか?
  答:おもしろいと思います。しかし、一律になってしまい、さぼっていてももらえることになりかねませんね。(僕のワイフも、もらえるのだろうか。そうしたら、夫は、なおさら家事をしなくなるのかも・・)。

26.先生は学校現場での「外部経済」や「外部不経済」はどのようなことだと思いますか。
  答:いつも授業で言っていることですが、子どもが社会のアセットであると考えると、学校の存在は、社会全体にとって外部経済になります。しかし、親が、自分の子どもの幸せだけを考えて学校に行かせていることは、外部不経済になると思います。