1. スクールウォーズのような熱い教師はいけないのでしょうか。子どものためにはあのような熱い指導は必要ではないのでしょうか。敬遠されることが悲しいです。
答:そうですね。実際に熱血教師がいるかどうかわかりませんが、学校で熱血教師が、必要な学校場面は,現実には,そんなに多くないと思います。すなわち、熱血教師はそんなに必要がないということです。実際、ドラマのような悪いけど素直な子どもがどれくらいいるのかわかりませんが、実際はそんなにうまくいかないと思います。現場の教師は、もっと地味なものです。現場では熱血先生は1000人に1人いればいいのです。95%以上の子どもが求めているのは熱血先生でなく、生徒をきちんと尊敬してくれる先生です。多くの熱血教師は、一時的にであれ、高圧的な部分を持って体力的(暴力的)にも生徒より勝る部分がなければならないので、結局は力づくで押さえているのと同じだと思います。私は、生徒に命令口調で話すような教師は間違っていると思っています。、
2. 前半部分を読んだだけでも、いじめについてこれだけの考察を巡らせることができるくらい、「いじめ」という言葉の定義は深いように思いました。私が感じた感想は、はっきり言って救いのないところまで考えてしまっているのではないかと思います。後半を読み進めていく中で、なにか解決の糸口になるようなものをみつけていきたいと思いました。また、川島先生は、「いじめ」とはどういうものであるとお考えですか?私のめぐらせた考察は、少々ひねくれすぎでしょうか… よろしかったらぜひご意見を聞かせてください。
答:あなたの考察は、ひねくれているとは思いません。現在の学校制度と現在の日本の価値観を基本としている以上、どうしようもありません。そう考えると、私の意見としては、社会の価値観を変えると言うところに行ってしまいます。それは、現在の日本のいじめの背景になっている社会の価値観の一つとして、相対的な優位性を求めることによって、自尊心を保とうとしているということです。すなわち、現在の学校であれ、社会であれ、自分が自分であるようにといいながら、他者との比較の中で優位に立つことが唯一の正しい方向であると考えていることです。いじめにおける優位性も、他者を自分より下であるという見方をすることで快感をえることになり、いじめられたものは、相対的にいじめられた他者だけでなく、それを傍観している人たちより(ですから,傍観者も被害者の一部になってしまう)も、自分が劣っていると考えることでいじめられたという感情を持ってしまうのです。ですから、いじめは、社会全体の正しいという価値観が多数派であるというだけでなく、絶対的な自己の尊厳を持つことをさせないようにして、社会の中で、「おまえは相対的に他者よりも劣っているからだめな人間なんだ」と思わせる人間関係しか作れない社会であるということなのです。逆に言うと、自分は自分であり、他者との関係が無くても尊敬できる部分を持っていると考えている子どもはいじめられても対抗できるのです(しかし、それをKYなどと言うこともありますが)。ちょっと、長くなりすぎたので授業で話します。
3. 先生は、いじめは「暴力」に分類されるとお考えですか。
答:わたしは、いじめにもいくつかの種類があると思っています。暴力(心理的なものも含めて)に分類される場合でも人数が、多数対1人の場合と、1対1のものは異なると思います。また、暴力ではないけれど、村八分や仲間はずれにあたる社会的な圧力によるもの、そして、出来るだけ匿名で行う、不安を煽るものなどです。この本を含め、いじめを統一して定義しようとしていますが、それは無理があると思っています。
4. いじめは、見て見ぬふりをする人も『加害者』なのだ、ということを、よく耳にします。ということは、クラス全員が共犯ということです。私がクラスの一員だったら、あんなことはやめてほしいけど、巻きこまれたり次のターゲットにされたりするのは恐い、と感じると思います。でもなんとかしたいのです。先生ならこんなとき、どうしますか?どうするのが最善の方法なんでしょうか?先生にとっての『最良策』を教えてください。
答:そうですね。現在の日本という社会の価値観では、何も出来ないのだと思います。小さな頃から、自分で考える行動が一番であるという育てられ方をしない日本の、他者に合わせて価値観を決めるという社会では、どうしようもないのではないかと思います。この問題を解決するためには、一人一人の子どもを、他者に会わせることが一番の価値観ではなく、自分で考えて行動をすることが大切だという価値観を育てなくてはなりません。そのためには、もちろん、大人がそのような価値観を持たなければならないのです。ですから、個人的な「最良策」は、信頼できる仲間を作り、いじめは良くないと話をし、それを少しずつでもいいから広めて行くことですね。
5. 『好き』って、『付き合う』って、一体なんなのでしょう?
答:おやおや、大変な質問ですね。多分ですが、『好き』って、いうのは、その人と一緒にいて、自分が心地よい、役に立つ、面白いであろうという期待を持たせてくれる人間に対して持つ感情じゃないでしょうか。『付き合う』っていうのは、そのような期待を基本として、さらに、お互いについて知ること(自己開示)を前提とした人間関係だという感じかな。
6. 先生は、『恋』と『愛』の違いって何だと思いますか?
答:これもまた、大変な質問だ。前にも書いたことがあるけど、質的に考察するとよくわからないので量的に考えると、自分や親に対する親愛や信頼感を100 とした時に、50以上あれば「好き」、80以上だと「愛」、それが異性関係で性的な欲求と結びつくと「恋」・・・と、まあ、このくらいしか言えませんね。
7. 先生は、奥さんとすごく仲が良いんだなあと思います!ケンカをしたときや、奥さんのことが少し嫌いになったときはありますか?私は、謝らなくても、自然に元通りに戻っていけるというのが理想です。でも、男性が、はっきりさせよう!と言うたび、げんなりします。やはり、問題が起きた時に「水に流す」という考え方はよくないのでしょうか。
答:そりゃ、ケンカをしたら気に入らなくなりますよ。でも、お互いに一日寝ると、なんでケンカしていたのかも忘れることが多いです。それと、私がカッカ来ても、はっきりさせるような内容もないので、無視されることが多いです。
8. 先生の子どもは何人いらっしゃいますか?また、学生の頃は何人くらい欲しいと思っていましたか?
答:子どもは、男女一人ずついます。学生の頃は子どもが欲しいなどとは考えたことがありませんでした。多くの男子は、学生時代には、まだ結婚なんて何も考えていませんよ。
9. 先生が子どもだった頃は,いじめとケンカ、どちらが多くありましたか。また、いじめとケンカの違いはなんだと思いますか。
答:確かに、言われてみると、ケンカはあったけどいじめは少なかったような気がします。いじめとケンカの違いは、一方的でなく、負けるにしても、抵抗して戦うことです。逆に言うと、いじめられた時に、いじめられた、子どもが、きちんと抵抗する(戦う)姿勢を示すといじめでなく、ケンカになるということです。ケンカになると教師や大人にも明らかになり、いじめにはなりにくいと考えられます。
10. いじめが1980年代になって注目されるようになったのはなぜですか。その前にもいじめは存在したと思います。昔と今ではなにが大きく違うのですか。
答:上にも書いたけど、負けても理不尽な理由なら戦うという姿勢が無くなったからのような気がします。
11. 人間が死んだ後はどうなるかについて考えをお持ちでしたら教えてください
答:生まれ変わって、魂は空間に浮かんでいる??というのは冗談です。実際は、どうなるも何も、死んだ後は当然灰になるか土になりますよ。人間だってただの動物です。死ねば生物でなくなります。「魂」なんてものはありません。私は、生きている時でさえ「魂」なんてものはないと思っています。人間にあるのは「記憶」と「思考」と「認知」だけです。それも、考えるより、結構その場当たり的に生きているのが人間です。自分には「心」があると誰もが思っていますが、「心」とは、「記憶」とそれに結びついた「感情」です。他にどう考えるのでしょうか。死んだ後にどうなると思っているのかみんなに訊いてみたいです。。
12. 先生の一番好きな動物はなんですか。私は猫が好きです。毎日一緒に寝ています。とてもかわいいです。
答:確かにイヌ派と猫派がいますね。私はイヌ派ですが・・みなさんはどちらですか。。
13. ネガティブな発言をする人と一緒にいると,辛くなります。今は聞き流しています。そっと離れたいのですが,授業でのかかわりなのでそうもいきません。先生ならどうしますか。
答:そうですね。いつもネガティブな人とは一緒にいたくないですね。私は、そんな時は、できるだけ、無視をするようにします。視線を合わせず、話も聴かない様子を示して、話が早く終わるようにし向けます。でも、なかなか難しいですね。
14. 先生は梅雨の時期は好きですか?私は雨があまり好きではありません。(外に出られないので)梅雨の時期のいい気分転換などがあったら教えてください。
答:そうですね。雨の日は、チャリに乗れないし、外へ出かけにくいですね。そんなときは、逆に晴れた日にはなかなかやらない、家の片づけをすることが多いです。
15. 道を歩いていると目の前に木が生えていました。木の高さは何mでしたか?先生は心理テストは本当に当たると思いますか?
答:うーん。そう言われても、かなり高い10mくらいの木のような気がする。そんなんで何かわかるようなら、心理学の研究は必要ないですね。心理テストなんて占いみたいなものですよ。当たると思えば、当たる気がするし・・・
16. レポート内でも述べましたが,小学校低学年のいじめによる自殺者が少ないのはなぜだとお考えですか。
答:当然ですが、小学校低学年では、自分というものが出来ていないために、自殺をすると考えることや自殺の効果を考えることが出来ません。私は、小学校高学年の自殺も、自殺をすることについてのモデルが示されないと、そのようには考えないと思っています。ですから,自殺は伝染します.
17. 先生は、欧米型の加害者に責任を取らせる方法と、日本型の被害者を守る方法どちらが効果的だと思いますか。
答:前にも書きましたが、いじめのタイプによって異なると思います。暴力型であれば加害者に責任を取らせる方が良いと思いますし、社会的圧力型のいじめや隠れて意地悪をする匿名タイプでは、被害者を守ることの方が必要となります。それは、大人の社会で、暴力団による脅し対して暴力団を捕まえることで解決しようとするのと、陰湿で証拠が残らないように裏で脅しをかけ、それが被害者にとって精神的な圧迫となっている場合は被害者を守る,というように、どちらの方法が効果的かという問題でなく、両方を同時に行うのが正しいのだと思います。この問題も、どちらが良いかという議論をすること自体間違っていると思っています。
18. 川島先生はいじめはどうしたら減ると考えますか?
19. いじめはやはり完全になくすことは不可能ですか?
20. 先生はいじめをなくすことは出来ると考えていますか?子どもたちに何を教えればいじめとかが少なくなると思いますか?
答:大人の社会で暴力団がなくならないのと同じ程度に残ると思います。大人の社会で暴力による脅しがなくなるのと同じ内容の対策を考えればいいと思っています。ですから、子ども達にも、暴力で他の人を自分の思い通りにしようとすることは間違いだと教える必要があります。そして、親や教師も、力や脅しで、子どもに言うことを聞かせようとするのをやめなくてはなりません。しかし、現実の学校を見ていると、特に、中学校では、いまだに、力ずくで言うことを聞かせている場面が多くあるように見受けられますが・・・どうでしょうか。
21. 「いじめ裁判」に賛成ですか?反対ですか?
答:いじめの内容によっては賛成ですが、必要のないいじめもあります。裁判が必要のないいじめに裁判をするのは、加害者被害者の双方にとって苦痛です。それは、大人の社会でも、裁判までしないで調停でまとまることがあると考えられるのと同じです。
22. よく「子ども」と「子供」と表記が区別されているのですが、これらには何か意味の違いがあるのでしょうか。
答:それは「障害」を「障がい」と書くべきだというのと同じで、こだわる人は子供と書くと個性を尊重していないと言うのでしょうね。私も「子ども」と書きます。
23 ビール、ウイスキーに合うおつまみを教えてください。
答:それは、人によって違うと思いますが、私はビールは食前酒だと思っています。ですので、ビールには、アペリティフになる、枝豆、ホルモン焼き、焼き鳥、厚揚げの焼いたものなどが好きです。ウイスキーは、食後酒なので、あまり、つまみを食べないでストレートで水を飲みながら、チビチビ飲むのが基本ですが、軽いナッツ類をつまみにするのは好きです。
24. いじめ問題を正しく理解できる方法として何があると思いますか。
答:たった一つ、子どもの社会は、大人の社会の鏡です。
答:そうですね。実際に熱血教師がいるかどうかわかりませんが、学校で熱血教師が、必要な学校場面は,現実には,そんなに多くないと思います。すなわち、熱血教師はそんなに必要がないということです。実際、ドラマのような悪いけど素直な子どもがどれくらいいるのかわかりませんが、実際はそんなにうまくいかないと思います。現場の教師は、もっと地味なものです。現場では熱血先生は1000人に1人いればいいのです。95%以上の子どもが求めているのは熱血先生でなく、生徒をきちんと尊敬してくれる先生です。多くの熱血教師は、一時的にであれ、高圧的な部分を持って体力的(暴力的)にも生徒より勝る部分がなければならないので、結局は力づくで押さえているのと同じだと思います。私は、生徒に命令口調で話すような教師は間違っていると思っています。、
2. 前半部分を読んだだけでも、いじめについてこれだけの考察を巡らせることができるくらい、「いじめ」という言葉の定義は深いように思いました。私が感じた感想は、はっきり言って救いのないところまで考えてしまっているのではないかと思います。後半を読み進めていく中で、なにか解決の糸口になるようなものをみつけていきたいと思いました。また、川島先生は、「いじめ」とはどういうものであるとお考えですか?私のめぐらせた考察は、少々ひねくれすぎでしょうか… よろしかったらぜひご意見を聞かせてください。
答:あなたの考察は、ひねくれているとは思いません。現在の学校制度と現在の日本の価値観を基本としている以上、どうしようもありません。そう考えると、私の意見としては、社会の価値観を変えると言うところに行ってしまいます。それは、現在の日本のいじめの背景になっている社会の価値観の一つとして、相対的な優位性を求めることによって、自尊心を保とうとしているということです。すなわち、現在の学校であれ、社会であれ、自分が自分であるようにといいながら、他者との比較の中で優位に立つことが唯一の正しい方向であると考えていることです。いじめにおける優位性も、他者を自分より下であるという見方をすることで快感をえることになり、いじめられたものは、相対的にいじめられた他者だけでなく、それを傍観している人たちより(ですから,傍観者も被害者の一部になってしまう)も、自分が劣っていると考えることでいじめられたという感情を持ってしまうのです。ですから、いじめは、社会全体の正しいという価値観が多数派であるというだけでなく、絶対的な自己の尊厳を持つことをさせないようにして、社会の中で、「おまえは相対的に他者よりも劣っているからだめな人間なんだ」と思わせる人間関係しか作れない社会であるということなのです。逆に言うと、自分は自分であり、他者との関係が無くても尊敬できる部分を持っていると考えている子どもはいじめられても対抗できるのです(しかし、それをKYなどと言うこともありますが)。ちょっと、長くなりすぎたので授業で話します。
3. 先生は、いじめは「暴力」に分類されるとお考えですか。
答:わたしは、いじめにもいくつかの種類があると思っています。暴力(心理的なものも含めて)に分類される場合でも人数が、多数対1人の場合と、1対1のものは異なると思います。また、暴力ではないけれど、村八分や仲間はずれにあたる社会的な圧力によるもの、そして、出来るだけ匿名で行う、不安を煽るものなどです。この本を含め、いじめを統一して定義しようとしていますが、それは無理があると思っています。
4. いじめは、見て見ぬふりをする人も『加害者』なのだ、ということを、よく耳にします。ということは、クラス全員が共犯ということです。私がクラスの一員だったら、あんなことはやめてほしいけど、巻きこまれたり次のターゲットにされたりするのは恐い、と感じると思います。でもなんとかしたいのです。先生ならこんなとき、どうしますか?どうするのが最善の方法なんでしょうか?先生にとっての『最良策』を教えてください。
答:そうですね。現在の日本という社会の価値観では、何も出来ないのだと思います。小さな頃から、自分で考える行動が一番であるという育てられ方をしない日本の、他者に合わせて価値観を決めるという社会では、どうしようもないのではないかと思います。この問題を解決するためには、一人一人の子どもを、他者に会わせることが一番の価値観ではなく、自分で考えて行動をすることが大切だという価値観を育てなくてはなりません。そのためには、もちろん、大人がそのような価値観を持たなければならないのです。ですから、個人的な「最良策」は、信頼できる仲間を作り、いじめは良くないと話をし、それを少しずつでもいいから広めて行くことですね。
5. 『好き』って、『付き合う』って、一体なんなのでしょう?
答:おやおや、大変な質問ですね。多分ですが、『好き』って、いうのは、その人と一緒にいて、自分が心地よい、役に立つ、面白いであろうという期待を持たせてくれる人間に対して持つ感情じゃないでしょうか。『付き合う』っていうのは、そのような期待を基本として、さらに、お互いについて知ること(自己開示)を前提とした人間関係だという感じかな。
6. 先生は、『恋』と『愛』の違いって何だと思いますか?
答:これもまた、大変な質問だ。前にも書いたことがあるけど、質的に考察するとよくわからないので量的に考えると、自分や親に対する親愛や信頼感を100 とした時に、50以上あれば「好き」、80以上だと「愛」、それが異性関係で性的な欲求と結びつくと「恋」・・・と、まあ、このくらいしか言えませんね。
7. 先生は、奥さんとすごく仲が良いんだなあと思います!ケンカをしたときや、奥さんのことが少し嫌いになったときはありますか?私は、謝らなくても、自然に元通りに戻っていけるというのが理想です。でも、男性が、はっきりさせよう!と言うたび、げんなりします。やはり、問題が起きた時に「水に流す」という考え方はよくないのでしょうか。
答:そりゃ、ケンカをしたら気に入らなくなりますよ。でも、お互いに一日寝ると、なんでケンカしていたのかも忘れることが多いです。それと、私がカッカ来ても、はっきりさせるような内容もないので、無視されることが多いです。
8. 先生の子どもは何人いらっしゃいますか?また、学生の頃は何人くらい欲しいと思っていましたか?
答:子どもは、男女一人ずついます。学生の頃は子どもが欲しいなどとは考えたことがありませんでした。多くの男子は、学生時代には、まだ結婚なんて何も考えていませんよ。
9. 先生が子どもだった頃は,いじめとケンカ、どちらが多くありましたか。また、いじめとケンカの違いはなんだと思いますか。
答:確かに、言われてみると、ケンカはあったけどいじめは少なかったような気がします。いじめとケンカの違いは、一方的でなく、負けるにしても、抵抗して戦うことです。逆に言うと、いじめられた時に、いじめられた、子どもが、きちんと抵抗する(戦う)姿勢を示すといじめでなく、ケンカになるということです。ケンカになると教師や大人にも明らかになり、いじめにはなりにくいと考えられます。
10. いじめが1980年代になって注目されるようになったのはなぜですか。その前にもいじめは存在したと思います。昔と今ではなにが大きく違うのですか。
答:上にも書いたけど、負けても理不尽な理由なら戦うという姿勢が無くなったからのような気がします。
11. 人間が死んだ後はどうなるかについて考えをお持ちでしたら教えてください
答:生まれ変わって、魂は空間に浮かんでいる??というのは冗談です。実際は、どうなるも何も、死んだ後は当然灰になるか土になりますよ。人間だってただの動物です。死ねば生物でなくなります。「魂」なんてものはありません。私は、生きている時でさえ「魂」なんてものはないと思っています。人間にあるのは「記憶」と「思考」と「認知」だけです。それも、考えるより、結構その場当たり的に生きているのが人間です。自分には「心」があると誰もが思っていますが、「心」とは、「記憶」とそれに結びついた「感情」です。他にどう考えるのでしょうか。死んだ後にどうなると思っているのかみんなに訊いてみたいです。。
12. 先生の一番好きな動物はなんですか。私は猫が好きです。毎日一緒に寝ています。とてもかわいいです。
答:確かにイヌ派と猫派がいますね。私はイヌ派ですが・・みなさんはどちらですか。。
13. ネガティブな発言をする人と一緒にいると,辛くなります。今は聞き流しています。そっと離れたいのですが,授業でのかかわりなのでそうもいきません。先生ならどうしますか。
答:そうですね。いつもネガティブな人とは一緒にいたくないですね。私は、そんな時は、できるだけ、無視をするようにします。視線を合わせず、話も聴かない様子を示して、話が早く終わるようにし向けます。でも、なかなか難しいですね。
14. 先生は梅雨の時期は好きですか?私は雨があまり好きではありません。(外に出られないので)梅雨の時期のいい気分転換などがあったら教えてください。
答:そうですね。雨の日は、チャリに乗れないし、外へ出かけにくいですね。そんなときは、逆に晴れた日にはなかなかやらない、家の片づけをすることが多いです。
15. 道を歩いていると目の前に木が生えていました。木の高さは何mでしたか?先生は心理テストは本当に当たると思いますか?
答:うーん。そう言われても、かなり高い10mくらいの木のような気がする。そんなんで何かわかるようなら、心理学の研究は必要ないですね。心理テストなんて占いみたいなものですよ。当たると思えば、当たる気がするし・・・
16. レポート内でも述べましたが,小学校低学年のいじめによる自殺者が少ないのはなぜだとお考えですか。
答:当然ですが、小学校低学年では、自分というものが出来ていないために、自殺をすると考えることや自殺の効果を考えることが出来ません。私は、小学校高学年の自殺も、自殺をすることについてのモデルが示されないと、そのようには考えないと思っています。ですから,自殺は伝染します.
17. 先生は、欧米型の加害者に責任を取らせる方法と、日本型の被害者を守る方法どちらが効果的だと思いますか。
答:前にも書きましたが、いじめのタイプによって異なると思います。暴力型であれば加害者に責任を取らせる方が良いと思いますし、社会的圧力型のいじめや隠れて意地悪をする匿名タイプでは、被害者を守ることの方が必要となります。それは、大人の社会で、暴力団による脅し対して暴力団を捕まえることで解決しようとするのと、陰湿で証拠が残らないように裏で脅しをかけ、それが被害者にとって精神的な圧迫となっている場合は被害者を守る,というように、どちらの方法が効果的かという問題でなく、両方を同時に行うのが正しいのだと思います。この問題も、どちらが良いかという議論をすること自体間違っていると思っています。
18. 川島先生はいじめはどうしたら減ると考えますか?
19. いじめはやはり完全になくすことは不可能ですか?
20. 先生はいじめをなくすことは出来ると考えていますか?子どもたちに何を教えればいじめとかが少なくなると思いますか?
答:大人の社会で暴力団がなくならないのと同じ程度に残ると思います。大人の社会で暴力による脅しがなくなるのと同じ内容の対策を考えればいいと思っています。ですから、子ども達にも、暴力で他の人を自分の思い通りにしようとすることは間違いだと教える必要があります。そして、親や教師も、力や脅しで、子どもに言うことを聞かせようとするのをやめなくてはなりません。しかし、現実の学校を見ていると、特に、中学校では、いまだに、力ずくで言うことを聞かせている場面が多くあるように見受けられますが・・・どうでしょうか。
21. 「いじめ裁判」に賛成ですか?反対ですか?
答:いじめの内容によっては賛成ですが、必要のないいじめもあります。裁判が必要のないいじめに裁判をするのは、加害者被害者の双方にとって苦痛です。それは、大人の社会でも、裁判までしないで調停でまとまることがあると考えられるのと同じです。
22. よく「子ども」と「子供」と表記が区別されているのですが、これらには何か意味の違いがあるのでしょうか。
答:それは「障害」を「障がい」と書くべきだというのと同じで、こだわる人は子供と書くと個性を尊重していないと言うのでしょうね。私も「子ども」と書きます。
23 ビール、ウイスキーに合うおつまみを教えてください。
答:それは、人によって違うと思いますが、私はビールは食前酒だと思っています。ですので、ビールには、アペリティフになる、枝豆、ホルモン焼き、焼き鳥、厚揚げの焼いたものなどが好きです。ウイスキーは、食後酒なので、あまり、つまみを食べないでストレートで水を飲みながら、チビチビ飲むのが基本ですが、軽いナッツ類をつまみにするのは好きです。
24. いじめ問題を正しく理解できる方法として何があると思いますか。
答:たった一つ、子どもの社会は、大人の社会の鏡です。