かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論A (木) 091022 教えることの復権 討論レポート

2009年10月25日 | Weblog
今週は、忙しくて、質問と回答が遅れました。ごめんなさい。

1. 先生は教師の威厳は何だと思いますか?またそれには何が必要だと思いますか?
  答:教師の威厳は、真剣に生きているかどうかを子どもに示すことです。そのためには、自分に正直に生きることが大切です。

2. テスト以外で授業成果を評価するのは可能ですか?その方法も知りたいです。
  答:授業の成果は、そんなに短時間で評価することはできないと思います。例えば、この授業で今日学んだことや討論したことレポートを書いたことが、どのくらい意味があるのか役にに立つかは計ることができません。テストをするのは、とりあえず便宜的に計っているのです。その意味では、便宜的に計るのであれば、レポートや授業態度が可能ですが、意味があるとは思えません。


3. 社会の役に立つ、社会に貢献する子どもを育てるという川島先生の言葉に共感しました。私の周りにはなかなかこのように考える友人はいないように感じますが、こういった考えを持つ学生は多いのでしょうか?
  答:いや、友人にはいないかもしれません。学生生活を通して学んでいけばよいことです。

4.上高地をどう思いますか?
 答:とても、いいところでしたが、最近は、人が多すぎて・・・15年くらい前は、車でも中まで入れたので、よく行きました。とても、好きで散歩をしました。長野の良い観光地は、最近人が多すぎです。この間も、須坂の米子大瀑布に行こうとしたら、車規制をしていました。あそこは、途中まで行って、歩くのがいいのに・・・私は、いいところを知っていても、教えないことにしています。

5. 先生は教員免許はお持ちですか。
  答:あります。幼稚園、小学校1種、中学校社会1種、高校社会2種です。大学院に入る前は小・中の先生になりたいと思いました。

6. 教師にとって、一番大切なもの(資質)って何だと思いますか?
  答:自分に正直であること。生徒にも正直であること。

7. 信大の教育学部生に足りないものは何だと思いますか?
  答:本を読むこと、友達と話すこと、旅をすること。

8. 先生にとっての「理想の教師像」ってどんなものですか?
  答:いろいろな経験を持ったいろいろな人。その意味では、たくさんの理想の教師がいると思っています・・・結局、誰でもいいのかも。

9. 先生は海外に旅行に行く際に最低一ヶ月はその国の言葉を勉強していくと質問に答えていらっしゃいましたが、どのような方法で勉強されていくんですか?
  答:テープあるいは、CDを何度もききます。内容は、その外国語と日本語が交互に録音されているものです。無いときには、自分でテープを作ります。


10. 川島先生は、教師の仕事を「教えること」だと思いますか。
  答:まあ、部分的な意味ではそうですね。しかし、私は、皆さんと一緒に授業をつくり、授業を通して私も学んでいると思っています。その意味では、教えてはいないのかもしれません。私は、自分をあまり教師だと思っていませんが・・・

11. 最近、教育の専門科目において、どうしてその教科を教えるのかや、何のために子供たちに勉強させろのか、などといった教育の意味付けにっいてたくさん学んでいます。子どもたちに本当の学びを伝えるため、教材の研究などは大切だと考えますが、しかし、ここまで私たちが考えた授業は、本当に子供たちに伝わるのでしょうか?ここまでしても、子どもたちにとってはたいして意味がないと感じるようだったら…と考えてしまい、不安になります。
  答:意味があるかどうかはその教師の信念です。この教育学部でも、数学教育が人生にとって最も必要だという教員もいますし、国語教育が人生で一番必要だという教員もいます。それはそれで、いいのではないかと思っています。すべて、必要かもしれないし、必要でないかもしれない。人間は、元々、なぜ生きているのかがわからないのに、かってに言っている言葉ですからね。


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