かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 110526 メディアに心を・・ 討論 と 友だち地獄 前半

2011年05月26日 | Weblog
質問と回答:生徒指導概論C (木) 110526 メディアに心を蝕まれる子どもたち 討論から

1. 宗教の勧誘に来たらどう対応するのがベストなのでしょうか。
  答:私は、他の宗教(キリスト教)の信者であることを言うと、そのまま何を言われない場合が多いです。あるいは、私の父は曹洞宗の坊さんであるとか言ったらどうでしょうか。でも、以前、宗教論争になったこともありますが・・・。その他に、保険の勧誘も、叔父が保険屋をやっているというと誘われませんよ。基本的に,日本では多くの人が、宗教的についての知識や保険についての知識の無いことから、容易く勧誘するのだと思います。他の国では、他の宗派の人を誘ったら怒られるのではないでしょうか。

2. 先生はテレビをあまり見ないと言っていましたが、これまでの人生の中で好きな番組などはひとつもないのですか?
  答:いえ、そんなことはないですよ。小学校の時の若乃花、栃錦の時代の相撲や、力道山のプロレスはいつも見ていましたし、毎週月曜日の水戸黄門は欠かさなかったですよ。最近は、どれをみても吉本ばかりで同じようなギャグで面白くないと感じてしまいます。でも、日曜日の「仁」は、ワイフにつられて時々見ています。

3. 先生は小学生がアダルトビデオを見ることについて問題があると思いますか。中学生なら「仕方ないね」となりそうですが、小学生だと驚いてしまうのはなぜでしょう。その境目はなんでしょうか。
  答:いや、その現実には、その子どもの発達によると思うのですが、早熟な子どもでも小学生では・・という考えになってしまうのでしょうね。今の子どもは早熟ですから、小学生でも、当然性的な興味があると思いますよ。また、男子は高校生、女子は中学生くらいが性ホルモンが活発になっていると考えられます。

 
4. 私たちの班で変わった意見が出ました。それは、日本で流通しているアダルトビデオ(以下却)は子供たちに悪影響ではないのかということです。海外より日本でのほうが多く出回っていて影響が強いのではないかと考えました。これは班員話し合っても意見がまとまらず、川島先生にぜひ意見を聞いてみたいと思いました。授業で回答いただけたら幸いで
す。
  答:性の問題は、他の性を持った人間をどのくらい尊敬できるかでの問題です。わかりにくいかもしれませんが、性教育というのは、性のことを露骨に教えるのことではありません。最近は、それが性教育だと思っている教師が多すぎます。性教育とは、異性を互いに尊敬する性を持っている人間だということを教えることです。特に、男性は女性を性の対象として見ることや、力で征服するような感情を持つのでなく、女性を、異性として人間として尊敬することを学ぶことで、一方的な感情でなく、女性も男性を受け入れやすくなると思っています。すなわち、お互いの持っている性の違いを尊敬することが必要です。


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質問と回答:生徒指導概論C (木) 110526 友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル  前半の感想から

5. 4月初めに祖父が亡くなり、最近急に児玉清さんや田中好子さんなど私が知っている有名人が多く亡くなり、「死」について考える機会が増えました。東日本大震災もしかりです。「死」を考えた時に人の生も虚しいと考えることもありました。死とは一体何で、どう直面していくべきなのでしょうか。
  答:お祖父さん大変でしたね。しかし難しい質問ですね。この質問の答えは、どんな答えも正しいと言うことがないかもしれません。とりあえず、私の考えを言うと人間は生まれて何も考えずに生きる年齢から死を考える年齢になり、考えてもわからないと諦めて、とりあえず生きる段階になる気がしますが・・・どうでしょうか。人間は、結局は一匹の動物としての人間の一生を送るのだと思います。ですから死は当然来るものです。それまで毎日を精一杯、その人なりに生きて行くしかないのだと考えています。人間以外の動物は、死を考えること無く死んでいきます。

6. 先生は音楽が好きですか?好きな曲があったら教えてください。
  答:好きなアーティストは、ディープフォレスト、エニグマです。ヘイリーなどの女性歌手も好きです。最近は、韓国の「少女時代」が気に入っていますが音楽と言うよりダンスが好きです。若い頃は、ビートルズやビリー・ジョエル、スティービー・ワンダーが好きでした。その後は、イエスやキング・クリムゾン、エマーソン・レイク&パーマーなどのプログレッシブ・ロックにはまっていた時代もありました。日本の歌手では、小学生の頃、坂本九、森山加代子が好きでした。


7. 先生は海と山、夏に行くならどちらに行きたいですか?
  答:20代までは、海でした。しかし、今は、山の方が好きです。でも、見るだけなら海の方が好きかもしれません。春に行ったフロリダの西海岸の海に沈む夕日はきれいでした。

8. 子どもは成長段階ということもあり、大人と違い精神状態が不安定だと思うのですが、それもいじめが起こる要因といえますか。
  答:確かに、そのような言い方も可能だと思います。小学生から中学生になると自分とは何なのか、どのように生きたらよいのか迷い始めます。その安定を人間関係に求め探そうとして、いじめがおきるとも考えられます。すなわち、どのような人間関係が正しいのか探ろうとして他人をからかったりいじめたりすることもあるのです。

9. 先生にとって親友とはなんですか?
  答:うーん。私の一番の親友は同年齢でしたが、51歳の時に亡くなりました。それまで、ワイフに先立たれたら、その親友と暮らそうと考えていました。しかし、彼が亡くなる前の10年間には、一度しか会っていませんでいた。そう考えると、親友とは、会わなくても、いつでも元に戻れる友人関係であり、心の中にいる人のかもしれませんね。

10. 先生は、友達同士のいじりについてどう思いますか?
  答:まあ、いじりは、遊びであり、いじられている人が深刻にならなければ楽しいことだと思いますが・・・

11. リストカットをしている生徒への対応はどうするのが一番良いのでしょうか。
  答:教師としては、基本的にスクールカウンセラーのような専門家に相談するのが一番いいと思います。やたらと対応して問題が大きくなるのを防ぐためです。それが出来ない時は臨床心理学を勉強してみるしかありません。特に、認知行動療法や授業でやったソリューションフォーカストアプローチによる対応を勉強するといいと思いますが・・

12. 現在のいじめ問題に立ち向かうには、私が思った“学級づくりから変える”ほかに何か良い方法はありますか。
  答:それが一番だと思います。予防としては、授業でもやりましたが、開発的なカウンセリングをすることだと思います。一番簡単なのは、構成的エンカウンターなどを利用しての人間関係を学ばせることだと思います。

13. いじめがこの世から100%なくなる日は来ると思いますか。
  答:いじめの定義によりますが、なくならないでしょうね。

14. 先生は、もしも先生のお子さんがいじめをした子やいじめられた子の立場になったとしたら、どのような対応をとりたいとお考えですか。
  答:どのようないじめで、そのケースによりますが、面倒くさいので、転校させるかもしれません。


15. 先生のお勧めのバーを教えてください。
  答:私は、バーには行ったことがありません。いつも、居酒屋と焼鳥屋やホルモン焼き屋です。

16. 田中優さんをご存知ですか。
  答:名前は知っていますが、どうも、原発反対の人たちは、一方的に、世の中で自分だけが正義であると思っている傾向があり自己満足の傾向があって、うさんくさいと思っています・・すみません。私は、原発に反対の人も賛成の人もそれなりに正しい理由があると思っていますから・・・


17. 生活記録のような先生にだけに見せる日記のようなものは個人の日記とウェブ日記の間に位置づけられるものだと思いますが、その意義についてはどう思いますか。私は中学校のとき、事実と肯定的な感想しか書かなかったのですが、生徒が教師に本音をぶつける機会にもなりうるのでしょうか。
  答:これも、難しい質問ですね。というのは、その教師がどんな教師だったかとか、本音がどのような内容であるかによると思うからです。実際に、本音をぶつけられて、受け止めることの出来る教師はどのくらいるのかわかりません。教師はだれでもが、同じではありません。

18. 老人に席を譲ったら,「まだ老人じゃない」と怒られました.先生は席を譲られて不愉快なのは何歳までだと思いますか?人間は何歳ぐらいに自分の老いを受け入れるものなのでしょうか?
  答:これも、人によるでしょうね。そして、私も疲れていたら、ありがたく席を譲ってもらうとおもいます。また、男女でも違うでしょうね。でも、一般的には車の落ち葉マークと同じで75歳かな。


19. わたしはこれからどうやって生きていけばいいですか。時々自分がなんで生きているのかわからなくなる時があります。何かに不自由している訳でもないのに、とても贅沢だと思います。生きている理由もみつからなくて、でも、死ぬ勇気なんてありません。わたしはこのままずっと誰も信じられないまま生きていかなければいけないんですか。先生はだれか心から信頼できる人がいますか。どうしたら人を信じられるようになれますか。
  答:授業でも話したように、信頼というのは信頼されているか、信頼されていないかという、0か100かではありません。100を最大だとしたら10%くらい信頼できる人もいれば70%くらい信頼できる人もいます。私も100%信頼している人は誰もいません。ワイフでも90%くらいだと思います。ほとんどが60~70%信頼できたら十分でず。そして生きるのに必要なことは、目の前の仕事や目の前の課題に精一杯取り組むこと、楽しいことがあればそれを楽しみ、やりたいことがあればそれを達成するために努力をするだけだと思っています。

問と回答:発達と教育A (水) 110525 子どもの才能は・・ 討論 と 発達障害とことばの相談  前半

2011年05月25日 | Weblog
質問と回答:発達と教育A (水) 110525 子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる! 討論

1. 川島先生はBの議題についてどう思いますか?
  答:「B.親は,なぜ子どもの脳を鍛えたいと思うのでしょうか,あなたが親だったらはどうですか」の項目・・・ですね.私も自分の子どもが小さな頃に,子どもの脳を鍛えたいと思いました.それは,自分の子どもの持っている能力をできるだけ十分に発揮させてやりたいからだと考えたからです.親としては,誰でも持つ希望?だと思いますが・・・

2. 私は集中力がなく、課題などやらなければいけないことがあっても他の事に気が散ってしまったりします。何かいい解決法はありますか?
  答:そうですか,私も同じです.私は気が散ったり乗らないときは,こだわらずに、すぐに他のことを始めます,それは平行してやることもあります.例えば,この質問を書いている途中で,食事を作ったり,本を読んだり,掃除や洗濯をしたりなど同時にできることをしています.

3. 川島先生の考える脳科学と心理学の違いは何ですか?私にはあまり違いがよくわかりません。
  答:確かに,重なっている部分がたくさんあります.というのは,心理学は人間のことをすべて扱うので,いろいろな領域があり,脳に関連する心理学は脳科学と重なり,社会や人間関係についての心理学は社会学や精神医学を重なるというようにです.心理学は,学際的な学問だと言われています。

4. 先生はどうやったら片付けができる子が育つと思いますか?
  答:片づけをする必要のあることを,ひとつひとつルールを決めて教えてゆかないとできません.一言で,片づけといっても,いろいろな場面での片づけがあると思います.


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質問と回答:発達と教育A (水) 110525 発達障害とことばの相談 子どもの育ちを支える言語聴覚士のアプローチ 前半

5. これは読んだ方が良いよ、読んどいて損はないよっていう小説ありませんか?ジャンルは何でもいいです。
  答:そうですね.外国に行ったときなどに源氏物語などの古典や歌舞伎についてなど訊かれたことがあります.読んどいて損はないという小説は,わかりません.

6. 先生は特別支援教育をどのように定義づけていますか?
  答:この本にも書いてあるのと,同じようなことを以前から考えていました.それは発達心理学を学んでから,障がいを持った子どもが生まれるのは確率の問題ではないかと考えるようになりました.すなわち,いつ誰が障がいを持って生まれてくるのかは確率であり、誰でもが持っている確率だと言うことです。さらに、後天的にも障がいになる可能性もあります。ですから,同じ時代を生きる人間として,障がい者は社会全体で支え合うのは当然だと考えています.

7. 現在この本に出てくるような試みが少しずつ行われているが、特別支援教育は徹底することはできるのでしょうか?
  答:難しいことかもしれませんが、可能性としては,世界全体の知的な教育のレベルがあがり,誰でもが,この授業で読んでいるような本を読み,理解することができるようになれば可能だとは思いますが・・・

8. ・独創的な発想はどうすればできるようになると思いますか?
  答:それは,知識をたくさん身につけることです.何も知識のない状態からは,独創的であっても生産性のない発想しか生まれません.独創的というのは,非常に多くの可能性の中からアイディアを探すのと同じです.ですから、独創的な発想をするためには、その対象としている領域以外の知識も含めて、いろいろな知識を身につけるのがいいのです。

9. 腹式呼吸が、ストレスの対処や心を落ちるけることに有効なのはなぜですか?呼吸の仕方でそこまで差があるというのが不思議でなりません。
  答:確かに、腹式呼吸の効果は、そんなにはっきりとしていませんが、座禅でも使われる「調息調心」は心理学でも研究が行われています。多分ですが、呼吸を整えることで、酸素の正確な供給や、知らす知らずに生ずる緊張に対する心理的なリラックスが行われるのではないかと思います。また、その他に姿勢や運動をしようと言う意欲が生ずるためではないかと思いますが・・・どうでしょうか。

10. 先生はどうして現在の専門分野に興味を持たれたのですか?
  答:私は、父や母のしていた幼稚園の園長になるために、発達心理学を勉強しようと思ったのがきっかけです。ですから、専門は始めは、幼児・児童心理学でした。

11. 子どもが発達障害の場合、早めに対応したほうがいいのですか。また、具体的な対応としてはどのようなものがありますか。
  答:もちろん、早く診断できるのであればそれがいいと思います。というのは、発達障がいとそうでない子どもへの対応が異なるからです。

12. STはPT・OTに並ぶリハビリテーションの職種とありましたが、今後信州大学医学部保健科にSTの養成学科はできるのでしょうか。川島先生はどうお考えですか。
  答:さあ、それはわかりません。というのは、言語聴覚士になるための養成施設は、現在では医学部に置かれることがほとんど無く、医療系の専門学校で行われているからです。でも、将来はわかりませんが・・

13. ADHDの子どもたち(特出した能力がない場合)が将来できる仕事とは何ですか?自立して生きていくためにはどうしたらいいですか?
  答:それは、子どもによって異なりますし、どのような教育を受けたかによっても異なると思います。また、その症状(重さ)によっても異なります。ADHDの子どもたちの中には、高校の段階までに訓練されると特別な配慮なしに一般企業での就労が可能になる場合があるからです。


14. 先生は普段、障害をもった人とどのくらい接する機会をもっていますか?
  答:今は、たまに、幼稚園などで自閉やADHDの子どもと遊ぶくらいです。以前は、附属養護学校に関わっていたこともありました。

15. 爪をかむ、という癖は何か理由があってしているものなんでしょうか?
  答:一般に良くいわれるのは、爪をかむ子どもは、ストレスがあり、その背景として親の過干渉、放任、厳格なしつけなどによるという意見があります。しかし、確かに子どもは、爪をかむことで、その場面で緊張が低減することはあるかもしれませんが、その背後にある理由は、何か一つのことに断定出来るとは限らないと思います。ですから、特別な理由が無くても、爪をかむことはありますし、それほど気にすることではないと思います。


16. 本文にも書きましたが、私はあまり人に好かれない性質のようで、果ては犬とかにも良く吠えられてしまいます。先生は多くの学生に慕われているようで羨ましい限りですが、先生は『人に好かれる人』と『好かれにくい人』の一番の違いはどこにあると思われますか?
  答:そうですか、私は、特に、そんなに人に好かれているわけではありません。ただ、嫌われたととしても、こちらからは人を嫌いにならないようにはしています。というのは、心理学の研究で、嫌われることを避けない、気にしない人が好かれると言うことがわかっているからです。

17. 本文にありましたが、私は最近、よく自分の頭で考えていることを口に出してしまっていることがよくあります。そして周りにいた人からの目線が少し痛いです。先生もつい独り言をしてしまうことはありますか?また独り言が多くなったと感じたのはいつ頃からですか?
  答:人は、何か考える時に「言葉」(言語)を使って考えます。ヴィゴツキーという人は、そのような考える時に使う言語を「内言」、他の人と話す時に使うのを「外言」と名付けました。ですから、考えている時に独り言を言うのは不思議なことではありません。ただ、それが、口について出るかどうかであり、誰でもがしていることだといえます。「内言」の発達については、ヴィゴツキーという人が、子どもが課題に取り込んでいる時に独り言を言うことを発見しました。ですから、言葉を使って考え始める幼児期から、そのような独り言が始まると考えられます。

18. 前回の討論で、"考えることは本能か"ということについて、議論しました。"本能"と"理性"は、両方考えるという行為ですが、相対しているように思えたからです。例えば、「食べたい」と思うことは本能であるが、「今日は夜遅いからやめておこう」と思うことは、本能を抑制する、理性という行為です。そこで私たちの意見としては、考えるという行為全てが"本能"というわけではない、ということになりました。前回の課題図書の筆者は、"考えることは本能である"と述べています。どちらが正しいのでしょうか、また、先生はどちらの意見に賛同されますか?よろしくお願いします。
  答:確かに、わかりにくい問題ですね。しかし、脳の機能を考えると、わりとすっきり理解でします。それは、「食べたい」というような、本能という言葉に対応する考えは古い脳(大脳辺縁系)から出てくる欲求を基本をしています。それに対して、「今日は夜遅いからやめておこう」というような本能を抑制する考えは、新しい脳(大脳新皮質)によって生じてくると言われています。ですから、この質問での、”考えること”は、”そうしたいと考えること”とそれに関連して”どうすればよいのか”の2つが混じっていると言えるでしょう。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 110520 メディアに心を蝕まれる子どもたち 後半

2011年05月20日 | Weblog
1. 出た質問はすべてでなく、選りすぐって回答されているのですか?
  答:質問は、すべて答えています。抜けていましたか.一応,全て答えているつもりですが,みおとすこともあるかもしれません.すみません.

2. 川島先生が今まで見てきた生徒の中で、一番やんちゃな生徒はどのような子でしたか?
  答:やんちゃ?ですか.私は,子どもを教えたことがないのですが,学生ならいます.そうですね,新入生歓迎会の時に図書館の2階までバイクであがってきた学生とか,卒論の発表会にわざと靴下を肩にかけてきたりした学生がいました.

3. 先生が運営されている「かわティブログ」もメディアの一種ですが、このブログを立ち上げたことは、先生ご自身の気持ちや生活にどのような変化をもたらしましたか?
  答:確かにブログといっていますが,ただの質問回答コーナーで、授業の一部と考えていますから,特に,変化はありません.あるとすれば授業の中で質問に答えなくなったくらいです.

4. ネット依存症とは誰もがなる可能性を持っているのでしょうか。
  答:状況によっては,なる可能性があります.その要因としては,性格(引っ込み思案や内気)のためにネットでしか,うまくつきあえない場合や何か失敗をして落ち込んだときにネットによって逃げることができたなどの場合です.,

5. 先生のお好みのビールの銘柄を教えてください。ちなみに僕はハイネケンです。
  答:私はあまり,ビールを飲まないので,よく味が分かりません.でも,昨年,アイルランドを回ったときに,毎日,ギネスの生ビールを飲んでいたら,おいしいと思うようになりました.そういえば,昔,メキシコの唐辛子の入った(テカテじゃなくてチリビールだったかも)というビールに,はまっていたことがありました.その他に,香りの強いピルスナー系のビールが好きな時もありました.


6. 最近、インターネットについてどう思われましたか?
  答:特にはありませんが,最近のインターネットはスピードが速いですね.

7. 今は、テレビもネットも携帯電話も必要な時代だと思う。では、その中でどうやってメディアとの接触を控えるべきなのか。先生には具体的な案などはありますか。
  答:授業中にも話しましたが,必要な時,自分の意図した情報を時間を決めて受け取るようにした方がいいと思います.だらだらとネットサーフィンをしたり,テレビをみたり,携帯をさわるのはよくありません.

8. インターネットのいじめ対処法とは
  答:あまり,自己開示をしないようにしたらいいと思います.実際に会ってのつきあいとネットでは,伝わる情報の量が違うので,誤解や揚げ足をとるのが容易くなるからです.


9. いじめについての教育法
  答:ちょっと,質問の意味が分かりにくいですが,いじめについては,6章で扱いたいと思います.


10. 先生はネット上で何か嫌な思いをさせられた経験はありますか?
  答:嫌な思いというか,こちらの意図を正しく解釈してくれなくて,非難されたことがあります.また,おまえの言うことは嘘だろう,と決めつけられたことがあります.


11. 自分と他分野の人と話すことは、自分の視野を広げることにつながると思いますか?
  答:もちろん,あると思いますよ.まあ,大学生の分野はまだ,それほど違わないのでしょうが,それでも,自分とは違う意見を聴くことは大切だと思います.


12. 情報化社会といわれる現代で、小学生は何を身につけることでネットなどを正しく利用してくことができるようになるか。
  答:それは,子どもによって違うと思いますが,小学生の段階で大切だと思うのは,親や大人がいっしょに関わって,ネットをすることだと思っています.

13. いま、友だちの中で話題になっているのですが…卵焼きには砂糖入れますか?塩入れますか?ちなみにじぶんは砂糖をいっぱい入れて焼きます。そして食べるまえにおしょうゆたらします。
  答:おやおや,卵焼きですか.私は,基本的に何も入れません.食べるときに,そのときの気分で,胡椒や塩,砂糖,マスタードなどをつけて食べます.でも,最近は,コレステロールが多いのであまり食べません.

14. コンピュータによるネットワークの台頭でテレビ、新聞、書籍は情報の割合で言うと昔ほど影響力を持たなくなってきましたが、それらのメディアが「消える」ということはあると思いますか?
  答:メディアについての,個人の好みがあるので,完全に消えるまで行くかどうか分かりませんが,アメリカの状況を見ると新聞は,まあ,無くなるでしょうね.書籍も危ないですね.でも,週刊誌と漫画雑誌は,かなりしぶとく残ると思います.


15. 最近北欧に行きたいと思っているのですが、先生はいかれたことはありますか。また行ってみたい北欧諸国を教えてください。
  答:北欧,いいですね.一応,フィンランド,スエーデン,ノルウェー,デンマークとバルト3国は行ったことがありますが隅々まで回ったわけではありません.アイスランドは行ったことがありません.印象残っているのは,ストックホルムに留学をしていた,特別支援の小島先生を,ワイフと娘と3人で,パリから車で旅をして訪ねたことです(2000km).その他には,私は,フィンエアーをよく使うので,ストックホルムでストップオーバーをすることが何度かありました.日本から,北欧に行くのにフィンエアーは安くて早いですよ.


16. 先生はこどもが携帯電話を持つことに賛成ですか?理由もお願いします。
小中学生が携帯電話を持つことをどう思いますか。私が中学校時代は学年に数人いる程度でしたが今は中学生で携帯電話を持っている人はかなり増えてきているのではないかと思います。また携帯電話を学校に持ってきた生徒がいた場合、教師はどのように指導するべきでしょうか。親が持たせている場合があり、そういう人は不要物だとは認識していないようですが。
  答:私は,賛成も反対でもありません.必要なら,持てばいいと思います.ただ,いつも言うように,大人が一日に一回はチェックをするくらいのことが必要です.どうも,日本の学校では,みんな同じにしないと気が済まないようですが,全て,小学生は不要だというようなおかしいと思います.例えば,遠くから学校に通っている子どもには,携帯を持たせて場所を確認することはあってもいいと思いますし,途中で,何かあったときの連絡として携帯を持たせる方がいいともいます.それなのに,全て,携帯が危険だから,いけないというのはおかしいと思っています.

17. 長野市でお勧めのラーメン屋はありますか。
  答:あまり,長野のラーメンはおいしいと思ったことがありません..というより,長野では10件くらいしかラーメンを食べたことがありません..私は,札幌に娘がいて,札幌ではよくラーメンを食べますが・・・長野で印象に残っているのは,ありません.札幌では,「綱取物語」というところのの醤油が好きです.


18. 先生はソーシャルネットサービスなどを利用したことがありますか。
  答:ミクシーが始まった頃にちょっと,やっていましたが,あまり,友達もいないのでやめました.


19. 子どもがコミュニケーションを上手くとれないことについて、メディア以外に原因があると思いますか。
  答:私は,全ての子どもが,うまくコミュニケーションがとれないとは思っていません.一部の子どもについては,まあ,大人もそのくらいは,上手くコミュニケーションをとれない人がいるのではないかと思います.


20. 川島先生も携帯でメールをしますか?その時に絵文字や顔文字はよく使いますか?
  答:まあ,家族とのメールはしますが,絵文字や顔文字は,適度に使います.


21. 今や世代を問わず多くの人々がコンピュータ(インターネット)を使いこなせる(『正しい』使い方であるかは別として〉ようになりました。最近はコンピュータを扱う授業もあり、一律にコンピュータに関するスキルをある程度身に付ける事が出来ますが、先生は、コンピュータの知識や使い方をどこで習得したのでしょうか。また、職場やご自宅にコンピュータやインターネソトを導入したのは何年前ですか?
  答:私は誰にも,教わったことがありませんがコンピュータ歴は古いです.1980年代には何台か持っていました.日本で最初の組み立て式(ハンダが必要)のコンピュータから,いわゆる最初のNECのパソコンから歴代のパソコンを買っていましたし,まだ,インターネットが文字だけの時代からネットは使っていました.何しろ,はじめのインターネットは,1ページの画像がディスプレイに現れるのに,5分くらいかかっていました(300ボー).値段もかなり高かったです.また,ネットにつなぐのが難しくて,技術と知識がが必要で,今のように,誰でも使えるようなものでもありませんでした.でも,1990年頃になると,ベーシックなどを使ったゲームなどがちらほら出てきて,子どもにコンピュータゲームのプログラムを打ち込んで遊ばせていました.いわゆるテレビゲームのファミコンも出始めた頃です.仕事として使うようになったのは,1980年代の後半に200万円くらいのワープロと,2要因の分散分析がやっとの計算機を使い始めました.今の100円の電卓と同じくらいの性能のものが,テーブルにやっとのるくらいの大きさで,100万円以上しました.しかし,そう考えると,隔世の感がありますね.


22. レポートでも取り上げましたフェイスブックを利用した革命が世界各地で起こっていますが、中国はどうなるとお考えですか?
  答:私もフェイスブックは,登録して使い始めましたが,今は,友達を全て消してしまいました.というのは,友人は実際にあって,話すことが多いので,必要がないと思ったからです.まあ,ミクシーの時と同じです.


23. 子どものネット利用に関して、特に注意すべき点はどこだと思いますか?(私は親がどのような利用をしているかをちゃんと把握し、危険なものに触れることがないようにすることが重要と考えます。また、学校などでメディアリテラシーを学び、ネットを利用したいじめが起こらないようにすべきとも思います。)
  答:その通りです.子どもの問題は,子どもが悪いわけではありません.大人の対応が間違っているのです.



この本の中で、オウム真理教の信者の中には反抗期が存在しなかったという人が多かった、とあるのですが、もちろん反抗期があってもなくても、オウム真理教に入る人と入らない人がいると思います。先生はこのことは本当に関連があると思いますか?
  答:まあ,反抗期がないということは,素直な子どもだったのだと思います.それくらい純粋というか単純だったとも言えますね.



【質問・および感想】
いつも書いていて感じるのは、すごい「私」という主語がでてくる。感想文なので自分に置き換えたり、自分なりの考えを書くから当然なのかもしれない。だけど書いている途中でいつも書きすぎ、あるいは本音を出しすぎではないかと怖くなることがある。また、私は小説を読むことが好きで、小説的な、風景を描写したりといた表現にあこがれることがある。そのあこがれが反映してしまっていると思われるのが文章の導入部分で、まくらのような文章になってしまいます。そこで質問ですが、このような導入はこのレポートには不適切ですか。
  答:いえ,この授業では,それでいいですよ.

【感想】
ネットは非常に身近なものである。ケータイーつでいつでも世界とつながれる。またバーチャル(ネット上)で起こっていることが、リアル(現実世界)に影響を及ぼすこともあるので安易な利用はできないと思う。免許制にするまではしなくとも、個人単位で、その危険性を十分に理解し責任が取れるようになるまで、年齢制限などを考えていかなければならないのかもしれない。

質問と回答:発達と教育A (水) 110518 子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる! 後半

2011年05月19日 | Weblog
1. 先生はどんな感じでお子さんを叱っていましたか。感情的になる方ですか、それとも諭すような感じですか。
  答:授業中も、話しましたが、私は、子どもをほとんど叱ったことがありません。というより、叱る必要がなかったといった方がいいのかもしれません。2歳くらいの時から、約束(ルール)と我慢ということを教えるようにしました。その後は、子どもは、目を合わせるだけで、しても良いことかどうかを判断するようになりました。声に出して言わなくても、いけないことは判断していたのだと思います。


2. 本の中で、父親にできることの記述がありました。確かに子どもを産んだ母親には父親は及ばないかもしれませんが、最近では母親が働きに出て、父親が専業主夫をするという家庭も増えています。本の中での役割を逆転することはできないのでしょうか?
  答:もちろん、逆転はあると思います。この本の著者は、多くの場合、母親が中心になって育児をしているということを前提としていると思います。しかし、30年も前なら、父親が子どもを叱ることの役割を持っていましたが、今は母親になっていることは前提としているようです。


3. 先生はご家庭の中で、何か夫婦で役割を分担して行っていることはありますか?またそれを始めたきっかけや動機は何でしたか?
  答:基本的には、分担でなく、”家事は一緒に”ですが、結果として、分担になっていることもあります。しかし、その分担は、場合によって交替出来ることを前提としています。ですから、基本的に分担ではありません。私は、夫婦での分担は、間違っていると思います。


4. 子どもを真剣に競争させるためには、何が必要ですか?
  答:私は、子どもを競争させることには反対です。もし、競争させるとしたら他者との競争ではなく自分自身との競争、すなわち、自分の出来たことよりも、少しでも出来るようになったという状況での競争は良いと思います。


5. 心理を学ぶなら、大学院はどこがおすすめですか?
  答:そうですね。どのような心理学を勉強して、どのような仕事に就きたいかによって大学院も違ってきます。研究者をめざし、それも、世界レベルの研究者になりたいのであれば、日本よりもアメリカの大学院がいいと思います。しかし、日本でも、研究が十分出来ると考えた場合は、その研究領域によって、大学院での得意不得意があります。さらに、博士課程には行かずに、修士だけで終わって就職したいと考える場合は、特に、その後にどのような場面で働きたいかによって異なるとおもいます。


6. 五月病って本当にあるんですか?あるとしたら、どうやったら治りますか?
  答:新年度の4月に始まった、新しい生活に適応しようと張り切って期待したものの、5月くらいになるとゴールデンウィークもあり、やる気を失って、落ち込んでしまうことを5月病と行っています。そのようにならないためには、4月から自分の持続できる範囲で仕事をして行くことが一番いいののですが、落ち込んでしまった時には、4月に目標にした課題を半分以下に減らして、コツコツと地道に仕事をしてゆくのが一番いいと思います。あまり、はりきって無理な課題を自分に課すのでなく、少しずつやって行きましょう。


7. 先生はやる気がないなぁと思うとき、どんな手段で気分転換をしていますか?
  答:一応、いろいろ考えていますが、まあ、酒を飲んで、寝るのが一番だと思っています。つぎは、何か身体を動かすことをします。プールに行ったり、チャリにのったり、冬はスキーに行ったり、夏は日曜大工をしたりします。基本的には、無理にでも、身体を動かすことをすると元気が出てきます。


8. 先生にはおすすめの記憶方法はありますか?あったら是非、教えてください。
  答:まあ、あなたのレポートに書いてあったようなことが多いのですが、その他には、何か、思い出に残るようなこと(感動するようなこと)と結びつけると、憶えています。



9. 何を言ってもダメなくらい沈みこんでいる人に対しては、どう積極的なアプローチをしたらいいですか?
  答:まあ、とりあえず、外に出ようと誘います。外に出て、活動が出来るとかなり、落ち込みが解消します。それがだめなら美味しいお菓子や、その人の好きなものを持って行って話を聞きます。

10. 先生は子どもにどのような方法で片付けることを覚えさせましたか?よろしければ参考として教えてください。
  答:それは基本的には、片づけをしたら、いっぱい誉めました。すごいね、片づけ上手だね、とか片づけてくれて有り難う、とても嬉しいよ、などです。そのうちに、何も言わなくても、片づけるようになりました。

11. 子どもの才能については表題のとおりですが、大人の才能が決まる時期は特に決まっていないのですか?
  答:そうですね。大人の才能は、子どもの頃に決まると考えるのが一般的です。でも、確かに、大人になってからしか出来ないこともありますね。でも、大人の才能は、子どもの頃からの興味によるのかもしれませんね。

12. 先生の子供時代、普段や夏休みの宿題は「先にやる」か「後でやる」どちらでしたか?
  答:私は、もちろん、後にやるタイプでした。いまでも、自分で自分を言い聞かせないとギリギリまでやりません。この質問の回答も、お酒を飲んでしまうと、後回しになります・・・・??



13. 水泳をやらせるのが一番いいと書かれていましたが、先生はどのような習い事をやらせたら子どもにとっていいと考えますか?(いいと考えているものはありますか?)
  答:水泳はいいですね。基本的に、大人になって、趣味として、あるいは息抜きとして上手に出来ると、楽しい人生が送れるような習い事をさせるといいと思います。ピアノが出来ると音楽が好きになるし、スキーが上手なら、冬が楽しいし・・・


14. 川島先生は海外旅行によく出かけますか?おすすめの国があったらぜひ教えてください!
  答:おすすめの、国は、その人によって違います。あなたは、どんな国が好きですか。どんな言葉が得意ですか?それと、もちろん、お金と時間によっても違います。お金と時間があれば、ヨーロッパは面白いです。


15. 学生の間にアルバイトはした方がいいと思いますか?
  答:うーん。した方がいいかと言われると、しなくてもいいと思います。しかし、時間的な余裕があって、興味のある仕事があるのであれば、やってみてもいいと思います。何でもいいから、アルバイトをした方がいいとは思いません。でも、まあ、親の負担を考えて、休み期間にバイトをするのはいいと思います。


16. 先生は幼いときに母から読んでもらった、思い出のあるまたは子どもながらに非常に感動した本ってありますか?ありましたら、ぜひ教えてください。
  答:うーん。なんだろう。私の子どもの頃は、今のような絵本はなくて、せいぜい、桃太郎や金太郎、一寸法師、浦島太郎などのおとぎ話だけでした。でも、その中では、一寸法師は好きだったかも・・・


17. 男の子と女の子、育てる上で注意すべきことがそれぞれ違ったりしますか?
  答:注意すべきと言われると、特にはないけれど、女の子は、将来、」子どもを産むことを考えると、妊娠した時に影響のあるような環境(タバコ、酒、、環境ホルモン、放射能、農薬)は、避けるように育てたいと思います。

18. 先生が最近一番感動したことは何ですか?
  答:感動したわけではないけれど、最近強く感情や揺さぶられたのは、外国のネットで東日本大震災の被害の写真を見た時かな。日本では公開していないような写真がたくさん載っていて、涙が出てきました。いまでも、思い出すと悲しいです。


19. 川島先生はなぜこの本を読もうと思ったのですか?
  答:授業でも、話しましたが、子どもの教育のことと、発達的な観点を含めて考えていると思ったからです。発達的な観点とは、年齢によって、しっかりとした異なる対応をすることを勧めていると言うことです。


20. 先生はどちらかというと教科書を読んで覚える方でしたか?書いて覚える方でしたか?
  答:私は、どちらかというと、読んで憶える方でした。それも、声を出して、耳でも聞くことでより憶えることが出来たような気がします。声を出して読むと、目で見るだけでなく、音でも聞くことになるので良かったような気がします。

21. 確かに成長をしたいことに対し「楽しい」と思うことは大切ですが、子どもが間違った方向に「楽しさ」を感じてしまったら…と恐い思いもあります。子どもが「非行に走ること」に楽しさを感じないようにするには、どういうことが必要だと先生は思いますか?
  答:それは、2つのことが必要です。1つは、親が、正しい楽しさだけを楽しんでみせること。2つ目は、正しい楽しさだけを認めて誉めることですね。


22. 今回の本は、子育てをしたことのない僕ですがとても実用的なものだと思いました。そこで実際に子育てをされたことのある先生はこの本は実用に耐えうるものだと思われますか?他愛のない質問ですみません!
  答:この本の一番良いところは、子どもを育てる時には、すぐに出来ることを目標とするのでなく、将来にわたっての能力を育てようというところだと思います。そのような意味で、実用に耐えると思います。


23. この本には前向きにポジティブに考えるといいと述べられていましたが、「有言実行」と「不言実行」であれば一見前者の方が効果がありそうですが、私自身は後者の方が効果が表れるような気がします。この2つのタイプの違いとは一体なんなのでしょうか?
  答:答:それは,自分自身について意識するかと他の人を意識するかの違いだと思います.自分自身の意欲をかき立てるために「有言実行」をするのは効果が あると思います.しかし,他人に対して自分をより良く見せるのであれば「不言実行」が,効果があります.もちろん,その内容にもよると思いますが・・・・(再掲)


24. 第3章の117ページに予備校で行った実験について書かれていましたが、その予備校の生徒は何年生だったのですか?さすがに小学校低学年に、学んだことを 5分で紙に書かせるのは難しいような気がしました。何年生くらいからこのように学んだことを紙に書く勉強が効果的になってくるのですか?
  答:ここでは、予備校とありますから、高校生以上だと思います。しかし、書かせ方によっては、小学校の高学年以降で効果のあるやり方だと思います。

25. 本文の第4章のQ&Aで塾で先取り学習をすることに対して述べられていますが、川島先生は塾に子供を通わせることについてどのようにお考えですか?ちなみに私は学校で学習する前に塾で一度習っておくことで、より学習内容が身に着くと思うので子供が望むのならば通わせたいと思っています。先生のご意見をお聞きしたいです。
  答:これは、授業中にも話しましたが、予習にも2種類あって、次に日の授業のための導入という意味で予習をして行くと、授業が理解しやすくなります。しかし、ずっと、進んでしまって、教えてもらうのがばかばかしくなるのであれば、学校で授業を受ける意味が無くなると思います。ですから、予習も、適度にすることが大切で、予習がよいことが悪いことかを決めつけるのは間違いだと思います。


26. 前回の質問の回答ありがとうございました。先生の回答を読んでいて、"一緒に家事をする"ことをとても素敵なことだと思いました。得意なこともそうでないことも一緒にやることで補うことができますし、一緒に何かをすることでいつまでも仲良くいれそうだと思いました。ちなみに一緒に家事をしている中でも先生が得意・不得意な家事はなんですか?また、回答に料理のことが書かれていて、先生の得意な料理は何か気になったのでそれもお聞きしたいです。
  答:えっ、得意料理ですか、まあ、一応、ビーフ・シチューとロースト・ビーフは、なにかみんなが集まる機会があると私が作ります。その他には、鍋の時は鍋奉行になります。そうそう、ホッキ貝やツブ貝、ホタテ貝などの貝をさばいて刺身を作るのは、いつも私の役割です。まあ、確かに、男の料理が多いかも。


27. いつも丁寧な回答ありがとうございます。プログで先生が自分の質問に答えて下さっているのを見つけると、嬉しくなります。私はまだ自分の将来の進路というものを明確に考えることができません。いつ頃までに決めなければならない、などというリミットはありますか?また、先生自身はいつ頃進路を決められましたか?
  答:現在のこの学部では、3年生の12月頃までには、進路を決めていなくてはならないと思います。というのは、就職試験あるいは大学院の受験を考えると、どうしても半年くらいの受験勉強の期間が欲しいからです。私は、大学院に行くことだけを決めて、就職は博士課程にいたので、就職は出来る時まで待つのが基本だったので、時期ははっきりしていません。


28. この本では母親や父親が子どもにしてあげることにっいて書いてありましたが、母親がいない子、父親がいない子、もしくは両親いない子もいます。そういったときにその子を育てている養育者も父親や母親のような役割を完全にできるのでしょうか?やはり実の親でなければならないことがあるのでしょうか?
  答:もちろん、実の親でないと出来ないことはあると思います。しかし、子どものとって、それが行われなかったからといって困るかどうかはわかりません。まあ、教育というのは、子どものためが半分と、親の自己満足が半分というようなところがあります。実際に、実の親に育てられなくても、乳母に育てられても立派な人生を送っている人はたくさんいまから・・・


29. "大人が知らない子どもの体の不思議"によると、行事などの前に限って風邪をひくのは、医学的な証明があるわけではなく、長期記憶によるものだということがわかりました。前回の討論において、グループとしてもその理由に納得しましたが、「どうして行事の前にお腹が痛くなることがあったのか」という疑問も浮かびました。各々、行事などの前の晩や当日の朝にお腹が痛くなった経験があり、どちらかというと嫌な行事の際に、そのようなことが起きたような気がします。私自身、長年の疑問なので、もし理由などがあれば、お答えいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
  答:"大人が知らない子どもの体の不思議"に書いてあったように、その記憶が強く残っている場合が多いと思います。その他には、緊張が高まって腹痛などを起こす可能性が高くなるということだと思います。


30. 先生はご自身に直したいと思う悪い癖はありますか。または自分のこんなところがいやだなと思う部分はありますか。もしあればそれに対してご自分で直そうとしていますか。私は失敗するとまたやってしまった、自分って最低だ、と思うことが多いのですが、なかなか失敗を認められず、結局何度も同じ間違いを繰り返してしまいます。どうやったら白分の失敗や欠点と向き合えますか。
  答:もちろん、いつも、いまでも、自分が嫌になることがありますよ。特に、お酒を飲見過ぎた後などは後悔することが多いです。まあ、失敗も、100回くらい繰り返して、100回くらい後悔しないと身に付かないのでしょうね。


31. 「他我を持ち込む」という点でお父さんとお母さんの間には大きな壁があり、お父さんはお母さんにはかなわないと書かれていましたが、子どもがまだ小さいうちにお母さんが亡くなってしまったり、離婚をしてお父さんが引き取ることになった場合、お母さんから他我を持ち込む過程を経ることができない場合もでてくると思うのですが、そのような場合では子どもになにか影響は出るのですか?
  答:そうですね。影響があると、言われることが多いですね。しかし、生まれてすぐに、他人に育てられても、理派に社会人として生きている人も多いので、一概にはいえないと思います。そのように言われるようになったのは、ハーローという人の研究によって愛着の重要性が唱えられるようになってからだと思います。


32. 主に人前で何かを発表する時と異性と二人で食事に行く時にひどく緊張してしまい自分を見失います。特に後者は楽しいはずなのにそうなってしまいます。心と身体がかみ合わない感じで自分に嫌気がさします。過度の緊張を克服するには、同じような成功経験をこつこつ積み重ねていくしかないのでしょうか。
  答:そうですね。確かに慣れはあると思います。でも、始めて会う人に対して、私も今でも緊張しますよ。人間は、誰でも、会ってから次第に自己開示をして、緊張をせずに話が出来るようになるのです。始めから、緊張しない人の方が、普通じゃない??のではないでしょうか。

33. この本では「母親が叱ったり注意したりし、父親が逃げ道になってあげる」という風に書かれていましたが、この役割が逆になった場合には子どもにとって何か不都合があるのでしようか?稀ではあるかもしれませんが「主夫」という言葉もあるように父親が家事をしていて子どもの面倒を見ている場合もあると思うのですが、その場合にも上記のような役割を持つ方がよいのでしょうか?
33. このレポートには書けなかったのですが、本の中で「父親の役割のひとつは子どもの逃げ道になること」だと書かれていました。「叱るのは母親に任せ、父親は子どものフォローにあたる」というのでは、子どもの中で「お母さんはいつも叱るから嫌い」などという気持ちが生まれたりしないのでしょうか。私は女であるので、そのように子どもに嫌われ、父親ばかりに子どもがなつくのは嫌です。「叱るのは母親に任せ」というのは違うと思うのですが、どうでしょうか。
  答:いえいえ、30年くらい前までは、「父親が叱って母親が逃げ道になる」のが大切だと言われていました。ですから、現在の時代ではということで、このように書かれているのだと思います。ですから、もちろん、それが逆転してもいいのだといえます。


感想です-----------------------
最後にこの本の内容を私なりに簡単にまとめてみると、子どもの脳を最大限に生かすためには、何事も自分でやりたいと思わせ、自分でやらせることであると思います。つまり親は自分の子と「最も親しい他人」として、甘やかしすぎたり支配しすぎたりするのではなく、時には距離をおき、時には補助をしてあげて見守っていかなくてはならないのだと思います。私はこの本からたくさんの大切なことを学べた気がします。


感想:全体を通して感じたことは、親は子どもを、すぐに否定しない、すぐに怒らないということには特に注意しなくてはならないということだ。そして、自分自身が親になったら、子どものやる気を引き出してあげられるような良い言葉がけをできるようになりたいと感じた。


質問と回答:生徒指導概論C (木) 110512 メディアに心を蝕まれる子どもたち 前半

2011年05月12日 | Weblog
1. 先生はテレビをよくみますか?
確か、先生はテレビを見ないと仰っていたと思うのですが(他の方と間違えていたらすみません)、先生はテレビについてどのような印象をお持ちですか。
  答:私は、別に、テレビを見ないと決めているわけでは無いのですが、あまり見ません。私は、テレビを見る以外にも楽しいことややりたいことがあるので見ないだけです。実際、テレビを見ていると、知らないうちに時間がたってしまいますし、その内容もあまり憶えていないことが多いのです。

2. 先日起こった震災の直後、テレビではかなりの時間、震災の被害や様子を映し出していました。アニメなども一時期は全くやらず、震災に関係することばかりを報道していました。先生は流されていく建物や崩れた家々の映像をずっと見させられた子どもたちには影響があると思いますか?私はあると思います。
2. 今月の3月、東日本大震災がおこり、そのひどい様子も繰り返し報道されていました。これもやはり子どもたちには何らかの影響を及ぼすでしょうか?
  答:そうですね。被害にあった子どもはもちろん、被災地に近いところに住む子ども達も強い記憶に残ると思いますが、離れたところに住む子ども達は少し立つと忘れてしまうと思います。日本のテレビは、かなり規制をしていて、実際の悲惨な状況は放送していないと思います(外国の報道の方が悲惨な映像が多い気がします)。ですので、あまり影響はないと思います。

3. 今日の日本で、事件を起こしてしまった青少年はどのくらいの割合で更正できているのですか。
  答:どのくらいの事件を起こしたかと言うことと、更正することの定義によりますが、一般の非行、触法、虞犯少年が成人になって一般的な社会生活をしているという意味では、詳しくはわかりませんが、かなり更正率は高いと思います。一方、レイプなどの性犯罪者の再犯率は非常に高いようです。性犯罪のような人間の本能に関わる犯罪は、なかなか自己抑制がきかないが、反社会性のようなケースは更正がしやすいと考えられます。法務省の「犯罪白書」というのがあります。興味があれば調べてみてください。
http://www.moj.go.jp/housouken/houso_2010_index.html


4. 本やマンガが子どもに与える影響について、心配すべき点はありますか。
  答:そうですね、過剰な攻撃性や、異常な性的な場面のある本や漫画は、適度な規制が必要だと思います。しかし、一方では言論の自由や芸術性との兼ね合いがあるので難しい部分もあります。

5. 中学生が携帯電話を持つことに賛成ですか。
5. 先生は子どもに、いくつになったら携帯電話を持たせてもよいとお考えですか?
  答:別に、いくつでも悪いとは思いません。しかし、親が経費を払っているのに無条件で与えるのは間違っていると思っています。毎日、親が責任を持ってチェックをするのであれば、持ってもいいと思っています。

6. 現在の自粛ムードについてどうお考えですか。
  答:私も、自粛モードで、禁酒は出来ないので減酒をしています。まあ、少し立てば、みんな自分のことの方が重要なので元に戻りますよ。最近は、ボランティアも足りないそうだし、連休の後半の出足は去年を上待ったそうだし・・・

7. 川島先生は、人が生きていく上でテレビが必要だと思いますか?
  答:まあ、ほとんど必要ないでしょうね。実際、私はほとんど見ません。しかし、見ないと決めているわけではなく、ワイフが見ているのを一緒に見ることもあります。


8. このような問題は新聞などの情報源からも引き起こされるのでしょうか
  答:あると思いますが、新聞を読んで、それを周りで話題にしないとあまり影響されないと思います。しかし、新聞を読んでの模倣犯もかなりいると思います。

9. 先生が子どもの頃の、強く印象に残っているニュース(犯罪や事件など)はありますか?
  答:中学生の時のケネディの暗殺と、子どもではないですがチャレンジャー号の打ち上げ直後の爆発は,今でもテレビの映像を鮮明に憶えています。


10. 先生はSF小説がお好きとのことですが、海外のSFで何か好きな作品はありますか?ちなみに私は小さい頃親と観た「スタートレック」シリーズのスポックが好きです。
  答:若い頃に読んでいただけなのですが、光瀬龍の漫画にもなった、「百億の昼と千億の夜」と,半村良の「石の血脈」と「妖星伝」は、今でも手元に残してあります。

11. 川島先生はこの本を読み、メディアが子どもに与える影響について、どのように思いましたか?
  答:子どもは、メディアからは、その内容が良いか悪いかに関わらず、何をすると他人から注目されるのかと言うことを学びます。テレビで報道されていることがどのくらい悪いことなのかを学ぶことは周りの大人が教えなければならないと考えます。


12. 初めて1人で海外行くのにおすすめの国はどこですか。
  答:予算と日数はどのくらいでしょうか。まあ、始めは英語の国が楽しいのではないかと思います。せっかく、中学校から英語を学んでいるのですから・・・・


13. 1997年に起きた事件によってどれほどの影響があったのか、少年の家庭環境はどうだったのか、詳しく知りたいです。
  答:確か、ネットに「神戸連続児童殺傷事件」という事件名でのっていたと思います。調べてみてください。

14. 先生は、インターネットはアクセス期限をしない状態で使用時間制限をしても、子どもに対するメディアの影響は減ると思いますか?
  答:さあ、内容を大人がチェックしないと、子どもはいろいろな興味を持っていますから、危険だと思います。特に、性関係と金銭および暴力関係は容易くだまされます。

15. 最近の番組でおもしろいと思うものは何ですか?
  答:すみません。あまりテレビを見ないのでわかりません。youtubeで、少女時代を見るくらいです。

16. 先生にとって、“魅力ある女性像”って、どんな感じですか。
  答:うーん。やはり、知的で外見もきれいな人に決まっているけど。外見はスタイルが良くて健康的な人が好きです。

17. 川島先生は娘さんにテレビを見せる時間を決めていたりしましたか?
  答:決めていました。確か、小学生の時は、家族が、一人30分の持ち時間を決めていて、今日は僕の分をあげよう・・など言ったり、明日の分と権利を交換したりなどをしていました。

18. 先生は東日本大震災及び長野県北部を震源とする地震に対して、どのような支援をされましたか。また、これからどのような支援をしていくとお考えでしょうか。または、支援等はやっていないのでしょうか。
  答:以前に、このブログに書きましたが、頼まれて多少の義捐金はしました。しかし、私はボランティアや義捐金などで、被災地に直接援助をすることよりも、いま、自分がしなければならないことをきちんとこなすことが大切だと思っています。というのは、義捐金をいくら集めても税金から出す国の援助の10分の1にしかなりませんし、それに一時的なものでしかありません。ですから、みんなが自分のやるべきことを果たして税金を納めることで息の長い援助が可能になるのだと考えています。例えば、今回の震災でも自衛隊の人や原発で働いている人は、淡々と自分の仕事をこなしているだけなのですが、それが一番役に立っているのです。ボランティアや義捐金よりも、彼らが自分の仕事をこなすことがいかに大変であるかを考えてみてください。私たちも自分の仕事を淡々とこなすことが大切だと思っています.その他にできることは亡くなった人の冥福とその家族のために祈ることくらいだと思います。しかし、考えると胸が痛む震災でしたね。


18. GWはどこかへ旅行へいかれましたか?
  答:札幌に、娘と孫のわかなちゃんに会いに行きました。天気があまり良くなかったのですが,最後に日に小樽に行きました。小樽は15年前に行ったことがあるのですが、ずいぶん、観光化されて、人も多くにぎわっていました。

19. インターネットって、やり始めるとついつい時間を忘れてしまいます。先生はこのようなことありますか?僕は特に某動画サイトを見てると顕著です。プログでの質問の回答、毎回楽しみにしてます。多くなってしまいごめんなさい。ひとつでも答えていただけたらうれしいです。
  答:私も同じですよ。私も某動画サイト(2つとも)よく見ますよ。その他に、英語で探すといろいろなビデオのサイトもあります。心理学のビデオも多いですよ(日本語では心理学はほとんどありませんが・・)。

20. この本の中ではテレビの悪い側面が多く語られているように感じましたが、先生はテレビのよい側面はどんなところだとお考えですか。また、好きなチレビ番組があれば、理由も添えて教えてください。
  答:私は、現在のテレビの放送状況について、すこし量的(時間的に)にやりすぎなのではないかと思っています。それは番組の内容や放送の仕方と言うよりも、こんなに、朝から晩まで同じような放送をする必要がないと考えているからです。極端に言えば、朝に2時間、昼に1時間、夕方の子供版組から夜のドラマで4時間くらい放送すればいいのではないかと思います。テレビ局は、放送をすることで儲かり,お金が入るので、いくらでも放送するのでしょう.そして,見ている人はそれに乗ってしまいます。ですから、放映する側も、質的な問題だけでなく、時間的にも自粛をして欲しいと思っています。番組も、コマーシャルをするためにあるようなものが多すぎると思います。


21. 人を殺すゲームをやり続けると現実で人を殺すことに抵抗がなくなるという話はよく聞きますが、ほんとうにそうでしょうか。本当に殺してしまった場合、殺したこと自体は置いておいて、行動を起こしたことについてゲームとその個人どちらに責任があるのでしょうか。わかりづらい質問ですみません。
  答:いや、わかりますよ。責任という意味では、両方にあると思います。ゲームを作る方も殺人をして欲しいのではなく、おもしろさと儲けを追求しているのでしょうし、殺した人は、それに影響されだけでない要因をもっているのでしょう。実際、同じゲームをしても殺さない人の方が多いのでしょう。そのように、現実の社会は、相互作用や相乗効果のような部分があり、どちらの責任ともいえないと思います。

22. 何度も落としているこの授業ですが入学してから本にはまってドストエフスキーやトーマスマンから始まって三島由紀夫なんかまで読みふけっております。お勧めの作家を教えてください。どんなジャンルでもかまいません。
  答:すみません。私は、ほとんど小説を読まないのでかかりません。でも、上で述べたように、若い頃にSF小説は良く読みました。そうそう、それと古典の有名なもの、源氏物語や徒然草、方丈記などは良く読んでいました。

23. 子どもたちに携帯電話を持たせるとしたら、いつ頃が適しているのでしょうか。今回の本を読んで様々な観点からメディアの怖さを感じたのですが、先生はメディアの怖さを感じたことがありますか?体験談を教えてください。
  答:子どもの携帯電話については、上でも述べましたが、別に悪いとは思いません。しかし、親が経費を払っているのに,無条件で与えるのは間違っていると思っています。毎日、親が責任を持ってチェックをするのであれば、持ってもいいと思っています。また、メディアの怖さはいつも感じでいます。メディアは、一方的な情報と意見しか流さないのが一般的です。それもあって、私はあまりテレビを見なくなりました。

24. 「酒鬼薔薇事件」は聞くに堪えない事件です。私は自分で調べてとても気分が落ちました。これから教員になる人は、あるいは教員は、自分にストレスを課してでもこの事件を知るべきなのでしまか?川島先生はどうお考えですか?
  答:そうですね。真実こそが価値があるという考え方もあります。しかし、真実を知ることで辛くなることもあります。ですから、個人によってどちらともいえないのですが、教師という職業からは、事実を受け止めて対応することの方がいいと思います。今回の震災でも自衛隊の人や原発で働いている人は、事実を受け止めて自分の仕事をこなしているのです。ボランティアや義捐金よりも、自分の仕事をこなすことが以下に大事かわかります。

質問と回答:生徒指導概論C (木) 110512 公立学校の底力 討論

2011年05月12日 | Weblog
1. 先生は、授業に笑いが必要だと思いますか?
  答:いいですね。私もできれば、笑いをとりたいと思っていますが、大学生は、なかなか笑いませんね。今度、だじゃれを言いますカラオケ、皆さんも、笑ってくださいネコフンジャッタ。


2. 先生は、公立学校と私立学校について、どのような考えをお持ちなのですか?
  答:基本的には、公立か私立かよりも、学校によると思っています。

3. 日本の外国人登録者数が増えていることについて、川島先生はどのように考えますか?
  答:あたりまえだのクラッカー(すみません。ちょっと古くてわからないでしょうね。)

質問と回答:発達と教育A (水) 110511 子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる! 前半

2011年05月11日 | Weblog
1. 子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まると書かれているが、その事実は音楽やスポーツなどの才能の種類は関係ないのですか?
  答:もちろん,どんな音楽やスポーツかによって異なると思います.しかし,いくつかの種類(系統)に分かれると思います.有名な選手でも,子どもの頃にフットボールをしていて相撲さんになったとか,サッカーをやっていてから陸上競技に移ったという人もいます。


2. 「早期教育もやり方によってはメリットがある」と本に書かれていましたが、具体的にどのようなやり方をすればメリットに繋がるのでしょうか。
  答:たぶん,いわゆる根気強くなるとか,その内容に才能があれば,優秀になれるというようなものだと思います.ですから,一般に考えられているような,早期教育で優秀になって良い大学に入れるというものではないと思います.


3. 早期教育教材はあまり効果がないといわれていますが、小学校受験なども育脳にはあまり効果がないのですか。
  答:無いと思います.しかし,目先の目標でなく,幼児期から外国の大学を目指すというような長い目で見た育脳は必要だと思います.その場合も,何かができるようになるというのでなく,いろいろなことに興味を持って取り組む態度を作るとか,一度決めたことを根気強く行うというような,生きること全般に関係するような視点から考えることが大切だと思います.


4. 教育には、「親が行うべきもの」や「教師が行うべきもの」といった分野があるのでしょうか。
  答:もちろん,あると思います.例えば,朝ご飯をきちんと食べるというのは親にしかできないことだと思います.そのためには,親自身も規則正しい生活をする必要があるでしょう.学校では,特に集団行動などの社会性を身につけさせることは家庭ではできないと思います.

5. 科学的に「心」というものを捉えることは本当に可能ですか。
  答:私は、「心」を,自分で自覚することのできる、自分に関連した認知と情動(感情)だと考えています.科学的という意味で、それを数字で表せるようなものとして測ることができるかというと難しいかもしれませんが、心理学は、それを目指しています。また,自分でもわからない,自分の「心」もあるという可能性があります.

6. 先生ご自身が子育ての中で一番苦労なさった事は何でしたか?
  答:なんだろう.もう忘れてしまったなあ.一番苦労したというか難しかったのは,やはり女の子が高校生の時にコミュニケーションが取りにくかったことかな.

7. 先生は自分の子育ての経験の中でこれはよかったというものがなにかありますか?(私たちにも伝えたいような子育て論など…)
  答:うーん.子どもと一緒に暮らしていたことが,とても楽しかったという気持ちがあるので,皆さんにも,子どもを育てるときには一緒にいる時間を楽しんで欲しいと思っています.


8. 先生は「コツコツ取り組む」人ですか、「一気に駆け上がる」人ですか。私はどちらにも良さがあると思うのですが、先生はどう思われますか。
  答:自分では,ぎりぎりまでやらないでおいて,一気にやるタイプだと思っているのですが,周りの人からは,努力タイプだと言われることもあります.たぶん、場面によって両方持っているのだと思います。

9. 嫌いな教科でもやらざるを得ない時に、「これは好きだ」と思いこみながら学習すれば成果はあるのでしょうか?
  答:もちろん,ありますよ.人間関係も,こちらから好きになると嫌われることが少ないですよ.私は,どんな人も,みんな好きです(笑い).

10. 何か心理学の本を読みたいのですが、お勧めの本はありますか?
  答:そうですね,やはりあなたの興味によると思います.心理学は,領域が広いので,興味のあるところから読むのが良いと思います.心理学は,一冊で,すべてを扱っているものはありません.ですので興味があるところ,面白いと思う領域から読むのが良いと思います.例えば,私が今,興味があるのは,なぜ,人間は,悲しいとか嬉しいとか感じるのかということです.その場合はマッガウの「記憶と情動の心理学」やラマチャンドランの「脳の中の幽霊」は,おもしろいですよ.


11. 自分は極度の飽き性です。これを治す方法はあるのでしょうか?
  答:おやおや,それは,逆に考えれば,いいことですよ.いろいろなことに興味があるということですよね.そのうちに,強い興味を持ったことが出てくれば一生懸命になると思います.


12. 私は朝起きるのが苦手で最近遅刻ぎりぎりに登校したり、寝過ごして1限目の授業に出席できなかったりして困っています。何か朝起きやすくなるような工夫があったら教えてほしいです。
  答:規則正しい生活と適度な運動ですね(それができないから質問しているのにって・・・・).それじゃ,酒を飲んで早く寝る,ですね.


13. 夏に海外に行きたいと思っています。5万から10万で行ける先生のお勧めのところがあったら是非、教えてください。
  答:5万から10万ですか.そうですね。日数にもよるけど,アジアでしょうね。台湾か韓国か中国でしょうね。このゴールデンウイークに娘が台湾に行ったそうですが、台湾は私の印象でも、世界で一番親日的ですね。(でも、もし韓国に行ったら,少女時代によろしく).


14. 確かに成長をしたいことに対し「楽しい」と思うことは大切ですが、子どもが間違った方向に「楽しさ」を感じてしまったら…と恐い思いもあります。子どもが「非行に走ること」に楽しさを感じないようにするには、どういうことが必要だと先生は思いますか?
  答:基本は,大人の態度でしょう.子どもは,何かを言われたり,指導されて育つのではありません.一緒に,遊んだり生活をしたりする中で,大人の行動や態度から学ぶことが多いのです.そこで,大切なのは,大人が,一生懸命仕事にだけ専念すれば良いというのではなく,子どもと関わりを持つことで,その一生懸命さがわかるということです.ですから,社会的には良い仕事をしているからといって,子どもとの関わりがないと,子どもはその良いところを学んでくれないと言うことになります.


15. 今回の本は、子育てをしたことのない僕ですがとても実用的なものだと思いました。そこで実際に子育てをされたことのある先生はこの本は実用に耐えうるものだと思われますか?他愛のない質問ですみません!
  答:一応,良いと思って,この本を選びました.もし足りないとすれば,この本でも含まれていますが,社会全体と子どもの教育の関係と子どもを育てるときに必要な視野の広さについて述べて欲しい気がしました.


16. 前回の質問への回答ありがとうございました。男女差別について、先生は日本が昔から男女で仕事を分業してきたことが関わっているからだと思うと仰っていたので、気になったのですが、先生の家庭ではワイフさんとどのようにして家の仕事を分担しているのですか?差し支えなければ教えてください。
  答:基本的には,家庭を仕事を分担はしていません.実際には分担になってしまうかもしれませんが,"分担するというのでなく一緒に行う"というのが基本だと思います.例えば,食事も一緒に作るのが基本ですがワイフが忙しければ私がやります.以前にも,書いたのですが,家事と育児と仕事を両立するをする自身がないので,子どもは欲しくないとか,結婚しても子どもはいらないなどという女性がいましたが,それは,自分一人で,家事も育児も仕事もこなそうという考えなのでしょう.しかし,それは間違っています.すなわち結婚というのは協同して互いに補うのであって,育児は母親稼ぐのは父親とか洗濯は夫で食事は妻というのではありません.例えば,子どもの食事もワイフが忙しいときには,私が作るというようです.今でも,夕食は,一緒に作ります.例えば,ワイフが焼き物をしていたら,私が魚をさばくとかサラダを作るというようにです.皆さんも"分担するというのでなく一緒に行う"を考えてみてください.

17. この本には前向きにポジティブに考えるといいと述べられていましたが、「有言実行」と「不言実行」であれば一見前者の方が効果がありそうですが、私自身は後者の方が効果が表れるような気がします。この2つのタイプの違いとは一体なんなのでしょうか?
  答:それは,自分自身について意識するか,と他の人を意識するかの違いだと思います.自分自身の意欲をかき立てるために「有言実行」をするのは効果があると思います.しかし,他人に対して自分をより良く見せるのであれば「不言実行」が,効果があります.しかし,その内容にもよると思いますが・・・・


18. 本の中で「運動会や遠足など特別な日の前日に具合が悪くなるのはなぜか」というテーマがありました。この本では、特別な日だから印象に残りやすいという解釈でしたが、先生はどう思いますか?私は、保育学基礎で「子どもは丸ごとの存在ある」ということから子どもを一つひとつのパーツとしてみないことを学びました。例えば、気分が落ち込んだり緊張したりするとそれが体に表れるということです。このことから私は、運動会や遠足の前日に具合が悪くなるのもこの「丸ごとの存在」が関係しているのではないかと思いました。
  答:そうですね。一人の人間の行動には、それ以外に人間にはわからない多くの要因が影響しています。それどころか、自分でも気がつかない事柄も影響するのですから・・・


19. 社会において、大人でも自己保存の本能が過剰反応することがあると思いますが、それを避けるために周りの対応が変わることが期待できるとはあまり思えません。その場合大人はどう対処していくことが望ましいのでしょうか?
  答:基本的に、大人も子どもも、その周りの人間は同じように反応しようとすると思いますが、対応として、できることは、授業でも話したように、過剰な反応に対しては無視をするのが基本だと思います。しかし、他者を傷つけるようなケースの場合はとめることが必要になります。


20. 統一・一貫性が人間の持つ本能であるならば、欧米の人々よりも日本人はその本能が強いということでしょうか?欧米の人々は他人と違っていても自分の意見を持っていて、むしろ他人と同じことを嫌っているという印象があるのですが、そのことと統一・一貫性の本能とはどう関係しているのですか?
  答:いや、本能ではないと思います。日本と学校教育、特に、中学校での教育が統一・一貫性を持つように、し向けているのだと思います。


21. 前回は回答ありがとうございました。また質問させてください。例えばクラスに2人の生徒がいるとします。あまり話さない気弱そうなおとなしい生徒と、教師に反発したり髪を染めたり、いわゆる不良の生徒。それぞれの背景に問題(家庭事情など)を抱え、不登校になった場合でも、おとなしい生徒の方に注意・関心が向けられ、不良の生徒に対してはケア的な面での配慮が入りづらい傾向があると思います(私の母校はそうでした)。もっと言うなら、前者のタイプは心配され、後者は敬遠されるという図は何も、義務教育期間中に限ったことではない気さえします。私には、ベクトルの向きが内側(例:自己)に向いているか、外側(例:他者)に向いているかの違いでしかないように感じられてならないのですが…根本は両者とも大きく変わらないのではないか、というのが私の持論です。まとまりない説明ですみません。よろしければ,先生のご意見をお願いします。
  答:そうですね。不登校は圧倒的に前者のほうが多いですね。そして、いじめは、いじめる方は後者が多いですね。そう考えると、結果として、学校に行けないとか、自殺をするなどというマスコミの話題に上るような自体が生ずるのは前者が目立つことから、学校でも、その責任を回避したいという気持ちも働いているのだと思います。また、30年位前までは、反社会的な生徒(後者)の方が、非行という形で扱いにくいことから問題となっていたのですが、それらの生徒の過激さが減少したことと、カウンセリングの対象としては前者が対象とし易いことから、今のようになってきたのではないかと思います。

質問と回答:発達と教育A (水) 110511 大人が知らない子どもの体の不思議 討論

2011年05月11日 | Weblog
1. 最近は日本でも諸外国のように討論の力をつけようという教育が盛んになっているような気がします。先生は今回のような討論形式の授業をいつから行っているんですか?
  答:私の授業では、20年くらい前から討論を取り入れていました。始めの頃は授業というのは講義をすることだと考えられていました。アメリカのものをそのまま取り入れている先生が多いですね。しかし、綿足の授業では、アメリカのようなディベートをそのまま取り入れることはしていません。というのは日本の大学生はディベートをする教育を受けていると考えていないからです。始めの頃は、先輩の先生から討論をさせていれば授業時間が終わるなんていいねえ。さぼっているのと同じだね・・などと言われたこともあります。まあ、当時は、大学の授業を学生のためにやるというよりも教えてやっているという意識しかありませんでした。学生が質問をするとなんでわからないんだと怒り出す先生もいましたよ(笑い)。・・・(今でも、そう言う先生もいますが・・・)


2. 四つ目のテーマで、グループ内で話し合った結果、一人っ子に比べて年下の兄弟がいる人の方が、より古い記憶を持っているのではないかという話が出ました。そういったことはあるのでしょうか。
  答:うーん。すみません。わかりません。乳児や幼児の段階での記憶は、見て憶えていると言うよりも、情動(感情)が強く生じた時に、それに伴って長期記憶となる可能性はありますが、はっきりとした研究はありません。

3. 子どもの健康のために先生が気を付けていることはありますか?また、それはどんなことですか?
  答:子どもが、小学生以下の段階で、できるだけ規則正しい生活ができるように気をつけていました。また、寝る時などに本を読んだり話をしたりというコミュニケーションをとるようにしていました(当時は、毎日、創作童話を考えて話していました)。


4. 人が夢を見始めるのは何歳ぐらいからなのでしょうか?
  答:夢の定義にもよりますが、2歳以下の子どもも夢を見ているのではないかという文献を読んだことがあります。夢は、脳の記憶のランダムな再現ですから、乳児でもあるのだろうと思います。


5. 質問です。過去に、期待・応援されていたのに、自分の努力が不足していたため、(当然と言えば当然ですが)結果を出せなかったことがありました。1年以上前の話になりますが、今でも思いだし、とても辛い気持になります。どうすればいいと、先生はお考えになりますか。
  答:あなたは、自分の努力が不足していたため結果を出せなかったと考えているのですね。しかし、その結果が、努力が足りなかったのか、努力をしようと思ったけど、状況的に出来なかったのか、人間にはいろいろな要因が影響しています。ですから、努力が出来なかったのでなく、そのような環境、状況にあったために、しようがなかったのだと考えた方がいいと思います。

6. いままで私は海外旅行に行ったことがないのですが今年の夏休みにどこか海外へ1人で旅行に行きたいと思っています。どこか食べ物がおいしくて景色がきれいなオススメスポットみたいなのがあったら教えてほしいです。
  答:そうですね。予算と日程次第ですが、夏ならアメリカの東海岸からカナダにかけてはどうでしょうか。東海岸を北上すると景色もきれいだしロブスターが、とても安くて美味しいですよ。出来ればプリンスエドワード島(赤毛のアンの島)まで行くといいですね。ヨーロッパで食べ物が美味しいのは、フランスのボルドーから南へ海づたいに行くと、魚介類のタパスとワインが最高ですね。でも、ブルターニュもいいかな。まあ、ヨーロッパは大西洋に面した場所はどこも牡蠣が美味しいですね。