叙事詩 人間賛歌

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人間賛歌 賢聖の境涯 八

2007年01月03日 | 賢聖の境涯

  聖徳太子 続き、十七条の憲法、

人間は爬虫類から分かれて、哺乳類になり、
さらに分かれて人類になった。
人類になって特に発達した、新哺乳類型脳は、
生まれたときは、白紙の状態だといわれる。

著名な脳科学者は、

「人間の脳はポログラフィによく似ている。
ポログラフィというのは、レーザー光線で撮った立体写真のことで、
撮影したフイルムの、どの部分を切り取っても、
全体像が現れることで知られている。

これと同じように、人間の脳には、だれの脳にも、
宇宙生命全体の情報が、
インプットされている可能性がある」

と主張している。

また最新の脳科学では、

「人間の脳は社会に貢献するために進化してきた。
他者を幸せにするために、進化した生き物が人間なのだ」

と説く学者もいる。

よく宝の持ち腐れといわれるが、人間の脳がそうであれば、
これほどもったいないことはない。
宝の山に入りながら、なにも持たずに、
てぶらで帰るようなものだ。

白紙状態の脳で生まれることは、
使い方次第で、なんでも出来るということで、
事実、こごの生き物の進化は、困難に挑戦する勇気で、
不可能を可能にしてきた歴史なのだ。

さて十七条の憲法、第三条に、

「人はよく教えられるをもって従う」
の文がある。

生命の真実を明かした、仏教の教えを学び、
従う、という意味だ。

太子は、

「生死というのは、真実を不真実とみる、
逆さまの見解たる顛倒(てんどう)であり、
如来蔵(にょらいぞう)が真実である」

と述べている。 続く 


 

 



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