叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 信仰に生きる 三十一

2009年07月22日 | 信仰に生きる

 創価学会に入会 *

 私が始めて目にした「生死一大事血脈抄」という難しそうな題の本は、
創価学会池田会長の講義を一冊の本にしたものでした。

私は事業の失敗以来、莫大な借金と人間不信に陥って重い不眠症になっ
ていました。
夜になり寝ようとして床につくと、頭の中を骨が割れるような衝撃が走りま
した。ジェット機が着地するときズシリというショックが体に伝わりますが、そ
れよりも大きいショックが頭の中で起きるのです。
頭の皿が割れそうな恐怖で、体を横にすることが出来ませんでした。

 このままでは自分は精神がおかしくなる。
 この苦しみは死んでも治らないだろう、
 生きているうちに治しておかないとタイヘンなことになる。
 と直感したのです。

なにがあってもビクともしない強い自分をつくらなければならない。
それには宗教で精神を鍛えるしかないと、考えるようになったのです。


生死一大事血脈抄に書いてある文章は、
私が始めて目にするものばかりで、理解できない内容でしたが、やがて
衝撃的な言葉に出会いました。

「法華経の教えを信じ実践しているものを見て、軽しみ、憎み、恨みを抱き
迫害するものは、この世の中で幸せになる種子を断ち切ったもので、頭が
七分に割れ、無限地獄の苦しみを受ける。」

と書いてありました。
これは自分のことだな、と思いました。法華経の教えを素直に信じ、実践し
ている妻を脅し、信仰をやめさせた自分の非に気づいたのです。

一切世間の仏種(幸せになる種子)を断ぜんの文のとおりだ。自分はなんと
恐ろしいことをしたのだろう。
地に倒れたものは、地によって立て、と書いてありました。ヨシこれだ。この
信仰で立ち直るしかないと決意したのです。

私はてれくさい気持ちを押し隠して、妻に、
「きみのやっていた信仰をオレもしたいので、どうすればよいか教えてくれ
ないか。」と頼みました。

妻は私の変わりように驚き、暫く信じられないようでした。
私が妻に教わったとおりに、南無妙法蓮華経と唱えたその夜、あれほど悩
んでいた頭が割れるような衝撃はなくなりました。朝まてグッスリ熟睡でき
たのです。

 この信仰は凄い! これには何か不思議な力があるような気がする。
私は自分がやろうと決めた信仰が間違いなく素晴らしいものであることを、
感じました。

次回に続く    



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