叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 「新・仏教教室」 七十四

2009年04月18日 | 新・仏教教室

 理想の国土 続き *
ケイタくん、
「ああよかった、
ボクは宇宙服を着て宇宙で生活するのはイヤだし、住み慣れた地球を離
れたくないですよ。」

ジッチャン、
「地球にはお母さんや兄弟もいるしねえ。
ただしケイタくん、それには条件があるのだよ。六道輪廻の境涯を卒業し
て仏界の境涯にならなければ、この世界にいたくてもいられなくなるんだ。」

  *

問う。
六道輪廻を卒業して、仏界になるにはどうすればよいのですか。

答う。
人間の生命には、最低の地獄界から最高の仏界まで十の境涯( 十界 )が
具わっているといのが、仏教の基本的な教えです。
だれの命にも十界が具わっているのを十界具足といい、これには老若男
女や人種の差別はありません。

地獄界から九番目の菩薩界までは人間の努力によって到達できますが、
仏界は普通の努力で現す事はできません。

仏界を現した仏さまが実践したのと同じ修行をするしか、仏界を現す方法
はないのです。

仏さまがした修行というのは、
「南無妙法蓮華経」と唱えて自身の仏界を現し、他の人にも仏教を教えて
救ってあげることです。( 慈悲行 )
以上を実践すれば必ず仏界の命が現れますが、これは法華経を信仰した
功徳なのです。

注 功徳( クドク )
苦を抜いて楽を与えるともいいます。わざわいを未然に防ぎ、幸せを寄せ
集めることです。功徳には物心ともいろいろありますが、仏界を現すことが
最高の功徳である。と言われています。

  *
山本さん、
「先生、未来は非常に明るくて希望が持てるのですが、
 夢物語で終るということはありませんか。」

つづく   




 






 


   



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