叙事詩 人間賛歌

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人間賛歌 幸運を呼ぶ法則 三十一

2009年07月15日 | 幸運を呼ぶ法則

 十、幸運を呼ぶ条件

以上で述べてきたように、幸運を呼ぶには条件があることに読者は気づいたと思う。
ここでは、その条件について考えてみよう。

人類の歴史はなん十万年ともいわれている。五万年前、洞窟に住んでいたクロマニ
ヨン人(フランス、クロマニヨンで発見された旧石器時代の人類)は、すでにいまの私
たちと同じ脳を持っていたといわれる。持ってはいたが活用するようになるのは、ず
っと後のことだ。

 いまから数千年ぐらい前、私たちの先祖はまだ動物とあまり変わらない生活をして
いた。
父親と男の子が母親を取り合って血みどろの死闘を繰り返していたといわれる。
それでは子孫を残すのに都合が悪いし、団結して敵に当たることも難しい。そこで親
子兄弟、仲間という関係を認識するようになり、人間らしいモラルがつくられた。
これは一つの例であるが、人類は長いあいだの経験をとおして、幸福に暮らすため
に必要なノウハウをみつけて、それを子孫に伝えてきた。これが知恵といわれるもの
である。

 知識は情報に過ぎないが、情報を活かして幸福をつかむのが知恵である。

何千年も前から東洋に伝えられてきた、人間が人間らしく幸福に暮らすための知恵
を学んでみよう。

   一  人を殺さない。
   二  人のものを盗まない。
   三  ウソをつかない。
   四  乱れた性行為をしない。
   五  過度の飲酒をしない。

人が幸福になるには以上の五つを守らなければならないのだ。
なんだ簡単ではないか、そんなことは当たり前だ。と思う人は健全な考えの人であ
る。

簡単なようであるが、ここにあげた五つは人間として最低限守ることであり、これを
守れないようでは人間とはいえない。人間の姿かたちはしていても、最低限のモラル
も守れないようでは幸運を求めることじたいがムリである。行き当たりバッタリの動
物とかわらない暮らしを余儀なくされる。

次回に続く   

   
  



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