叙事詩 人間賛歌

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人間賛歌 幸運を呼ぶ法則 三十四

2009年08月26日 | 幸運を呼ぶ法則

  十一、人間は幸運の固まりである 一

 地球の環境がいま問題になっている。地球によく似た金星と地球を比べ
てみよう。金星は地球と太陽の内側の軌道を、二二五日かけて太陽を一
周している。太陽から受ける熱と光は、地球の約二倍で、表面温度は℃四
七○度に達する。地球の表面温度が平均℃十三度であるから、金星は生
きもののいない灼熱地獄であることが想像できる。

 地球が生物の存在できる、今の大気になるのに三十五億年かかったと
いわれる。大気中の酸素が今の比から、数ポイント上がると火災が起きて
も火が消えにくくなり、数ポイント下がると、呼吸困難で鳥も空を飛べなくな
るという。

ちなみに昭和二十年八月六日の朝、広島に投下された原子爆弾は、表面
温度℃三千度、内部温度は℃百万度といわれる。(注、鉄をつくる溶鉱炉
の中の温度が千数百度である)
爆心地点で直接熱線に当たった人は、瞬間に蒸発してあとかたも残さずに
死んだ。遠く離れたところにいた人でも、熱線に当たった人は、皮膚が焼け
落ちる大火傷を負い、水を求めながら亡くなった。

 このとき広島では、爆発のショックで秒速数百メートルに達する爆風が起
きている。最大風速五十メートルの大型台風が来るといって大騒ぎする
が、原子爆弾に比べればものの数ではない。爆風で割れたガラスの破片
が鋭利な凶器となって、多くの人たちがガラスの破片に突き刺され針ネズ
ミになって亡くなった。

地球から一億五千万キロ離れたところで核爆発を繰り返している太陽は、
内部温度℃数百万度、表面は℃六千度といわれる。
どんな理由があったにせよ、人間が太陽と同じものをつくり、それを生きて
いる無抵抗の人たちの頭上に投下させた事実を忘れてはならない。大自
然の掟に背き、人類の生存を否定する行為であるからだ。

 太陽は二億年の周期で銀河系の一端を廻っているが、地球上でこのよう
なことが行われたことは、かってなかったに違いない。

次回に続く        

 あとがき

人間に生まれること、生命の全貌を明かした法華経に出会うこと、
その会い難い法華経を信じることが、どれほど幸運で凄いことか、これから
分かってくると思います。

   


   



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