叙事詩 人間賛歌

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人間賛歌 「新・仏教教室」 十九

2008年07月20日 | 新・仏教教室

ケイタくん、

「ジッチャン、その地涌の菩薩の指導者・上行菩薩というお方は現れる
のですか。」

ジツチャン、

「日本では平安朝の末期にあたる十二世紀末が、末法の時代に入った
と言われる。
 これは伝教大師や、その他の賢人も同じ説で一致しているが、これ以上
は専門的になるのでこの辺で省略しよう。

 末法に入ってすぐの一二二二年に、
日本の安房の国に日蓮大聖人がお生まれになった。十二歳のとき、天台
宗系の安房清澄寺の道善という人を師に出家したのです。

 後に、法華経を根本にした日蓮宗を自分で創設されるのだが・・

法華経で予見している末法、法滅の時代(釈迦仏教の効力がなくなる時)に、
 末法万年から、それ以降の人々の心の病を治す
 「法華経の肝心、南無妙法蓮華経」の大良薬を広める上行菩薩が日蓮
であると、ご自身で宣言されたのです。」

ケイタくん、

「そうですか、上行菩薩というお方は、日蓮大聖人のことだったのですか。
 これでだいぶんつじつまが合ってきました。
それで日蓮大聖人が教えた法華経の題目を唱える実践法が、日本や世
界に広まっているワケですか。」

ジッチャン、

「そうだよ、日蓮大聖人がお生まれになってから八百年近くたっているが、
いま日蓮大聖人が書き顕された御本尊と、 「南無妙法蓮華経」 を唱え
る唱題行(修行法)が始まったところなんだよ。

 現在日本を中心に世界百二十九ケ国まで広まり、
一千万人以上の人が、日蓮仏教を実践しているのだ。

 これを広めたのが創価学会で、初代会長 牧口常三郎から二代会長 
戸田城聖と続き、特に三代会長の池田大作先生の貢献が大きいのだね。
法華経の題目を唱える教団は他にもたんさんあるが、

 日蓮大聖人の教えどおりに世界に広宣流布している団体は創価学会
しかないんだよ。
日本は島国でヤキモチ焼きが多いから、現実を正しく認識しようとしない
が、この事実は世界中が認めているのだ。
 正当に評価していないのは、本家本元の日本だけではないだろうか。」

つづく