
会話弾ませ仲良く登校

毎朝、学校の下の道路にあいさつ運動で立っていると、かわいい小学生が通っていきます。
「おはよう。」
と声をかけると、元気よくそして気持ちよく返事が返ってくる子どもと、なんだか気恥ずかしそうに通っていく子どもがいます。
毎朝のことなので、だんだんと小学生とも顔見知りになります。
おもしろいものです。人生の縮図みたいなものです。自分の殻に閉じこもっていれば、人とも繋がりにくいのですが、一歩外に出れば、たくさんの人と巡り会うことができます。
中学生はもちろんですが、小学生との朝の出会いが楽しみです。義務的に考えればきっと、あいさつ運動も途中で挫折しているでしょう。
あいさつをしていて、うれしかったのは、小学生の男子から、
「おみやげ。」
と旅行に行った先で買ったキーホールダをもらいました。大切に持っています。
先日は、6年生の男子が、走ってきてポンとお尻を触っていきました。
「せんせいのお尻、やっぱり割れている。」
あたりまえだろう。

先日、中学校入学説明会がありました。今度、中学校に入学してくる6年生が学校にやってきました。
授業見学・体験授業などを受けた後、説明会に臨みました。会に先立ち、学校を代表してあいさつをしました。その中で、中学校の生活・学習について「中学校に入学するまで努力すること」の話をしました。その一つに、
「あいさつができる人になって、中学校に入学してきて下さい。」
と言いました。
すると、「お尻が割れている・・・。」と言っていた生徒も、今日、しっかり、「おはようございます。」と恥ずかしそうに言いながら、通過していきました。ほのぼのとした時間です。
まもなくこの6年生たちも、学生服に身を包み、ちょっと大人びて中学校の校門をくぐってくるのです。去年出会った小学生たちも、今は、中学校でいろんなところで頑張っています。