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ベナンからのメール

2011年03月28日 | Weblog
ベナンは、ブードゥー教の聖地、奴隷貿易の史跡、アフリカ唯一の水上集落、世界遺産の王宮跡などが存在する、見どころがたくさんある国。また、乾季(12月~5月)に限られるが、国立公園で野生動物を観察することもできます。治安がよいこともあり、欧州を中心に毎年多くの観光客が訪れます


ベナン?その国はどこにあるの?と思う人がほとんどであると思います。マレーシアのペナン島は有名ですが、ベナンは知らない人は多いでしょう。


 ベナンという国は、西アフリカにあります。カメルーン、ナイジェリアの近くです。主要産業は、鉱業(石油・金)、漁業、農業(パーム油・綿花等)となっています。日本の面積の約3分の1の国土に約700万人の人々が生活をしています。



15歳以下の子供達が人口の約半分をしめていて、平均寿命は、58歳だそうです。



そんな国に、青年海外協力隊に参加しているHさんが管理栄養士として派遣されています。Hさんは、10年前にクラス担任をしました。今日帰ってみると、Hさんからメールが来ていました。


 私たちの生活環境とは全然違います。Hさんが赴任したことで、少しベナンについて知識を持つことができています。メールの内容は次のようなものでした。




『ベナンに来て2か月半が過ぎました。日本の地震はベナンでも放映されており、地震の翌日から「日本の家族は大丈夫か?」「連絡は取れたのか?」と毎日、声をかけてくれます。



 原発の問題にも詳しい人もいて、「日本はアメリカから長崎と広島、2回も原子爆弾を落とされていて、被害を受けているのに、何で原子力発電所があるんだ?恐ろしさは知っているじゃないか?非核の国じゃなかったのか?」と言われた時は、驚きました。




まだまだ語学力に乏しくて、討論出来る程ではないので、話を聞くだけですが、日本とベナンの距離はあっても繋がっていることを感じます。
以下は私の活動についてです。



1か月の現地語学訓練のあと、隊員総会とオリエンテーションがあり、任地に赴任してちょうど1か月が経ちました。配属先の病院の小児科に勤務していますが、ベナンには栄養士がいないため、専門的な話が出来る人は限られています。活動は始まったばかりですが、2年後を見据えて内容を充実させたいと思います。』





 発展途上国で活躍をしています。今までHさんが学んだことを生かしながら、ベナンの国の人のためにがんばっています。活動を通しながら、日本を見つめなおす機会を持てています。



 明確に目標を持ちながら、果敢に活動をしているHさんの強さは輝いています。