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あたたかい会話で包もう

2011年03月14日 | Weblog
最近、感じることが多いものがあります。それは、人と人とのコミュニケーションの大切さです。今の世の中、コミュニケーションがなくても過ごせることのできるような社会になってきているような気がします。


 ある場面で、生徒に「がんばってるね。」と声をかけたとき、「別に。」という言葉が返ってきました。それ以上の会話が続きませんでした。


 家に帰ってそのことを話しました。それは、突っ張っているのではなく、子どもの中に、何を話したらいいのかわからない状態なのだろうということになりました。」

 「別に。」と言われると、もう、会話は遮断されてしまいます。



 遮断言葉や自分の意に沿わなければ「無視」という行動、特定の友達しか話せない・・・言い換えれば、違う友達が入ろうとすると、無視をする。それを言ってはいけないだろうという言葉を平気で使ったり、メールで飛び交っている実態。




 コミュニケーション力をつけるためには、乳幼児~幼少期により多くの大人に関わる体験が大切、友達と関わる体験も大切とある講演会で話していました。




 優しく接してくれる人、ちょっと怖そうな人、甘えられる人、厳しい人・・・いろんな人と接することがコミュニケーション感覚を磨くことになるとそう思います。



 今は、話さなくても通じることが多いですよね。昔は、物を買うときには、近所の小売店で買うことが多かったので、つながりがありました。でも今は、コンビニ時代。機械的に話す店員。自販機。お金を入れるだけですみます。



 買い物・・・インターネットも主力となっています。核家族、少子化、過疎・・・家に帰っても、遊ぶ人が、話す人がいない子どもたちも多くなっています。



 携帯電話。
 かつての電話機時代。誰が出るかわかりません。学生の子どもが家にかけたときに、たとえば、おじいちゃんが出て、おばあちゃんに代わり、お母さんに代わり、お父さんに代わり・・・といった家庭の風景がありました。


 しかし、今は、その幅がありません。携帯電話を否定するつもりはありませんが、携帯電話は、特定の人しかつながりません。用事をこなすには、無駄はありませんが、無駄がない分、幅もありません。またメールで・・・という時代でもあります。



 場や相手の立場を考えた物言い。媚びへつらうことはありませんが、相手と繋がりがもてる会話。



 人と人との関わりが薄くなりがちな世の中ですが、一度しかない人生。暖かな生き方をみんなでしていきたいものですね。今回の多くの命が亡くなったことを思うとなおさらそう感じます。


 コミュニケーションの基本は、フェイス トゥ フェイス。自分自身もまだまだ反省することだらけ。でも人との関わりを大切にしようと心がけていきたいと思います。子どもたちもひきこもらない心優しい生き方をしてもらいたいです。