かったかくんのホームページ

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梅雨の雨・・・思いだすこと

2008年06月17日 | Weblog
 梅雨に入って、雨が多くなっています。なんとなく気分もさえないこともありますね。

 でも、窓辺から、外を見ていると、思い出すことがあります。それは、西谷小学校時代、クラスの子どもたちと映画を撮ったことです。ラストシーンをとりあげたとき、すごい雨が降っていました。

 今から、20数年前のことです。まだ、視聴覚機器が十分にそろっていない中での映画づくりは、ちょっと画期的?!でした。クラスの子どもたちは、9人。

「折り鶴」という映画の制作をしました。友情を描いたストーリーです。朝の活動の時間などに、教室を中心に撮影をしました。
 ラストシーンのみんなが折った折り鶴を教室の窓にかけて、終了。バックには、激しい雨が降っていました。エンディングの曲は、「たんぽぽ」という曲です。その曲と雨と折り鶴がなんとなく合っていて、いい雰囲気となりました。

 撮影では、みんな役者になりきっていました。とても上手な演技でした。ひろっくんが主人公でした。本当は、入院した友だちのことを思っているのに、それをうまく仲間たちに表現することができない役でした。

 そのひろっくんも現在、30歳を越えています。昨年、結婚をしました。遊びに来たときに、みんなでビデオを見ました。制作して以来のビデオ。懐かしかったです。

「見なくていいよ。恥ずかしいから。」

といいつつも当時のことを思い出しながら、みんなで見ました。笑いがいっぱいでした。

 ラストシーンでは、ともゆきくんとのけんかがあります。撮影前に練習をしていました。撮影。二人がエキサイトをしてきました。二人がもみあってともゆきくんがひろっくんの体を強く押すと、机が倒れ、その倒れた机の隙間に、博基くんのおしりが、大きな音を立ててはまりました。二度と撮影できないような迫力あるすごいシーンが偶然にもできました。

「ともちゃんが思いっきり押して、倒れた時は、いたかったで。ともちゃんは、遠慮がないんやからな。」

とひろっくん。映画を見ながら小学生に戻ったように文句を言い合っていました。

 かったかくんにとっても、9人みんなにとっても20年たった今でも大切な思い出の一つとなっています。