第1回説明会での意見を踏まえて開催された、新荒尾消防署建設計画説明会。
前回の会場は、100人入ればギュウギュウ詰めの文化センター会議室でしたが、今回は400人は収容できる小ホールにて開催されました。
しかし、参加者は前回より少なく感じましたね。
前回の説明会では、緑ヶ丘分署を新荒尾消防署と統合し廃止。消防本部と西分署を玉名消防署に移転統合ということでしたから、荒尾市において現在よりも到着の遅れが発生する地域が多くなり、果たして消防と救急という市民の生命と財産が守られるのかと不安視する意見が多く、その声は怒りにとさえなっていました。
しかし今回の説明では、西分署と緑ヶ丘分署を庁舎として残し、消防署から3名を常時24時間体制で派遣し常駐させ、現在の業務と何ら変わりはない体制で運用するとありました。
ですから、その情報を事前に聞いていた方は安堵し、参加しなかったのではと思いますし、また会場からの意見でも感謝の言葉が大勢を占めていました。
有明広域行政事務組合が示した、現在の荒尾消防署よりの距離と到着までのかかる時間、新荒尾消防署へ移転した場合の距離と到着までのかかる時間は下記の通りです。
四ツ山公民館 現在1.6km 2.4分⇒新3.2km 4.8分
メディア交流館 現在0.9km 1.4分⇒新2.3km 3.5分
万田東公民館 現在1.6km 2.4分⇒新2.1km 3.2分
荒尾市中央公民館 現在2.3km 3.5分⇒新2.8km 4.2分
となっています。
大島から松ヶ浦に移転するわけですから、当然に大島など到着する時間が遅くなる地域が発生することは当たり前で、万田地区や万田中央地区は遅くなる地域にすべてが入っています。
私から、今も行われている大牟田消防署からの応援の強化について質問しましたが、消防業務はあるが救急業務はないとのこと。
四ツ山公民館辺りでは、現在よりも2.4分遅くにしか到着できないとのことですから、これが市民生活にどう影響するのか分かりません。
今回の説明会で誰もが納得したかどうかは分かりませんが、反対の声がトーンダウンしたことは間違いありません。