普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

三連休は、湯河原→鎌倉①

2014-09-16 18:17:12 | 普通な人々<的>な
実は、奥さんと一緒になって30数年、あまり旅行にも行けず、近郊の名所・旧跡などにもほとんど行っていない。

ボクは仕事で47都道府県すべてを制覇しているのだが、奥さんとしては不本意であろう。

正直なところ連れて行ってあげたいのだが、ボクは人語に落ちぬ貧乏である。無理! てなことをついつい言ってしまう。

でも今回は、奥さんが連れて行けという。で、ダメもとで当日の朝に予約を入れてみたら空いていた。連休に空いているとはこれ如何に? ついているというよりは、なにかちょいと不安もありつつ、着の身着のままで出かける。

これまでならば、車で出かけたのだが、今回は電車。湯河原のホテルに向かった。

まぁ貧乏であるからそんなに良き所には泊まれない。食事はバイキング、のようなところに泊まるわけだが、やっぱりなというくらいの、珍道中になった。

往きは何で行こうか迷った挙句、新宿からO電鉄に乗った。それも普通の急行。ロ○○スカーがあるのだが、ゆっくり時間稼ぎということで……。それはそれで、楽しかったが、首は一応ひねってみた。

小田原着。ちょうど昼時に着いたので駅前を見回すと、



佇まいの良いお蕎麦屋さん「寿庵」。ここで昼間から蕎麦をあてに酒をくらいながら、うだうだと時間を潰す。

奥さんは日本酒にせいろ、ボクはビールに冷やしタヌキ。なんだか奥さんの方が「通」でげすな。

やがて湯河原に。送迎のバスが駅前の「武将の銅像の前に来る」というインフォメーション。

前とはどこを指すのだ? これなら間違いはなかろう、と銅像の真ん前で待つ。と、ふと思ったのは、この道だと車は昇降口が反対側になるから、違うだろう? という内にそれらしきバスが来て、手前をまがってロータリーに入っていった、やっぱり向こうだと走ると、くるりとロータリーを回り今までボクラのいたところに停まる。ボクらはロータリーを走って一周した計算に。向こう側に回って乗り込む。

ホテルに着くと、元気の良い「高橋さん」という案内係の方が、ホテルの作り、泊まる部屋、バイキング会場などを、そこまで声を張らんでもというくらい元気に説明してくれた。

ホテルの部屋は10畳+6畳+サンルーム+トイレに入り口のやたらに広いスペースと、思いもしないほどの豪華版。早速風呂に入り、食事時間までを有効活用ということで、まずは浴衣に着替えて……。

なんということか! 奥さんの浴衣がツンツルテンのまるでバカボン。このホテル、入館すると、好きな柄の浴衣を選ぶ仕組みで、大きさもそこでセレクトするのだが、ジャストのサイズを選んだはずなのに、バカボン。すぐにフロントに行って説明すると、奥さんの選んだMサイズの所から渡してくれたが、これもS。あららということで確認すると、Mの所に置かれた浴衣は、すべてSだったという落ち。

風呂から上がり、少し早いがバイキング会場へ向かう。だが! はっきり説明されたにもかかわらず、会場が分からない。何度もあっちへ行ったりこっちへ来たりとしている内に、どうやら同じように食事会場に行きそうな若者二人。ボクらと同じ場所で迷っている。

声をかけると、案の定、バイキング会場へ行く所。しかし、ボクら以外人の気配がない。それならと、真っ暗な奥へ探索に出かける。すると、3分前にも拘らず、まだ中は薄暗いそれらしい入り口が! 中に入ると、「もう少しお待ちください!」と、あの「高橋さん」。恐縮して奥さんや若者のいるところに戻り、間違いないとウィンク。

やがて、案内係の女性が「お待たせしました」と待っているボクら4人のところに来て電気を点けた、その瞬間、エレベーターの扉が開いて、10数人の人が飛び出してきた。なんという絶妙なタイミング。時間とは、こんな感じで守るものか! と感じ入る。

案に相違して、食べ物はおいしかった。期待していなかった分、非常においしいとまで思った。特にわさび漬けは信じられないくらいおいしかった。

そして部屋に戻り露天風呂などに出向き、旅行気分を満喫して部屋に戻ると、気付かなかった扉が一つ。恐る恐る開けてみると、なんと! 部屋付の露天風呂ではないか!! すぐに湯を張ったのは言うまでもない。だが、ここでひと騒動。

ゴキが出た。散々湯を浴びせいい加減弱ったと思ったのだが、彼は弱っていなかった。

夜中に、気配を感じて目を覚ますと、ボクの布団の横を、よたよたとゴキが歩いているではないか! すぐさま飛び起き、追い詰め、パンと叩いて、申し訳ないが絶命。手を合わせて、トイレに水葬。

色々あるなと思いながら、ようやく落ち着いて、眠りにつきました。

この続きは、また明日。


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