普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

2011年3月12日福島

2013-03-12 23:52:33 | 普通な人々<的>な
あの日、ボクは家にいた。そして東日本大震災に関するニュースを食入いるように見ていた。

その報道の中に、福島第一原発に関するものもあった。何チャンネルだったかは覚えていないが、ボクが見ていたオンタイムの福島第一原発の映像で、あの水素爆発が起こった。

当初、東電も政府も水素爆発ではないと頑なに言い張った。

「嘘つきハンス」の始まりだった。

あの時の衝撃は忘れない。福島原発の何号機かはわからなかったが、空気が弾けるように空に向かって「何か」が飛び出していった。「災厄」という名の何者かに思えた。

パンドラの箱が開いたような印象も持った。

あれから2年が経った。何一つ変化もせず解決してもいないのだが、まるですべて丸く収まっているかのような印象を、多くの人々は持っている。

ひょっとすると「嘘つきハンス」は、うまいことやったのかもしれない。

とてもうまくいっているとは思えないのだが、うまいことやっているのかもしれない。

嘘もつき通せば、やがては本当のことのように思える時が来る、と「嘘つきハンス」はしっているのかもしれない。

騙されてしまうことほど恐ろしいことはない。

けっして騙されないようにと、祈ろう。

それでも騙されるのが人間なんだが……。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3.11 祈る。 | トップ | 根比べ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿