普通な生活 普通な人々

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月旦評② 野田佳彦

2011-11-13 15:44:28 | 極端な人々<的>な
 行きがかり上、野田総理を書くことにする。
 本当はあまり書きたくない。なぜなら、良くも悪くもまだそれほどの事績を残しているわけでもなく、そんなもんかなと言った程度のことしか書けないと思ったからだ。

 だが昨日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉へ参加する方針を表明し、日米首脳会談で米国産牛肉の輸入 規制緩和に向けた手続きを始めたと寝耳に水の発言をするに及んで、ボクの中で野田佳彦は一気に「悪漢」ということになって、書くことにした。

◆野田佳彦◆

 人間ではなく、千葉県産の泥鰌(どじょう、鰌、ドジョウ)であると自称している。1957年生まれというから、54歳。若い。泥鰌にしちゃ長生きか?

 野田佳彦の「顔」は、菅直人が半島系とするならば、大陸系の顔をしている。おそらく三国志に中堅政治家として登場しそうな顔立ちだ。融通の利かない顔をしている。
 泥鰌というわりに、目は爬虫類的な、なにを考えているのか判らない、怖い眼をしている。
 人の話を聞いているようで、実は聞いていない。
 「声」は倍音を含んだ好い声である。菅のよう人をイラっとさせる、人を遠ざける声ではない。これは人を騙すのに恰好の武器である。
 「居ずまい」も悪くない。姿勢が好いのは良いことだ。ただ、相手がフランクな態度で接しても、その姿勢を崩さないという態度は、なにか姿勢そのものも「作り物の一部」のように受け取れる。ぬいぐるみを着ているみたいにも見える。

 総じて何事かをやってくれそうな雰囲気は漂わせるが、最終的にはなにも結果が出ない、出ても国民の望む形ではないという気がする。
 消費税もそうだが、自分の持論を前に出しすぎるきらいがある。そして今度の牛肉ではないが、まさに「どこからそんな話が出てきたんだ?」的な思いにさせられることが、これから先も多々あるに違いないと思う。
 
 要は、独善的な体質ということになるだろうか。

 実はこういう感じの政治家が最も結果として悪辣なことをしてみせる。悪辣というのは、意外に自覚がないまま、むしろ人のために良かれと思った結果が大失敗的な感じだ。
 きっとそんな感じの引き際になりそうな気がする。
 どう転んでも、大物の風格はない。こじんまりした官僚的な空気感を持っている。

 オバマが「一緒に仕事ができる」と言ったのは、言い換えれば「俺の言うことはなんでも押し通せそうだ」ということに他ならない。誉め言葉ではないな。
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