普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

猫なで声

2013-10-03 15:02:44 | こんなことを考えた
我が家には、ワンコがいる。名前はココという。現在9歳。もうおばあちゃんの領域だ。

スムースのミニチュアダックスということで、元々はココアという名前だったが、彼女には17年生きたマルチーズのココという先輩ワンコがいた。

それで結局、ココと呼ばれるようになり、2代目ともいわれるようになった。

彼女は1歳の時に歩けなくなった。後ろの両脚ともに動かなくなったのだ。

突然のことで、驚き病院に出向いたが、どうやら脊椎の一部に損傷があるとのご託宣で、MRIを撮り、手術をしようということになった。

入院までして背中の短い毛までそられたが、少しだけ脚が動かせるような気配があって、手術は中止してもらった。できるだけ「金物」を身体に入れたくなかったのだ。

結論から言うと、それからおよそ1ヶ月後、彼女は奇跡的に歩けるまでに回復したのだ。手術をしなくて本当に良かった。

ただ、いつ再発するかわからない。爆弾を抱えているわけで、彼女はそれ以降、散歩をしないことになった。

家での高所へのジャンプも禁じられた。

およそつまらない生活のように思われるかもしれないが、これが意外に彼女の性に合っているみたいだ。

もともと引っ込み思案で、散歩をしていても他の犬との交流はほとんどせず、怖がりで神経質。おまけに甘ったれ。

ことに食事のおねだりは、半端なく、ワンコの身でありながらほとんど猫のような声を出す。

食事を上げるまで1時間でも泣き続ける。

うるさいくらいの、猫なで声。それでもものすごく愛らしく、可愛い。腰のことがあるから、余計に不愍がかかる。

爆弾は破裂せずに今日に至るが、油断はできない。

初代ココに倣えば、あと8年は生きる。

こちとらも70歳を優に超えている計算になる。

そんな意味でも、…頑張んなきゃな…。

そんなココの、一番好きな表情がこれ。食べ物を目の前にして、猫なで声を出しながら「待て」の解除を待っているときの顔。(7歳の誕生日のケーキを前にして)


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