普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

父・加藤千代三の短歌 3

2021-01-25 17:14:49 | 父・加藤千代三の短歌
父・加藤千代三の書き残した短歌を、紹介していきます。

第3回目は、こんな添え書きがある一首です。

「太田水穂主筆『潮音』の誌友となり、数多くの歌を発表したが、記録なし。十五歳から十七歳上京までの間、僅かに記憶する歌」

この添え書きの後には数種の歌が記されています。

順番に記載します。

カナ文字の 幼なき妹の たよりより
懐かしまるれ ふるさとの山


今回はもう一首。

ここからは 家もみえねば ふるさとの
山と空とに 別れするなり


ボクは中国山系の山々の稜線が大好きです。その大きな理由の一つは、千代三の歌によります。

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