普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

帽子、髭

2012-04-24 13:36:59 | 普通な人々<的>な
これまでの人生で、無精髭以外に髭を生やしたことは、一度しかない。

あまりそういったことに頓着しなかっただけなのだが、最近少し頓着している。

それなりに歳をとりたいと思って生きてきたのだが、少し髭を生やそうかなどと考えるようになった。

髭を生やさないはっきりした理由も実はある。奥さんが嫌いなのだ。見たこともないだろうに、ボクの髭は「薄汚い」というのだ。

そうかもしれない、と自分でも思う。

一度だけ意識的に髭を生やしたことがあるが、それは芝居の役作り。1ヶ月髭を剃らず、一週間の公演を終え、奥さんの要請で、即刻剃った。

ここに来て髭云々いうのは、法令線のせい。長く深い自分の法令線を隠したいと思ったのだ。

なにを今更川端柳だが、なぜか少しは若く見える方が良いと思い始めているのだ。

それと帽子。今目の前に、洒落た帽子の70歳がらみの紳士が立っているのだが、そろそろ帽子を被るのもいいかなと思い始めた。

帽子もこれまでの人生で被ったことがない。この冬の寒さ対策で、初めて日常的に被った。

そうした自分自身の変化があって、周囲を観察すると、意外にも多くの人が被っていることに気づいた。

帽子を被るのも、普通に毛が生えているから、被る必然性がなかっただけだが、確かに薄くなってきた。だからこの冬、寒かったのだ。

髭に帽子、どちらも無用といえば無用。なんとはなしに、「女もすなるお洒落というものを、男もしてみんとてするなり」といった、これまでとは違ったスタンスでしてみようかなと思った。

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