普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

物の整理とは、自分の人生の整理と同じ。

2011-10-13 00:28:49 | 普通な人々<的>な
 若い勢いのある頃は、部屋の模様替え一つでも楽しかった。なんだか自分の人生をその瞬間だけでも、大きく変化させられる感じがしたから。

 この歳になって、自分の周囲に集積した「資料」と称するゴミの山を整理し始めると、まるで自分の人生を丸ごと整理、つまるところ死を迎えるための身辺整理のような気がしてくるから不思議だ。

 やっていることには若い頃と今とにそれほどの差があるわけでもない。だが、確実に意味が異なる。

 そして思うのだ。今の自分にとっては、自分の書いてきた原稿も含めすべての物の整理とは、自分の生きてきた人生そのものの整理と同じことなのだと。そうなると先に進むのも怖くなる。

 要は、整理し始めて、昔のものが出てくると手が止まって先に進まなくなることがある。判りやすく言えばアルバムだ。見始めたら止まらない。ある意味楽しい事どもではあるはずなのだが……。

 実は、それが人生の整理なのだと気付く。
 正直、自分の中で何とか整合性を保ちながら、自分自身に納得し、明日を迎えようとする。だが歳を取ると、いつまでも納得がゆかない。いつまでも眺めている。そしていつまでも整理がつかない。歳を取れば取るほど、整理整頓は下手になる。

 だからある日、整理整頓がさくさくと進むようなことがあれば、それは死期が間近だと言うことだろうと思っている。

 正直、まだ下手だ。
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