普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

音楽遍歴<その5>

2010-11-24 11:37:41 | 音楽にまつわる話<的>な
 76年から80年まで、都合4年間「ロッキンf」で編集者として働いた。本当に楽しい毎日だった。当時のボクは、ZZTOP、CSN&Yやジェファーソン、オールマン、グランドファンク、それにJジョップリン、Jヘンドリクス、ドアーズといった、60年代、70年代前半のアメリカンロックの系統を好んで聴いていた記憶がある。それは、ボクの音楽の原点がキングストン・トリオというところにも大いに関係しているだろう。
 ブリティッシュロック系は、もちろんクリムゾンやツェッペリン、Pフロイド、EL&Pといったプログレがかった音、T-REX等のグラム系、そして最も好きだったブライアン・フェリーのロキシー・ミュージックなどは聴いたが、ハードロック的ニュアンスの大きいものはあまり聴かなかった。
 なぜかはわからない。音楽のもつニュアンスをハードロック系の音は壊しているような気がしていたと言う記憶はあるが、それが具体的にどこを指しているのかは不明だ。
 一方、国内はどうかというと、実は76年までの日本の音楽シーンは、まさにロック創世紀。どちらかといえばフォーク、ニューミュージックと呼ばれる音楽がレコード化の対象であり、ロックはまだディレクターもよほどのものでなければ対象にしなかった。
 その中にあって四人囃子、RCサクセション、安全バンド、カルメンマキ&OZ、ウェストロードブルースバンド、上田正樹とサウストゥサウス、金子マリ(バックスバニーやスモーキーメディスンなど)、キャラメルママ(細野晴臣!)、久保田真琴と夕焼け楽団、竹田和夫のクリエイション、外道、そしてキャロル、サディスティックミカバンド、ごまのはえ、サンハウス、シュガーベイブ、頭脳警察、ティンパンアレー、裸のラリーズ、ファニーカンパニー、紫、コンディショングリーン、村八分、ムーンライダース、憂歌団などなど、英米の影響を受けつつも、日本的ニュアンス、オリジナリティーも併せ持つグループなども活躍しはじめていた、まさに玉石混交の時代だった。とはいえ上手くなければダメという不文律はあった。
 それが、一気に音楽が若者の手中に落ちる「事件」が起こる。

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1 コメント

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音楽の衝撃 (萩原下衆兵衛)
2015-03-15 01:40:13
今日、仕事中にK藤先生の話が出(!)たので、ちょいとアーカイブを覗かせていただきました。
おや、K藤先生もロキシィミウヂックがお好きでしたか!
あたくしも、高校一年のときにロキシィミウヂックのファーストを聴いて、「なんぢゃこの音楽は!」と鳥肌が立ちましたヨ!

あっ、その前、小学生のときにジャックスの「からっぽの世界」を聴いて、すでに道を踏み外ししていましたがネ(笑)
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