普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

根比べ

2013-03-15 11:26:50 | 普通な人々<的>な
最近、言葉って面白いなと思ったこと。

一つは、少し前に書いたが「アベノミクス」。安倍首相の推進する経済政策の総称とでも言うべき言葉だが、安倍首相が少しでも〈苦〉を厭えば〈ク〉が抜けて、「アベノミス」になってしまうという、なにやら未来を予見でもしたかのような、言葉になる面白さ。

もう一つはローマ法王の話。ベネディクト16世の生前の退陣による新法王選びが行われていたが、その選出の儀式を「コンクラーヴェ」と呼ぶこと。本来の意味は「厳重に鍵のかかった」という意味合いだそうだが、言ってみれば秘密会議ということなのだろう。
今回も何度かの投票で決着がつかず、五度目にようやくアルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿に決定、法王名としてフランシスコ1世を名乗ることが決まった。

この過程を見るだけでも「コンクラーヴェ」は「根比べ」だとわかるだろう。

ボクと同じようなことを考えた人はたくさんいるだろうけれど、どうやら、鎖国期の日本に宣教師によって「コンクラーヴェ」という言葉がもたらされ、根比べの語源になったとする説もあるそうで、誰でも同じことを考えるものだなぁ、と思ったけれど、やっぱりローマ法王の選出の儀式が根比べだということの、ダジャレ的感覚は面白いと思った次第。


コメント (1)
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