岡山シーガルズ133

　生観戦レポです。
　昨日笠岡総合体育館で開催されたＶリーグ開幕戦、埼玉上尾戦（昨季５位。岡山は６位）の観戦に行ってきました。やっと開幕です。オンライン事業では何度も失態がありましたが、これからはリアルの本業です。会場は監督の出身地・笠岡市。ホーム戦開催は８季ぶりだそうです。ファン感でよく来ているアリーナであり、いつもすぐ横の駐車場に停めれましたが、今回は普通の駐車場に停めて歩いて向かう。スポーツ公園をのんびり歩いていくのもこれまた良し。やがて試合会場が見えてきましたが、すごいブースの数。大イベントじゃないかと。笠岡市の気合を感じました。
　　　
　入場開始は１時間前。うっかりその前にゲートに行きそうになりました。今日は２Ｆ指定席という事でゆっくり構え、ブースを観て回る。子ども向けの「ランバイク体験」コーナー、岡山県西南開運組合「海運業の町」パネル展示の他、地域産品を中心とした美味しそうなグルメコーナーがいっぱい並んでいました。体育館のコンコースが狭いからか、ＦＣ受付やグッズ売り場などのブースも全部外に設置されていました。その中で事務局・丸山さん（前副主将）の姿もお見掛けする。ろんぱ氏も登場。遠くからお疲れ様です。
　　　　　
　長い待機列ができていたので、せっかくだから並ぶかと列に加わる。社会的距離を取るから平時よりどうしても列が長くなっている。並んでいて思うが、来場客は中年以上ばかり、しかもおじさん（筆者も含めて）が多い。すっかり露出が減ってきたＷＥリーグもターゲット顧客（サッカー女子・学生）を考え直した方がいいんじゃねと思ってしまうくらいに多い。
　入口ゲートには元ファジ選手の福森鐵鉄工所さんのルビーシステムラック検温機がありました。ここにも採用されたのかと。福森さん、営業頑張っていますね。確かにゲートを通る複数の来場者の検温ができるから効率がいいかもしれません。
　　　
　ゲートでいろいろいただきました。ユニフォームサプライヤー・トンボさんのVICTORY特製応援Ｔシャツ、ウェルカムバッグの他に何とバラを１輪配っていて、これはサプライズでした。バラといえば福山シティさんで、福山市の市花。スポンサー関係で何か関係あるのかなと思いながら受け取り、帰宅後我が家の花瓶に収まりました。ありがとうございます。もう20年以上スポーツ観戦していますが、ゲートで生花をもらうのは初めて。皆さんも喜ばれたことでしょう。
　今回の席は２Ｆのいわゆるメインスタンド。本来は１Ｆで選手を近く観たいたちなのですが、料金を見て断念しています。狭い会場、見るといわゆるゴル裏はスポンサー席と一体型のような席だったので、料金でバランスを取ったのかなと思わせる。ほぼ中央の３列目ですぐ後は通路だったので、背もたれ的になっており、観戦が楽でしたね。
　　　
　過去には大型モニターが置かれ、チャレンジの時にスローリプレイが流れたりしましたが、今回は何も無いのでチャレンジはコールとアナウンス対応のみ。とにかく狭いのでメディアも撮影しにくそう。横の階段状通路にどこかのメディアの人がずっと座ってやりにくそうに撮影していました。通常、選手控えはコーナー奥なのですが、この日はベンチ裏。何か勝手が違う様子でしたね。すべては監督出身の笠岡市のためか。
　コートも今までと違う。いつもは体育館の床にテープを貼って終わりですが、上に薄赤色のシートを貼り、スボンサーバナーがはられている。ＴリーグやＢリーグのようなコートでした。木のそのままの床が好きでしたが、まぁいいか。
　　　
　今季のユニフォームは青色と黄色。デザインコンセプトは瀬戸内の海と晴れの国岡山の太陽だとか。太陽ねぇ･･･ちなみにＪ２岡山はＧＫのユニフォームがファーストが青色でセカンドが黄色と同じですね。確かデザインコンセプトも同じだと思います。そして、この日配布された応援Ｔシャツは黄色。おやと思いました。という事はこの日のユニは黄色かと思ったら当たりでした。そしてアリーナは不思議な景色になっている。何とアリーナ全体が黄色く染まり、黄色い試合となってしまったのです。ここは日立台かと思うくらいに。メインのチームカラーは青だし、ホーム開幕戦なのに。まぁ、当ブログ的には昔から馴染みが深い好きな色なので収まりが良かったですが、いいの～？と思って観戦していました。まぁ黄色は気持ちを明るくさせ、女性好みの色ではあります。よく見ると下半分にオレンジが入っており、すっかり柑橘系になりました。何季か後には今度はオレンジ色になるのかと思ってみたり。
　　　
　上尾さんには馴染みのある選手見当たらず。５年前までは荒木選手が所属していました。最新の全日本メンバーには内瀬戸選手がいるようですがやはり馴染みが無い。あと、上尾さんの10番の佐藤選手は27歳で、岡山県玉野市生まれの就実高校出身（岡山には来ないルートか）とか。
　試合ですが、第１セットの最初は調子よくリードしていたが。途中逆転される。岡山は攻撃が単調で、拾われてつながれ、最後に強打で仕留められるパターンが多い。上尾さんの方がベンチの声も大きく、後押し感がある。同点。岡山ベンチのちょうど上なので、河本監督の声が聞こえる。「●●だろうが！！」と怒鳴る声を聞いて、やはりこのチームは昭和のスポ根だと思う。ギリギリを狙うのか、ボールアウトが多い。でも第一セットをデュースからもぎ取る。
　今回のハリセンはいいですね。去年のはよく外れたし、音も今一つでしたが、今回のは音もいいし、軽くて振りやすい。上尾さんは外国人監督だ、岡山もいいかもと思ってしまう。あと、全日本女子の監督に姫路さんの真鍋オーナーが復帰されますが、また宮下選手が使われる事が増えるのではと思ってしまう。
　　　
　第２セットもリードから、途中で逆転される。この試合では前田選手が目立っていました？ 　マスクで顔は見えませんでしたが、今日はマネージャーで出場している吉田さんがベンチ付近で頑張っておられました。第２セットもデュースゲームになったが結局取られる。それにしても、チャレンジの審判員はどこでやってるのかなと思ってしまう。
　第３セットは抜きつ抜かれつの展開が続くが、デュース無しで取る。渡辺選手の代わりに新入団した佐藤選手はよく出て、活躍していた様子。
　　　
　第４セットは初めて５点差をつけられる。攻め通されているイメージ。このセットはサッパリで一方的に12点差でやられました。そういえぱ、今日は中本選手の姿が見えなかったなと。第５セットは最初は少しリードしていたが、すぐに逆転される。及川選手のブロードが決まるが、気がついたら相手が先に15点を取って試合終了。競り負けました。しかし、コロナ禍の中、２階席で普通に怒鳴っているおじさんがいました。ああいう方はスタッフでお引き取り願いたいなと思ってしまう。
　
　今朝の山陽新聞朝刊の「シーガルズ詰め甘く」というタイトルの記事の戦評です。
「岡山シーガルズは攻めに躍動感を欠き、第２セットを22-20ｔ先行し、先に握ったセットポイントを生かせなかったのが痛い。徹底されたショートサーブで崩され、センター線を封じられた宮下のトスワークも選択肢が限られた。強打に対する楢崎らの守備は安定していただけに28得点の金田に次ぐ攻撃の核が欲しい。」
「昨季はこうした粘りに欠け、負けるときはあっさりとコートを去る試合が目につき、カップ戦も含む14敗のうちフルセットはたったの１戦。チームとしての仕上がりは、リーグ初戦にしては上々だろう。」

　と、フルセットに持ち込めたからリーグ初戦にしては上々とありましたが、続く今日の試合。０－３で１セットも取れずに完敗でした。このパターンはよくないですね。今季が心配になってきました。渡辺選手の後任の佐藤選手も、山陽新聞によれば、攻撃の核にはもの足らずとあります。やはり、渡辺選手の穴は大きかったか。試合を観ていても、昨季とほとんど同じ試合運びで、正直進歩が感じられませんでした。ひょっとしたら河本監督の引き出しが打ち止めになっているのでは。勝つために、そろそろ超長期政権は終わってもいいんじゃないかと思ってみたり。
　　　
　ヒロインインタビューは、上尾さんの佐藤選手。この日は40点を叩き出しています。試合後、来場者向けのサービスタイムがありました。入場券の座席番号で景品が当たる抽選会です。まぁ当たらなかったですね。最後は選手達がコートを１周してエアハイタッチです。山陽新聞によると、この日の観客数は560人。一番多い時は３千人というシーズンもあったのに、コロナ禍とはいえ寂しい数字。トライフープやリベッツと同じレベルの数字になっちゃいましたね。来場者が少ない要因は、チケット価格の高さだと思います。少し下げたらもう少し来場客は増えると思いますよ。
　　　
　ちなみに今回黄色い応援Ｔシャツをいただきましたが、真っ黄色で派手なデザインなので普段着としては着にくい印象。こういう黄色いＴシャツはいかがでしょうか？　中の人が見ていたらどうぞ参考に。
　あと、ちょっとショックな事がありました。さて、アウェー戦とかどの試合の配信があるのかとＤＡＺＮのバレーを観に行くと「バレー」のアイコンが無い。「バスケ」も無い。トライフープはＢ２に上がればバスケットLIVEで観れるが、シーガルズは観れない･･･　VリーグＴＶと言われてもねぇ。ちょっとシーガルズが遠くなってしまいました。ダブルショックの日でした。
#がんばろう日本　#ThankYouHealthcareWorkers　#ThankYouCaregivers