J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

スポーツ文化の素晴らしさ86

2017-07-04 00:32:41 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 当ブログでは、普段Jリーグ百年構想うんぬんと言っており、選手による社会貢献活動や、異競技連携がまともにできないところは、どちらかといえばJクラブにはふさわしくないと個人的に思っております。順位もカテゴリも関係ありません。いくらいい事業をやっても単発ではやっていない事に近い。経営数値は大事ですが、経営数値ファーストでもなく、そういう「Jクラブらしさ」のいいバランスが取れているところが、公共財であるJクラブらしく、百年続くJ1にふさわしいクラブだと認識しています。
 そんな中、讃岐さんでいいイベントが行われました。まさに異競技連携、中四国では広島さんか讃岐さん、あと愛媛さんか。簡単にはできない立派な事業です。以下、抜粋して紹介。
   
【香川県のプロスポーツチーム4団体登場】
 7月1日(土)のホーム長崎戦で、香川オリーブガイナーズ、香川アイスフェローズ、香川ファイブアローズ、カマタマーレ讃岐の香川県のプロスポーツチームである4チームが登場し、各種スポーツのアトラクションイベントを開催。
【参加チーム・競技】
香川オリーブガイナーズ・野球
 6選手(吉田圭志、松井聖、クリス、具志堅竜馬、西梶友理、三好一生)
香川アイスフェローズ・アイスホッケー
 4選手(黒岩紘徳、長谷川拓巳、晒谷凌太、虎直人)
香川ファイブアローズ・バスケットボール
 未告知
・カマタマーレ讃岐・サッカー
 未告知
【実施イベント】
・先着1,000名に4チームのエンブレムが入った、クリアファイルをプレゼント
 配布方法:アトラクション参加者
・4競技のアトラクションブース(各チーム選手参加予定)
 時間: 16:00〜19:00
 場所: カマタマ広場・メインデッキ場
J2讃岐公式HP該当記事②:http://www.kamatamare.jp/news/2017/06/71-4.html
    〃           ①:http://www.kamatamare.jp/news/2017/06/71v-4.html
J's GOAL該当記事:https://www.jsgoal.jp/photo/n-00016232/

 讃岐さんは頑張っていると思います。最寄駅が遠く、ホームタウン人口が少なく、競合するプロスポーツチームがたくさんあるという、岡山などとは真逆のスポーツ興業的に劣勢な環境。例えばめったにない復興支援くらいしか連携できず、普段はスルーというパターンとは違い、同じ香川県で普段からこういう横の連携を行っておられます。スポーツどころ、いろいろなスポーツで賑やかなまち、いいですね。
 では、なぜ香川県のように異競技チームが多い方がいいのか。それは競争原理が働くからです、片田舎の都市かどこかで、男子プロチームが一つしかない状況であれば、競争による切磋琢磨は生まれず、誤った価値観が寝付いてしまいます。
 そんな中、讃岐さんの情報をいろいろと観ていたら、ボランティア組織も素晴らしい事がわかりました。以下、抜粋して紹介。
       
【スポサポ香川】
 香川県内で活躍する4つの地域密着型スポーツチーム「香川アイスフェローズ」、「香川オリーブガイナーズ」、「カマタマーレ讃岐」、「高松ファイブアローズ」の試合運営等をサポートするボランティアキャスト組織。ボランティアキャスト「スポサポ香川」に登録すれば、それぞれのチームでボランティア登録をすることなく、4チーム共通のボランティアキャストとして、各チームの試合運営等に参加可能。

 素晴らしいですね。今日はJ2リーグで来週はBリーグ、夜は野球で明日はアイスホッケーって、かなり充実したボランティア活動ではないでしょうか。Jクラブの一流のボランティアはクラブの後援会の傘下に入っている事が多いようです。すなわち、クラブとイコールよりも一つ距離を置いている方が更に地域に根付いた素晴らしいサポートができるという考え方です。香川県のスポーツボランティアもそれに近いようですね。サッカーだけのボランティアだったら、次第に足が遠のくかもしれないのに、他のバスケや野球の運営のサポートに行くと、刺激も受けるし、「あっちはこうだった」とお互い情報交換して内容が改善していくのではないでしょうか。と言っても、他の男子プロチームが無ければどうしようもないですが。
 確かに香川県、特にJ2讃岐は現在20位と残留争いを演じていますが、長い目で見ると、4つのスポーツチームがどこも100年続き、香川県の宝である公共財となる事でしょう。同じ中四国チームとして、早く残留争いから抜け出して欲しいところです。
 ちなみに当ブログでも長く「高松ファイブアローズ」として親しんできましたが、去年Bリーグ参入を機に「香川ファイブアローズ」に改名したそうです。知らなかったです。早く島根さんのようにB1に上がって欲しいものです。
香川プロスポーツクラブ連絡協議会公式HP該当ページ:アドレス
J2讃岐関連⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161221
  〃     ⑥:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131212
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131121

  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131005
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110913
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101208
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080419

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする