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桜咲き誇るセレッソ大阪10

2013-11-08 01:24:14 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

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 事例紹介コラムです。
 先日の記事と前後しましたが、「セレ女」を紹介したいと思います。最近また2ステージ制の問題でJリーグ自体にゴタゴタ感が出てきましたが、当ブログではチーム、選手などの商品力を高めるべきと以前より言い続けてきました。先日の記事で「カーブ女子」というものを紹介しましたが、前々から気にしていたC大阪の柿谷人気が具体的に「セレッソ女子」という事で、ネットで紹介されました。以下、抜粋して紹介。
   
 J1のC大阪の若手選手に女性ファンが殺到。C大阪の練習場には若い女性を中心に、多い時で500人超が来場し、「セレ女の舞洲詣で」と呼ぶ人もいるとか。応援席で赤いユニホームをおしゃれに着こなした「カープ女子」が目立つように、スタジアムで「セレ女」が男性サポーターを圧倒する日も近いのかとしています。
 平日午後にJR桜島駅の練習場のある同区の舞洲行きバスには、クラブハウスに向かう20代までの女性の長い列が見られる。お目当ては日本代表の柿谷選手や山口選手ら、サッカー雑誌の人気投票で上位に名を連ねる「イケメン選手」たちとか。

 今シーズン当初はまだそれほど人数は多くなかったようですが、東アジア杯を境に、ファンが急増し、平日でも200人を切ることが珍しくなくなったそうです。練習見学後、約100mのファンサービスゾーンに移動し、選手からサインをもらったり、記念撮影をしたりして交流を深めているとか。チームカラーを基調にした応援グッズで観戦ファッションに工夫を凝らす女性サポがいつしか「セレ女」と呼ばれているようです。

 ファンサービスはほぼ毎日実施しており、柿谷、山口両選手は代表遠征から帰国した当日ですら、欠かさなかったとか。「遠征で自分がいない間に来てくれていた方もいるでしょうし……」と山口選手のコメント。当然という考え方で常に明るい笑顔で接する丸橋選手は隠れた人気者になっているそうです。
 「ファンを大事にしてくれるところが魅力」「ここに来るのは4回目。選手はみんな優しく接してくれるし、サッカーの面でも良いところが分かってきた」という女性ファンの声もあり、セレ女急増の要因なのかなと。森島チームアンバサダーが選手時代にファンを大事にしたことで知られるように、「おもてなし精神」はクラブの伝統でもあり、同じ背番号8の森島氏をお手本としている柿谷選手も、そういう部分も見習っている事は頷けますね。
 セレ女効果もあって観客動員は好調で、ホーム試合はチケット完売が続き、入場者数は1試合平均で過去最高の17,739人を記録し、優勝争いした’05年以来の年間30万人突破は確実。スタジアムでは、女性ファンの開拓は、観客動員面で苦戦するJリーグの現状打開のヒントにもなりそうと締めくくっています。

 セレッソといえば、先日の記事での長居での観戦で、セレッソ大阪ファッションコンテスト「セレコレ」というイベントをやっていましたね。まだまだ普通の観戦ルック(という表現でいいのか)という印象でしたが、これはクラブとしてはっきりセレ女を意識した活動だと思います。「セレコレ」がそのうち、もっともっとグレードが高いものになったらいいですね。いろいろとC大阪関連のネット情報を観ていたら、本当に女性サポが多いようです。チャントの中には女性の声の方が大きいものがあって、相手サポを驚かせるとか。チームカラーのピンクというのも女性が身につけやすいとか(これはカープの赤と同じか)。
 そして別の記事に同じく、女性のファン・サポーター絡みのネタが出ていました。それは観客動員数世界№1のリーグであるブンデスリーガです。他のコラムを読むと、ドイツは雇用面で日本より劣るので、Jリーグの方が断然恵まれているリーグという意見もありますが、平均観客動員数では世界屈指の存在です。フォルトナというクラブに勤務する方についてのコラムになります。以下、抜粋して紹介。

 現在、ドルトムントは平均8万人以上の動員を記録し、収容率は99.8%。「スタジアムの規模が10万人あれば、おそらく平均10万人も達成可能」と口にする瀬田氏が勤務するのはフォルトナというクラブ。5万4千人収容のスタジアムに平均4万6千人の動員、収容率では84%。’09年の調査で、ドイツは女性のサッカーに対する興味関心が欧州他国に比べて高い事がわかっているとしています。
「’06年のW杯でスタジアム整備を進めたことが最大の要因。以前のような男性サポーター本位のどちらかといえば劣悪な環境から、スタジアムのクオリティや安全性、公共交通機関と連携をして利便性を向上。
 加えて、スタジアム内にVIPシートをかなり明確に設けたことで、チケットの値段をハイプライスに設定することができたとか。年間シートとしては30万、40万、クラブによっては50万円という設定でもどのクラブでもほぼ完売。
 VIPシートが高額な分、売り切っておくことで一般のシートの値段をできるだけ下げる事が可能。フォルトナでは家族4人で来ても5~6千円で入場できる金額設定だとか。ドイツで女性の比率が高いのは家族シートの貢献がかなり大きいと思います」とコメント。

 確かに女性客に注目するというのは、最近での商品開発での基本路線で、メーカーによっては女子高生グループに商品開発会議に加わってもらうケースもあります。また、飲食店等でも女性客が増えるお洒落な店づくりにすれば、男性客もついてくる事が期待できると。
 Jリーグでも、数年前まで実施していた「Jリーグ特命PR部」がまさにそれです。元々は若い女性サポーターのSNS発信力を期待してスタートした経緯もあると聞いていましたが、いかんせんファン・サポーターの参加がネット上のみという事で、効果はどこまであったのかと思います。
 2ステージ制論議もそうですが、やはり生の人間(ファン・サポーター)としっかり向き合い、一つずつ丁寧に消費者としての意見・提案を汲み取っていく事が大事かなと思います。また、格好だけで実際は消費者と(選手が)距離を置くというのもどうかと思います。一緒かなと。

 柿谷人気は決して、代表バブルだけではないと思います。森島時代に礎となったファン・サポーターに向き合う姿勢がベースにもなっているのではないでしょうか。詳細を知らずに語っている訳ですが・・・
フットボールチャンネル該当記事:http://www.footballchannel.jp/2013/10/29/post10148/
C大阪関連⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131108
 〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130922
 〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130829
 〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130817 
 〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130122  

 〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121102
 〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110226
 〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100929

 〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091108
 〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090406
 〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081006

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