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下部組織について37

2013-09-22 00:03:54 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

【PV情報】9/22に開催されるアウェー北九州戦ですが、ウルトラスにてPVありです。

 事例紹介コラムです。
 J2ではG大阪のアウェー戦が売り切れになる「現象」が起きていますが、J1では同じようにC大阪のアウェー戦が同じような現象になっていると聞きます。欧州組ばかりの日本代表ブームで、国内組の人気選手が所属するJリーグチームに人気が出ているという事でししょうが、面白い現象です。そういう現象にあやかって、自チームにもそういう「名物」選手づくりが必要なのではないかと思います。そんなC大阪について、いろいろと情報が流れています。人気の柿谷選手は、育成クラブの成功の象徴です。「C大阪に“浪速ギャル”が殺到中」というタイトルの記事です。以下、抜粋して紹介。
   
 ザックジャパンの本田選手からも絶賛された柿谷を目当てに、C大阪の練習場には連日、黄色い声援が飛び交っているそうです。柿谷選手は、日本代表に初選出された7月の東アジアカップ後に、C大阪の練習場にも連日500~600人のサポーターが詰め掛けるようになったとか。クラブ関係者によると、実に7割が女性とのこと。夏休み期間が終わったこの時期も100人以上のサポーターが練習場に来ているとか。
 C大阪には、他にも日本代表に選出された山口選手、扇原選手や杉本選手らスター候補生に加え、超イケメン南野選手も所属し、柿谷選手を筆頭に女子学生から絶大な支持があり、日1時間以上もファンサービスに取り組んでいるそうです。

 そして、WEB版Sportivaに「若手を次々に輩出するセレッソの企業秘密」という記事が出ました。なぜC大阪は、若く才能あふれる選手をこれだけ多く輩出できるのかというテーマで、育成システムについて紹介してあります。以下、紹介。

 現在の育成システムのルーツは、育成責任者が視察で訪れた英国のスタジアムで、ハーフタイムに実施された宝くじの当選発表だったとか。売上の何割かがクラブの育成に充てられると聞き、お客さんはクラブの未来につながることなら、宝くじでもお金を出してくれる事を痛感したそうです。
 この宝くじから着想を得て、'07年に設立されたのが「ハナサカクラブ」。この制度は、下部組織の合宿や遠征、練習試合、食事などの費用を寄付するための個人協賛会で、一口3,000円で、毎年募集。現在、C大阪の育成組織は、ドイツ、スペイン、フランス、韓国などに毎年遠征しているが、そうした費用はハナサカクラブに集まった寄付金から捻出され、保護者の負担は限りなく抑えられているとか。下部組織にフィジカルコーチやメディカルスタッフがいたり、管理栄養士と契約して保護者のための栄養講習会を開けたりするのも、ハナサカクラブの成果。寄付されたお金は育成にしか活用せず、特典は一切なし。見返りは選手の成長のみで、データはすべて公開。

 海外遠征によって、指導者の目線も、選手の目線もグローバルスタンダードになり、「このままで世界に勝てるのか」「世界に出て行けるのか」となり、指導者の要求も選手の意識もすごく高くなったとか。
 監督や選手が代わっても、絶対に変わらないクラブの哲学を作る必要があり、チームの売りとなる3本の柱を決定。1つ目は「攻撃サッカー」。2つ目は、「育成型クラブを目指す」ということ。3つ目は、2度とJ2に降格しない、絶対にタイトルを獲るという思いで「勝負にこだわるメンタリティー」。

 プロである以上、ステージやお金にはこだわるべきで、選手の海外移籍を阻止する事はできず、出て行く選手がいるから、次の選手にチャンスが回ってくる訳で、香川選手や清武選手などの先輩に刺激を受けて、若手はより成長していく。外から獲得するだけでなく、山口選手や南野選手が2列目を務めているように、下部組織からの供給も可能になり、クラブとしては選手の出入りは戦略的なものになっているそうです。

 そんな中で、柿谷選手は下部組織で育ち、ハナサカクラブが誕生する前に16歳にしてトップチームに昇格している。柿谷選手だけは「天才」という事で、育成方法が違ったそうです。どのカテゴリーに上がっても、その基準を超えており、16歳でトップ登録したが、人間形成の過程で、J2クラブに移籍せざるを得なかったとか。
 現在、同様に注目されているのが南野選手。先のマンチェスターユナイテッド戦でゴールを決め、向こうの監督・選手を唸らせた事を覚えている選手。柿谷選手や香川選手で何年もかけて身につけた事が、1年目ですでにすべてを備えているとか。特にメンタル部分がすごいそうです。
スポルティバ該当記事:http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2013/09/14/post_467/

 その「ハナサカクラブ」の今年の活動費が、柿谷効果で過去最高額となったそうです。協賛金は8月末時点で、昨季の約1,416万円を上回る約1,597万円。年間チケットの一部も協賛金となり、柿谷人気で購入者が増えたことも要因だとか。
 2ステージ制の論議の中では、人気選手の海外移籍をぼやく方が見受けられます。このセレッソさんの爪の垢を煎じて飲んで欲しいですね。「せっかく育てたのにドイツへ行っちゃった・・・」と指をくわえて悔しがる人、年月をかけて下部組織からの循環システムを確立させているセレッソさんとの違いでしょう。ただ中には、とにかく実績作りで上へ上げて、「本当にプロとしての能力が備わっているのか?」と陰口を叩かれているところもあるかもしれませんね。
 TVの柿谷選手に特集番組を観ました。自ら「大阪のクソガキ」と称し、大阪弁まるだしでしゃべる素顔には親しみを持ちました。そんな所も魅力の一つなのかもしれません。正直、セレッソさんでは柿谷選手ばかり人気があるのかと思っていましたが、実は他にもいい素材はあり、特に南野選手はイケメン選手なんですね。これぞ、馴染みのある選手。チームの名前は聞くが、何分監督も選手も誰がいるのか馴染みが全くないというものとは大きく違いますね。セレッソさんの試合を観に行きたくなってきましたね。
C大阪関連⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130829
 〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130817 
 〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130122  

 〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121102
 〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110226
 〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100929

 〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091108
 〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090406
 〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081006

コメント (2)
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