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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

草の根運動43

2020-01-01 10:28:39 | 草の根運動

読者の皆さま 明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。

 さあ、新しい1年が始まりました。何といっても今年は五輪イヤーです。さて、今年は読者の皆さんにとってどんな年になるのでしょうかか。五輪チケットはゲットできましたか? 後日触れますが、当ブログにとっても五輪イヤーになりました。今日から始まるこの1年を思い描きながら、一つ一つ触れてみましょう。
 去年まではJ2岡山を中心に語りましたが、今回は岡山のプロスポーツ全体で語りたいです。まずは地元ファジアーノ岡山。昨季はもう一歩プレーオフの6位に手が届かずの9位でした。観客動員は再び盛り返しましたが、当ブログとしては首をかしげるシーンもあったかなと。
 当ブログでは、J1昇格についてはJ2優勝しかないとずっと思っています。なぜ参入プレーオフが始まったか、それはプレーオフ昇格組の多くが余りにも弱く、J1に場違いな成績だったから。J1の16位に勝つよりもJ2で優勝するくらいでないと、J1最少勝利数記録を作って恥をかいて、J2に舞い戻ってくる事になるのではないかと。岡山はJ2の1年目で最下位だった事もあり、プレーオフからJ1に上がっても同じ状況ではないかと思い描いてしまいます。
 昨季、個人的に一つ気になったのが「ディスカウント」企画。新元号特別企画で来場者全員に招待するという企画がありましたが、見方を変えればタダ券提供です。まぁ一度きりの特別企画なんだろと思っていたら、もう1回(今度は2試合観戦が条件)されました。招待券自体はテーマに沿ったものならまだいいが、「全員」というのがアカンかなと。木村前社長から引き継がれているはずの価値観で、北川社長が口にされたクラブの決意に対して、ちょっと違和感を感じています。元旦なのでこの辺にしておきますが、さぁ今季はどうされるのか注目したいと思います。
   
 他のチームにも注目しています。シーガルズはずっと頑張っておられるとして、昨季からボランティア参加して、中の様子もよくわかってきた2チームですね。新しい1部のチーム、岡山リベッツも頑張って欲しいですが、当ブログとしては特にトライフープ岡山にも頑張って欲しいと思います。県民クラブとして県下で幅広く試合興行を行い、しっかり各地で地域貢献活動をされています。価値観も当ブログに近い。今季は更に社会貢献活動が充実するのではないかと期待しています。
     
 いろいろな方面から届く情報では、J2岡山は少しずつ地域に根が張れていっているようです。成績など数字は水もの。文化は歴史。更に地域の宝となる、地域に根差した公共財、そういう部分でJ1にふさわしいクラブに少しでも近づいて欲しいですね。J2岡山が進んでいる部分、もう少し頑張って欲しい部分があると以前に書いていますが、進んでいる部分は、読者の皆さんも十分ご存知のために省略し、もう少し頑張って欲しい部分を昨年に引き続いて、「Jクラブの付加価値」項目に沿って紹介させていただきます。今回から他のチームにもリンクさせたいと思います。   

後援会(動き無し)
 クラブ主催のファン・サポーターの集まりはオフィシャルファンクラブで、クラブ主導の運営になりますが、後援会組織は地域の支援者の集合体で、支援者が独自性を持って自主運営し、ヒトとカネの両面でサポートできる独立組織です。よそのクラブの後援会状況は下のリンクどおりです。J1サポに言うと、「えっ、岡山無いの?」といつも不思議がられます。後援会ができて初めて、J1ふさわしいクラブになると個人的には思っています。岡山も地域のVIPな方を会長に招聘して、川崎さんのようにオフィシャルファンクラブを発展させて結成されてはいかがでしょうか。また、全クラブ調査記事を書きます。
 また、Bリーグでも調べてみたら、お隣の広島さんなど思ったよりも多くのクラブ(B1多い)で組織されていました。また、全クラブチェック記事やります。提案もさせてもらいましたが、B3岡山でもぜひ他のクラブに先駆けて後援会を作って欲しいですね。シーガルズにはそれに近い組織が一応ありますね。
後援会関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140607
   
②情報開示及び情報発信(公式HPのレベルアップ、見える化)
 公式HPの改革ですかね。経営面では、株主名簿や役員名簿を掲載しているところがほとんどです。また、特に「ホームタウン活動」ページは2013年からフリーズしたままです。他にも旧HPと違って、ニュース一覧はトピックス状態で、最新ニュースはもう1回クリックしなければ出てこない状況。SNSのアイコンですが、他のクラブは公式SNSにそのまま飛びますが、こちらはシェアというもので、下に別にリンクバナーを貼られています。情報発信力についてはまだまだJクラブの中で劣っている方ではないでしょうか。
 他のクラブについては、SNS頑張っていると思います。リベッツももう少し発信が早くなれば、もっといいでしょう。シーガルズも最近SNSを強化しましたね。B3岡山は動画もしっかりあり、一番手だと思います。
経営情報関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140716
湘南・松本との公式HP比較関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161009 
   
③異競技交流及び他のスポーツチームとの連携(動き無し)
 J2岡山でシーガルズなど他のスポーツチームとの連携は、募金活動以外では見られませんでした。岡山県の東西南北の隣県は何かしらやっています。あと、異競技交流といえば、Jリーグの「地域スポーツ振興活動」ですね。他は主なところは昔からされていますが、そろそろJ2岡山も手を挙げてはいかがでしょうか。今はチアリーディングしか無いようですが。あと、NPO法人 岡山ヒューマンスポーツクラブももっと活用されてはいかがでしょうか。
 B3岡山の比留木GMがそういう動きをやりたいと言われていたと思いますが、どこが音頭を取ってもいいと思います。何も無いのが問題。本来ならば岡山県なり、行政側が土台を作るべきなのかもしれませんが、県民性もあるのかな。何でしたら屋内競技クラブだけで組んでもいいのではないでしょうか。まず観たいのは山雅さんのように、お互いのマスコットがハーフタイムに登場するとか。お互いのハーフタイムに、チームのPRコーナーを設けるというアイディアはどうでしょうか。
異競技交流(Jリーグ「地域スポーツ振興活動および介護予防事業」)関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190315  
        
④サポートショップ(協賛店)制度(動き無し)
 FC会員証の提示で、何かサービスを受けられるサービスで、サポショ(サポートショップ)はクラブの情報発信基地の一つになり、商店街との連携で街そのものがサポートタウンとなります。当ブログでは、三位一体の支援に続く第4極が、商店・商店街と認識しています。現在、奉還町商店街と連携事業を行っていますが、表町など岡山市内の他の商店街とも連携されてはいかがでしょうか。すぐに川崎さんのレベルには達する事ができなくても、サポショ自体を始めたらいいと思います。J1、J2を通して何もやった事がないのは岡山くらいになってきましたね。
 先日、某商店街のある方に立ち話で、奉還町ばかりなのでこちらも何かと、ちょっとつついてみた事がありますが、そういう発想というか意識というか低かった印象でした。他県ではあれほど実施されているのに、岡山はなぜ?と不思議に思いました。Jに限らず、どんな競技で実施はありだと思います。先日も岡大サークル「SCop」が奉還町でチャレンジしていましたね。この辺りも「J1にふさわしい」部分ではないかと個人的には思っています。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190826

⑤サポーターカンファレンス(今のところ、2015年シーズンのみ1回開催)
 多くのJクラブでもやっている「義務」のような事業です。少し前にホーム最終戦直後に開催されましたが、以後開催されていないので、ここに挙げました。まさか、単発事業で終わるとは思えないし、手厳しい声が出るのは、どこのクラブでもある風景であり、それを嫌がった訳でもないでしょう。チャレンジ1のファン・サポーター向けの報告と、新シーズンに向けての説明をやるべきではないですかと個人的に言いたいです。
 実は他の新2チームにも「ファンの集い」という形で提案しています。カンファレンスではなく、交流会という形で。ファン・サポーターはエンドユーザー。顧客本位でも物を考えられないところに進化は無いと個人的に思っています。まずは同じテーブルに座らせて欲しいですね。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/904dde01359f08bb808b7bba9dfa74c4

選手による地域・社会貢献活動(更に頑張って欲しいです)
 数年前から素晴らしい貢献活動が始まっています。「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」です。岡山市内の全小学校での実施を目指すとともに、岡山県全域の子どもたちが、選手とふれ合う機会をつくることを目指すという事ですが、将来県北に回るとなると、いろいろ段取りが大変になるでしょうが、継続事業としてぜひやり遂げてください。
 選手はクラブの主力商品であり、夢を与える存在。コーチはあくまで脇役なので、技術はある程度与えられても夢まではしんどいか。シーガルズはばっちりですね。他の2クラブもぜひ選手派遣をお願いしたいです。リベッツは普段選手が岡山にいないので、白神監督の出番ですが、有田選手とか。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171022

 元旦のTV番組も、ラグビー日本代表がガンガン出ていました。サッカーでは今までここまでは無かったのでは。ラグビーをPRするために、とにかく出演するという姿勢は、サッカー界も見習って欲しいですね。岡山には来ないでしょうが、ラグビーのプロ化という話もあります。それにひきかえサッカー日本代表の人気の低下が囁かれています。五輪イヤーなのに。
 とにかく、当ブログでは今年も地元岡山のスポーツチームを応援していきたいと思います。本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。

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草の根運動42

2019-12-31 23:45:05 | 草の根運動

 ご挨拶記事です。
 今年もあっという間でしたね。いつになく早く過ぎ去っていこうとしています。ここ毎年ですが、紅白を観ながらゆっくり今年1年を思い描きながらキーを叩いています。ラグビー日本代表がゲストですぐに出てきましたが、今年の紅白は最初から最後までラグビー日本代表が主役でしたね。ユーミンのノーサイド(初めてフル聴きました)が出てきた時は、一番感動しました。確か昔はサッカーよりもラグビーの方が人気があったと聞きましたが、確かにサッカーにこんな文化は無いなと。NHKでのこの紅白を観て、「サッカー」はまだ修行が足りないのかもしれないと思いました。
 読者の皆さんにとって、今年1年はいかがでしたでしょうか? 当ブログにとって、夏までは真備の災害ボランティア参加で復興を見守ったイメージ、その後はスポーツ文化が一気に花開いた年に感じました。
 岡山のスポーツ界としては、「サッカー中心」から「幅広いスポーツ」の活躍へ。昨年から登場した岡山リベッツ、1部2年目で熟成した岡山シーガルズが引っ張り、そこにトライフープ岡山が3部へ参戦して、一気に岡山のプロスポーツは賑やかになりました。いつもは11月でJ2リーグが閉幕して寂しくなるのですが、今年からは違います。女子バレーも、B3リーグも全然試合やってます。正月休み無いんじゃないですかと心配してしまうくらいに頑張っています。ファジサポも結構観に行っている様子。当ブログもタイトルのサッカー色を少し薄めました。
 岡山のスポーツ界にとってもどういう年だったのか。ファジアーノ岡山は、有馬監督になって9位と、成績が少し改善しました。個人的にやや懸念しているのが「ディスカウント」策に象徴されるクラブの価値観の推移。来年の入場料値上げをきっかけに何か反応が起きない事を祈っています。岡山シーガルズは今年は強い! ファイナル8出場を決め、カンファレンス2位でフィニッシュ。若い選手が躍動して次々と撃破しました。年明けも期待。岡山リベッツはちょっと今年は4位と低迷。補強負けしたのか。トライフープ岡山は4月辺りまでの長丁場(J2より試合数多いです)を奮闘していますが、現在5位。まだまだ冒険は続きます。個人的には一番価値観が近いクラブと思っています。あと、女子サッカーの湯郷ベル吉備国大シャルム岡山高梁、頑張って下さい。毎年の振り返りですが、今年はこんな感じでしょうか。  
   
①ボランティア活動
◇FSS(FAGiANO Okayama Support Staff)(2009年4月発足):http://www.fagiano-okayama.com/supporters/volunteer.html
 ファジアーノには、FSSのサポートスタッフとして参加しましたが、今年も月1参加という状態でした。月1回、内側から景色が観られるというのはいいので、来季も全く同じ形で参加すると思います。他には特に目新しい話題はありません。メンバーの減少傾向が気になるところくらい。
   
◇災害ボランティア(2018年7月より2019年6月まで毎月):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190707
 今年も台風19号等による東日本の被害が多かったですね。温暖化等により、もはやこれからは毎年こういう災害が起こるのでしょうか。当ブログとしても、毎月1回ずつ真備の災害ボランティアに参加し、ちょうど1年になる12回で一区切りつけました。作業をしながら、真備の街の復興具合を見守ってきたつもりです。

◇トライフープ岡山ボランティア(2019年10月より):http://tryhoop.com/club/volunteerstaff/
 今季から同じく月イチで参加しています。最近参加しているスポーツボランティアで一番楽しく参加できている気がします。チームも県民クラブとして、また公共財として地域貢献活動に取り組んでいます。来季はそれに更に岡山を代表する社会貢献活動が加わるのではないでしょうか。今季はまだ3部で1年目という事で、まだ認知度も低く、観客数も少ないですが、元々競技人口が多い競技なので、今後は岡山の若者世代にスポーツ文化を浸透させていくのではないかと期待が大きいです。

   
◇岡山リベッツボランティア(2019年11月より):https://okayama-rivets.com/topic/detail/47
 今季から同じく月イチで参加しています。1部のチームとして、国内で4つしかないうちの1つが岡山にあるというのは素晴らしい事です。J2岡山ともB3岡山ともまた違うスポーツクラブとして、興味深く見させていただいています。まだ誕生して2年目という事で、成長の途中だと思いますが、スタッフの皆さんは少人数の中で頑張っていると思います。卓球も実は岡山では競技人口が多く、しかも老若男女の幅広い世代で楽しめる距離感の近い競技なので、ぜひ地域に根を張っていって欲しいと思います。

   
②地域における支援活動 ◇ファジアーノ応援団・浅口(隔月偶数月開催):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/1556bd1214a32a21a87195dded76b82a
 応援団・浅口は、引き続き頑張っていきました。昨年から岡事務局長(ファジサポとしても活躍中)が中心の運営になり、会の感じも徐々に変わっていっています。もう少し筆者も参加できればいいのですが。地域の後援会的組織(サポーターズクラブ?)として引き続き活動してきました。フェイスブックから新メンバーも次々と参加され、活性化していると思います。  
 
    
③ウォーキングサッカー体験会(Wフィールド):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/4e5a4911d3d7103ab73fbcb4bc0ecc2c
 フットサルに替わって、今季から「走ってはダメなサッカー」であるウォーキングサッカーをやってます。岡山初のウォーキングサッカークラブとして数か月には1回体験練習会を開催しています。
④サッカーを語る会(2004年12月から毎月):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/25fe20142b1343a2a26230951ea41391
 今年は少し新しい顔ぶれが加わりましたね。この会は歴史が古いですが、すっかり少人数でのによるFリーダーの仕事の息抜き会になっています。我々の活動の根幹的存在の会なので、今後もこつこつとやっていこうと思います。
   
⑤その他
 「カリスマの存在」の某黄色いチームですが、ネル監督のもと、見事J2優勝&J1復帰しました。最近の補強を見ていると、まじでJ1昇格即優勝の再現を狙っているのではないかと思います。また、お誘いを受けて、近隣会場のアウェー戦に足を運ぶのではないかと思います。そういえばJ2岡山の仲間選手が入団しましたね。ユース出身としてトップチームで日立台に立つのは夢だった事でしょう。競争は激しく、まずは試合出場を争う事になると思いますが、元岡山の選手として改めて応援したいと思います。
 岡山シーガルズは、カンファレンス2位が確定し、1月からはファイナル8が始まります。相手は車体さん、JTさん、NECさんか久光さんかな。ぜひ勝ち抜いてセミファイナルに進出して欲しいです。
 岡山リベッツ。今季はちょっと不調。ホーム戦も次は2月とちょっと間が空いてしまいますが、頑張って欲しいですね。噂では来季にチーム数(2チーム?)が増える見込みとか。試合数が少ない中、PRしていくのは大変だと思いますが、応援しています。
 トライフープ岡山。現在B3で5位と奮闘しています。周りでも観戦経験がある人が多く、若い人を中心に関心の高さを実感しています。なかなか1年でB2に昇格は難しいかもしれませんが、頑張って欲しいです。
    
 来年は五輪イヤーです。詳しくは後日触れますが、当ブログにとっても五輪イヤーになりそうです。今年は岡山のスポーツ界が一気に賑やかになりました。この火を絶やさずに、更に盛り上がりを大きくしたいところです。読者の皆さん、ぜひ他のスポーツチームの試合にも足を運んでください。そして岡山コールを味わってください。3チームともスタイルは違いますが「岡山」を叫びます。これからは競技を越えた「スポーツ」というカテゴリで岡山を盛り上げていかなければならないと思います。2020年の五輪イヤーがすぐやって来ます。という事で読者の皆さん、来年もよろしくお願いします。

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草の根運動41

2019-01-01 16:00:52 | 草の根運動

読者の皆さま 明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。

 また新しい1年の始まりです。今年の年末年始は比較的寒くなくていいですね。さて、今年は読者の皆さんにとってどんな年になるのか。これからの1年を思い描きながら、一つ一つ触れてみましょう。まずは地元ファジアーノ。去年はここ最近で一番成績の悪い15位でした。観客動員もやや落ちていたのかな。台風等の災害というファクターを考慮しても、チャレンジ1が少し遠のいた年だったのかも。さて、今年から新監督です。経験豊富の方とはいきませんが、こればかりはやってみないとわかりません。口にしてはいけませんが、万が一もう一つ下のカテゴリが見えてきたら、すぐに手を打つべきだと考えます。千葉県の某チームのようにならないように。
 そして、昨季の途中に社長が交代しました。北川社長もいろいろと大変だと思いますが、本当にどこを向いて仕事をすべきなのかを考えて頑張って欲しいと思います。ファン感でファン・サポーターと対話したいと口にされていましたが、ぜひお願いしたいです。ファン・サポーターとの距離感で、木村社長時代よりも近づけて欲しいです。マンネリ化打破で、サポカンとかいかがでしょうか。主なJ1クラブでは普通に実施され、普通にファン・サポーターに突っ込まれています。1回だけやった岡山のサポカンですが、あれくらいの荒れ具合、J1では当たり前だと思われます。木村社長が1回しかできなかった事業をぜひ継続化して欲しいです。
    
 鈴木GMが来られ、昨季新しい経営陣になって、少しずつ地域に根が張れていっていると思っています。成績など数字は余り関係無いと思っています。数字は水もの。文化は歴史。更に地域の宝となる、地域に根差した公共財に少しでも近づいて欲しいですね。J2岡山が進んでいる部分、遅れている部分があると以前に書いていますが、進んでいる部分は、読者の皆さんも十分ご存知のために省略し、少し遅れているのではないかと当ブログで思われる部分を昨年に引き続いて、「Jクラブの付加価値」項目に沿って紹介させていただきます。
    
後援会(動き無し)
 クラブ主催のファン・サポーターの集まりはオフィシャルファンクラブで、クラブ主導の運営になりますが、後援会組織は地域の支援者の集合体で、支援者が独自性を持って自主運営し、ヒトとカネの両面でサポートできる独立組織です。よそのクラブの後援会状況は下のリンクどおりです。J1サポに言うと、「えっ、岡山無いの?」といつも不思議がられます。後援会ができて初めて、J1ふさわしいクラブになると個人的には思っています。岡山も地域のVIPな方を会長に招聘して、川崎さんのようにオフィシャルファンクラブを発展させて結成されてはいかがでしょうか。また、全クラブ調査記事を書きます。
後援会関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140607
   
②情報開示及び情報発信(公式HPのレベルアップ、見える化)
 1年前に触れた公式SNSはやっと実現しました。ただ、公式ブログは去年の1月26日を最後にフリーズしており、トップページの中で怪しい存在になっています。バナーをもっと隅っこに移すとか手を入れた方がいいと思います。あとは公式HPの改革ですか。経営面では、株主名簿や役員名簿を掲載しているところがほとんどです。また、特に「ホームタウン活動」ページは2013年からフリーズしたままです。他にも旧HPと違って、ニュース一覧はトピックス状態で、最新ニュースはもう1回クリックしなければ出てこない状況。SNSのアイコンですが、他のクラブは公式SNSにそのまま飛びますが、こちらはシェアというもので、下に別にリンクバナーを貼られています。情報発信力についてはまだまだJクラブの中で劣っている方ではないでしょうか。また公式HPについては記事にするとしよう。
経営情報関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140716
湘南・松本との公式HP比較関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161009
    
③異競技交流及び他のスポーツチームとの連携(動き無し)
 県が音頭を取ってもいい事業で、昨年もシーガルズなど他のスポーツチームとの連携は、募金活動以外では見られませんでした。最近どんどん新しいスポーツチームが登場しており、今後クラブ間競争が始まると思います。岡山県の東西南北の隣県は何かしらやっています。あと、異競技交流といえば、Jリーグの「地域スポーツ振興活動」ですね。他は主なところは昔からされていますが、そろそろ岡山も手を挙げてはいかがでしょうか。今はチアリーディングしか無いようですが。あと、NPO法人 岡山ヒューマンスポーツクラブももっと活用されてはいかがでしょうか。
異競技交流(Jリーグ「地域スポーツ振興活動および介護予防事業」)関連: http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160124
     
④サポートショップ(協賛店)制度(動き無し)
 FC会員証の提示で、何かサービスを受けられるサービスで、サポショ(サポートショップ)はクラブの情報発信基地の一つになり、商店街との連携で街そのものがサポートタウンとなります。当ブログでは、三位一体の支援に続く第4極が、商店・商店街と認識しています。現在、奉還町商店街と連携事業を行っていますが、表町など岡山市内の他の商店街とも連携されてはいかがでしょうか。すぐに川崎さんのレベルには達する事ができなくても、サポショ自体を始めたらいいと思います。J1、J2を通して何もやった事がないのは岡山くらいになってきましたね。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150512

⑤サポーターカンファレンス(今のところ、2015年シーズンのみ1回開催)
 多くのJクラブでもやっている「義務」のような事業です。少し前にホーム最終戦直後に開催されましたが、以後開催されていないので、ここに挙げました。まさか、単発事業で終わるとは思えないし、手厳しい声が出るのは、どこのクラブでもある風景であり、それを嫌がった訳でもないでしょう。チャレンジ1のファン・サポーター向けの報告と、新シーズンに向けての説明をやるべきではないですかと個人的に言いたいです。北川社長にぜひマンネリ感を打破して開催し、木村社長を一つ越えて欲しいですね。「顔が見える」フロントとして、一歩前進して欲しいです。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/904dde01359f08bb808b7bba9dfa74c4

選手による地域・社会貢献活動(更に頑張って欲しいです)

 一昨季から素晴らしい貢献活動が始まっています。「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」です。岡山市内の全小学校での実施を目指すとともに、岡山県全域の子どもたちが、選手とふれ合う機会をつくることを目指すという事ですが、将来県北に回るとなると、いろいろ段取りが大変になるでしょうが、継続事業としてぜひやり遂げてください。あと、「選手を守るため」に選手を出したがらない価値観はもう無いと信じていますが、もし仮に一部にでも存在していれば・・・
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171022

 他にも、キックオフイベントはまたスタイルが変化しましたね。いろいろやってみてはいかがでしょうか。ファン感もいい感じになってきました。あとは、豪雨災害の復興支援活動が今後どう行われるのか。選手の声を聞いていると期待できますが、単発的な繰り返しではなく、川崎さんのように、継続事業のプロジェクト化して、きちんと公式HPにバナーを貼ってみるのもいいのかも。そうすれば覚悟が見えますから。
 成績や数字を除いた部分での「J1にふさわしい」クラブに少しでも近づくためにも、上に挙げたような成績でも数字でもない「スタンダード」を身に付けて欲しいと思います。
 話は変わって、今年はワールドカップイヤーですね。しかも日本開催。サッカーではなくラグビーです。行けるものなら、本番の試合を観に行きたいですね。あと、サッカー女子W杯も、バスケのW杯(日本は出れるのか)も今年でした。さあどこまで行けるのか。という事で、本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。

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草の根運動40

2018-12-31 23:37:55 | 草の根運動

 ご挨拶記事です。
 今年もいつになく速く過ぎ去っていこうとしています。年齢とともに速さが増している気がします。紅白を観ていましたが、何曲(恋するフォー・・・湘南さんとか、他に某チームの戦記動画とか)か、個人的にサッカーの関連シーンを思い出してしまって、ちょっと面白かったです。と書いていたら、最後すごかったですね。サザンとユーミン、スゴ過ぎでした。いやぁ最後にいい物を見せてもらった。
 読者の皆さんにとって、この1年はいかがでしたでしょうか? 当ブログにとって今年はやはり、個人的には今年の一字「災」の年でした。地元岡山県で、しかも在住の同じ倉敷市を中心に甚大な被害が出た出来事。これは一生忘れる事が無いと思います。スポーツ界も支援してくれましたが、個人的にも7月から毎月現地にお手伝いに行けて良かったと思っています。
 岡山のスポーツ界としては、サッカー中心から様々なスポーツに徐々に多様化していった年でした。1部の岡山ダービーを繰り広げたサッカーの女子2チームは揃って3部となり、替わって違うスポーツから1部トップカテゴリのチームが2つ出てきました。シーガルズとリベッツです。2年後は今のこの岡山スポーツの流れにバスケが加わる事でしょう。楽しみです。スポンサーの取り合いという狭い視点ではなく、競争原理が働いて、一層岡山のスポーツ界が活性化して欲しいというのが当ブログの論調です。

 毎回出る言葉ですが、岡山のサッカー界にとってもどういう年だったのか。ファジアーノは、ここ最近では一番成績が悪い15位で、来季に向けて、今のところはそれほど明るいニュースを耳にできていないという印象。来季、今季のJ1柏のようにならないように。湯郷ベルは3部に降格が決まり、吉備国大シャルム岡山高梁と、来季岡山ダービーという事になりました。岡山の女子サッカー界はしばらくは冬の時代が続くのでしょうか。とうとう3部に降格してしまいました。毎年大晦日に、この1年を当ブログ的に振り返っていますが、今年はこんな感じでしょうか。
    
①ボランティア活動
◇FSS(FAGiANO Okayama Support Staff) (2009年4月発足):http://www.fagiano-okayama.com/supporters/volunteer.html
 ファジアーノには、FSSのサポートスタッフとして参加しましたが、今年も月1参加という状態でした。月1回、内側から景色が観られるというのはいいですね。今季は途中で社長も交代し、フロントの空気も少し変わったのかな。参加についてはうーむ、来年もたぶん同じような感じかな。
◇災害ボランティア(2018年7月より毎月):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181227
 地元倉敷(すぐ隣の真備町)をはじめ、県下何カ所で発生した平成30年7月豪雨災害。「真」のボランティアに同じように
「月イチ」参加しました。7月の時は酷暑。タイムキーパーもいるのかいないのかわからない状況で、暑さで一瞬ふらつきそうになりながらも活動実施。初めは「今回限りかな」と思っていましたが、ど真ん中の場所での長い待機時間の中で、「また来よう」と思った事は人生の糧になりました。つい先日参加した時はもう冬。でも他県から来られた活動仲間の温かさに触れる度に「また来よう」と思うこの頃。
   
②地域における支援活動
◇ファジアーノ応援団・浅口(隔月偶数月開催):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/1556bd1214a32a21a87195dded76b82a
 応援団・浅口は、引き続き頑張っていきました。今年から岡事務局長が中心の運営になり、ちょっとスタイルも変わりました。地域の後援会的組織(サポーターズクラブ?)として引き続き活動してきました。今年もポスターをメンバー有志で、浅口地域でのローラー作戦を実施(したようです)。今年は会で観戦会に行けて楽しかったです。  
 
  
③F.T.K(フットサルを体験してみる会):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/4e5a4911d3d7103ab73fbcb4bc0ecc2c
④サッカーを語る会(2004年12月から毎月):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/25fe20142b1343a2a26230951ea41391
 フットサルは1回開催できましたが、松君がけがをしたので、その後はテンションが下がってしまいました。またやるでしょう。語る会は今年は倉敷の開催が比較的多かったですね。我々の活動の根幹的存在の会ですが、相変わらずマンネリ化しているので、今後も方向性を模索していきたいと思っています。
    
⑤その他
 「カリスマの存在」の某黄色いチームですが、J2降格となりました。ぜひ1年後この場でJ1復帰を祝福できればと思っています。個人的には「監督」の部分だと認識しています。「監督」は大事ですよ。今シーズンも近いアウェー戦で誘われ、参戦していました。
 そして、岡山のサッカー以外のスポーツが来てます。岡山シーガルズは1部復帰で苦戦していますが、いい試合はできていると思います。今季は入れ替えはありませんが、来季からは再び入れ替えが始まるので、油断してはいけません。
 岡山リベッツ。貴重な岡山のトップリーグ所属のチーム。どこかで聞いた話ですが、岡山の卓球は小学生レベルでは全国トップレベルだとか。目標にできる地元チームができたのはいい事なのでは。
 トライフープ岡山。地域リーグで最初にチームとして最初に出場した試合に立ち会えたのは、当ブログとしての財産です。その後は日程が合わず試合に行けていませんが、来季のB3リーグも楽しみにしています。まずは2月のチャンピオンシップですか。早くB1に上がって、DAZNでも観戦できるのを楽しみに待っています。
     
 今年はサッカーに限らず、岡山のいくつものスポーツ観戦で忙しかった印象です。武道館でリベッツを観て、すぐにCスタに向かってファジの試合。昼間ファジの試合を観て、帰宅してDAZNでシーガルズの試合を観る。イオンでファジのアウェーPVの前に、トライフープ3×3を観戦という日もありました。そうそう、あと市役所で初めて観ましたが、BMXも岡山が拠点という事で、東京五輪もあるしこれから注目される事でしょう。あと、去年から当ブログからこっそり他でコラムを寄稿しています。こっそりですが。という事で読者の皆さん、来年もよろしくお願いします。

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草の根運動39

2018-01-01 15:04:13 | 草の根運動

読者の皆さま 明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。

 また新しい1年がやって来ました。大晦日の昨日は曇天でしたが、元旦は気持ちのいい晴天でした。さて、今年は読者の皆さんのとってどんな年になるのでしょうか。この1年を思い描きながら、一つ一つ触れてみましょう。まずは地元ファジアーノ。もう一息でJ1昇格だった一昨年に比べて昨年は13位フィニッシュでした。選手がガラッと変わり、いろいろと入団選手が出ていますが、どうなのでしょうか。当ブログの近回りでも様々な論調です。2016年が一番J1に近づいた年だったとならないよう、J1にふさわしい地力をつけて、ぜひJ2優勝で自動昇格して欲しいと思います。同時に地域の宝となる地域に根差した公共財に少しでも近づいて欲しいですね。J2岡山が進んでいる部分、遅れている部分があると以前に書いていますが、進んでいる部分は、読者の皆さんも十分ご存知のために省略し、少し遅れているのではないかと当ブログで思われる部分を昨年に引き続いて、「Jクラブの付加価値」項目に沿って紹介させていただきます。
    
後援会(動き無し)
 クラブ主催のファン・サポーターの集まりはオフィシャルファンクラブで、クラブ主導の運営になりますが、後援会組織は地域の支援者の集合体で、支援者が独自性を持って自主運営し、ヒトとカネの両面でサポートできる独立組織です。よそのクラブの後援会状況は下のリンクどおりです。J1サポに言うと、「えっ、岡山無いの?」といつも不思議がられます。後援会ができて初めて、J1ふさわしいクラブになると個人的には思っています。岡山も地域のVIPな方を会長に招聘して、川崎さんのようにオフィシャルファンクラブを発展させて結成されてはいかがでしょうか。
後援会関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140607

②情報開示及び情報発信(公式ツイッターの開設以外は動き無し)
 経営面では、株主名簿や役員名簿を掲載しているところがほとんどです。また、一昨季リニューアルされた公式HPですが、特に「ホームタウン活動」ページは2013年からフリーズしたままです。他にも旧HPと違って、ニュース一覧はトピックス状態で、最新ニュースはもう1回クリックしなければ出てこない状況。SNSのアイコンですが、他のクラブは公式SNSにそのまま飛びますが、こちらはシェアというもので、下に別にリンクバナーを貼られています。3大SNSのうち、公式ツイッターがやっとできましたが、他の2つはまだですね。情報発信力についてはまだまだJクラブの中で劣っている方ではないでしょうか。
経営情報関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140716
公式SNS関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170730
湘南・松本との公式HP比較関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161009

    
選手による地域・社会貢献活動(ある程度増加)
 昨季は素晴らしい貢献活動が始まりました。「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」です。岡山市内の全小学校での実施を目指すとともに、岡山県全域の子どもたちが、選手とふれ合う機会をつくることを目指すという事ですが、将来県北に回るとなると、いろいろ段取りが大変になるでしょうが、継続事業としてぜひやり遂げてください。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171022

④異競技交流及び他のスポーツチームとの連携(動き無し)
 県が音頭を取ってもいい事業で、昨年もベル、シーガルズなど他のスポーツチームとの連携は見られませんでした。岡山県の東西南北の隣県は何かしらやっています。あと、異競技交流といえば、Jリーグの「地域スポーツ振興活動」ですね。他は主なところは昔からされていますが、そろそろ岡山も手を挙げてはいかがでしょうか。今はチアリーディングしか無いようですが。あと、NPO法人 岡山ヒューマンスポーツクラブももっと活用されてはいかがでしょうか。
異競技交流(Jリーグ「地域スポーツ振興活動および介護予防事業」)関連: http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160124

⑤サポートショップ(協賛店)制度(動き無し)
 FC会員証の提示で、何かサービスを受けられるサービスで、サポショ(サポートショップ)はクラブの情報発信基地の一つになり、商店街との連携で街そのものがサポートタウンとなります。当ブログでは、三位一体の支援に続く第4極が、商店・商店街と認識しています。現在、奉還町商店街と連携事業を行っていますが、表町など岡山市内の他の商店街とも連携されてはいかがでしょうか。すぐに川崎さんのレベルには達する事ができなくても、サポショ自体を始めたらいいと思います。J1、J2を通して何もやった事がないのは岡山くらいになってきましたね。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150512

⑥サポーターカンファレンス(今のところ、2015年シーズンのみ1回開催)
 多くのJクラブでもやっている「義務」のような事業です。一昨年にホーム最終戦直後に開催されましたが、以後開催されていないので、ここに挙げました。まさか、単発事業で終わるとは思えないし、手厳しい声が出るのは、どこのクラブでもある風景であり、それを嫌がった訳でもないでしょう。チャレンジ1のファン・サポーター向けの報告と、新シーズンに向けての説明をやるべきではないですかと個人的に言いたいです。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/904dde01359f08bb808b7bba9dfa74c4

 他にも、山口さんのようにホームタウン活動の強化も理想ですが、そんなに簡単にできるものでもありません。時々山口さんの公式HPを覗きに行きますが、どんどん進化してどんどん遠くへ離されている印象です。岡山のキックオフイベントは進化しましたね。この調子で頑張って欲しいと思います。上に上げた項目は、よその多くのクラブができている事ばかりです。特にJ1クラブはこれらができていないところはほとんど無いと思うし、最近こういう事がほとんど(②の一部分以外を除く)できているのが、当ブログで良く出るJ1柏である事に気づきました。成績や数字を除いた部分での「J1にふさわしい」クラブに少しでも近づくためにも、こういう、成績でも数字でもない「スタンダード」を身に付けて欲しいと思います。本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。

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草の根運動38

2017-12-31 23:20:12 | 草の根運動

 ご挨拶記事です。
 早いもので、2017年がもう終わっていきます。読者の皆さんにとって、この1年はいかがでしたでしょうか? 当ブログにとって今年は個人的には普通の年でしたが、何となく「2部リーグ」というものがざわついた年でもありました。男子サッカーでは2部から観て1部は少し遠くに離れてしまい、女子スポーツではバレーは2部への転落、女子サッカーでは残留争いの岡山ダービーがあり、片方が2部から落ちてしまいました。今後、他のチームも後を追わないように。目指すのはあくまで1部です。ただ、1部にふさわしい存在にならないと行くべきではないというのが当ブログの論調ですが。

 毎回出る言葉ですが、岡山のサッカー界にとってもどういう年だったのか。ファジアーノはJ1昇格プレーオフに出場した昨年に対して13位に終わって残念でした。やはり昨年に比べて選手層がちょっと薄かったですかね。当ブログとしては地力を付けてJ1にふさわしいクラブになって、J2優勝でのJ1昇格であるべきと考えます。湯郷ベルは1年で1部どころか最後は残留争いでした。吉備国大シャルムはとうとう3部に降格してしまいました。毎年大晦日に、この1年を当ブログ的に振り返っていますが、今年はこんな感じでしょうか。
    
①サッカーボランティア活動
◇FSS(FAGiANO Okayama Support Staff) (2009年4月発足):http://www.fagiano-okayama.com/supporters/volunteer.html
 ファジアーノには、FSSのサポートスタッフとして参加しましたが、今年も月1参加という状態でした。月1回、内側から景色が観られるというのはいいですね。アウェーサポーターとのふれあいも楽しかったです。来年もたぶん同じかな。ちなみにOSS委員会はO県協会前会長の退任に伴って、実質活動縮小になったので、活動紹介は去年までという事で。
    
②地域における支援活動
◇ファジアーノ応援団・浅口(隔月偶数月開催):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/1556bd1214a32a21a87195dded76b82a
◇吉備ファジ会(2009年11月より不定期開催):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/986b8f3095084dc97f3d1967d49df871
 応援団・浅口は、引き続き頑張っていきました。地域の後援会的組織(サポーターズクラブ?)として引き続き活動してきました。今年も金光の地域イベントでブース出展し、PRしました。今年も依頼があってポスターをメンバー有志で、浅口地域でのローラー作戦を実施いたしました。コアサポーターに代わり、今年もポスターのローラー作戦(個人で分担)しました。今年は会で観戦会も行けませんでした。来年は行きたいです。また、吉備ファジ会は、今年も1回のみの開催で終わってしまいました。新しい幹事であるO畑氏、お疲れ様でした。   
 
   
③F.T.K(フットサルを体験してみる会):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/4e5a4911d3d7103ab73fbcb4bc0ecc2c
④サッカーを語る会(2004年12月から毎月):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/25fe20142b1343a2a26230951ea41391
 フットサルは先日開催できました。語る会は今年も普通にやりました。我々の活動の根幹的存在の会ですが、ちょっとマンネリ化してきたので、今後は「Jリーグクラブで語る会」という形でも開催していきたいと思います。
   
⑤その他
 「カリスマの存在」の某黄色いチームですが、今シーズンも近いアウェー戦で誘われ、参戦しました。今季は4位でフィニッシュ。天皇杯決勝に進出していたら、今頃東京だったのですが、今は岡山です。さて、明日の決勝でセレッソさんが優勝すると、ACLプレーオフから出場できます。ACLが決まった場合は何と11日からチームが始動するようです。オフが2週間とうれしい悲鳴ですね。ACLライフ楽しいですね。
 そして、岡山シーガルズ。まずはフィリピン代表との親善試合ですか。今季は2部で開幕で、若手中心に選手をどんどん試しています。来季はどうせ1部に戻ると楽観的になっているかもしれませんが、新リーグ開幕後も入れ替え戦はあるので、油断したら再び2部に降格しますよ。

 個人的には今年はDAZNデビュー年という事で、楽しいライブ観戦ライフを過ごさせていただきました。J1からJ3はおろか、外国の代表戦も観れるし、とにかくいろいろなスポーツを観る事ができて良かったです。ファジの他にシーガルズの試合もしっかり観れました。当ブログの記事も少し充実できました。読者の皆さんにまだの方がおられたら、ぜひDAZNライフをお試し下さい。関係ない個人的な話ですが、その流れでFireTVスティックからAbemaTV(無料TV)を知り、30年ぶりにMTVを少し楽しんでます。そういえば最近の紅白って、何か1曲1曲が短くなっている気がする・・・ という事で読者の皆さん、来年もよろしくお願いします。

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草の根運動37

2017-09-24 00:42:20 | 草の根運動

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今年6月に山陽新聞朝刊に「岡山サッカーの歩み」という特集記事が連載されました。岡山サッカー界の本当の創世記から現代まで詳しく書かれていました。当ブログとしては、'05年頃の「岡山からJリーグを」運動が本格化した頃から覚えています。最近の情報は読者の皆さんもよくご存知だと思うので、今回はその中の「第2部 ファジアーノ編」のJリーグへ昇格までの記事を順番に引用して紹介していきたいと思います。第3回の今回は「③ 切り札」から。以下、抜粋して引用させていただきました。
         

「2004年4月25日。Jへの飛躍を願う全ての人の期待を背に「ファジアーノ岡山」がデビューした。岡山県リーグ1部の岡山クラブ戦。会場は岡山市の当新田サッカー場。FW石原龍二のチーム初得点などゴールを重ね、5-2で勝利した。
 もともと前年優勝の「RFK(リバーフリーキッカーズ)」が前身のチーム。セレクションで補強も進んでいた。順調に勝ち続け11戦全勝でリーグ制覇。続く昇格争いも突破し、翌シーズンの中国リーグ参入を決めた。まだJに遠い位置とはいえ上々の1年目だった。
 この年、チームを取り巻く環境は大きく変わった。練習は週2回のままだったが、ミニゲーム中心のメニューにハードなトレーニングが加わった。「練習に参加する人、遠のく人と二分化していった」と最年長選手だった丸野勝一郎(48)=倉敷市連島鶴新田。自主的なミーティングも度々持たれ、チームは厳しさを増していった。
 だが、そのままトントンといくほど甘くはなかった。翌05年の中国リーグ1年目、同市出身で現在ファジアーノの強化育成を担当する元北朝鮮代表FW梁圭史(39)を獲得し、日本フットボールリーグ(JFL)昇格をもくろむ。リーグ2位で昇格プレーオフに当たる「全国地域リーグ決勝大会」に進出したが、そこで敗退。JFL入りは持ち越された。」
「激戦を勝ち抜くにはクラブとしての“基礎体力”が足りなかった。チームを運営するNPO法人・岡山ヒューマンスポーツクラブの財政基盤は弱く、会費や広告料、借入金などで何とかやりくりしていた。より資金が必要となるJリーグでの活動を見据えると、運営母体を株式会社化し、経営を安定させることは避けて通れなかった。」
「7月に株式会社「ファジアーノ岡山スポーツクラブ」が設立され、チームの命運は37歳の“若き切り札”の手に委ねられた。友人や元同僚には「ババを引いた」と冷やかされた。それでも信念は揺るがなかった。」
引用:山陽新聞(上左画像参照)
                    

 この辺りから、岡山サッカー界で当ブログが登場してきます。大した登場ではありませんが、一個人の思い出として触れさせていただきます(特に一木会の歴史はどこにも書かれていないので)。2004年までに何度かJクラブを招いて、桃スタ(現Cスタ)でプレシーズンマッチが開催され、県協会として岡山でのJリーグ開催実績を積んでいきます。この2004年暮れのガンバ戦だったかの帰り道、無人のテーブルの上に置かれたNPO法人岡山ヒューマンスポーツクラブ(HSC)の入会用紙を持って帰るところから、ファジアーノとの付き合いが始まります。その後すぐに入会すると、クラブの事業計画の資料が送られて来る。それを読むと、公式HPが無い事に気づき、クラブ側にHP業者I社(浅口市)を紹介します。当時のクラブ(チーム運営)は県サッカー協会事務所(マンションの1室)の中の事務机1つでしたね。その後数年、I社が公式HPを運営(無償)しました。当時、トップページに試合速報が掲載されていましたが、何度か更新作業をやらせてもらった事も貴重な思い出でした。
 2005年はFリーダーとともにHSCの運営のお手伝い(発送作業等)に参加。つまり、ファジボラ第一号です。この年の天皇杯県決勝でグッズ販売もお手伝いしたっけ。同時に「委員」としてもHSCに参加させていただき、クラブマスコット(ファジ丸)の公募・選考にも参加しました。なので、当ブログとしてはファジ丸君に対しては一つ思い入れがあります。山下初代監督、M事務局長など当時の県協会の方々とはそれ以来のお付き合いです。今では挨拶を交わす程度ですが。
   
 I社のN社長と岡山商工会議所の事務局の方と意見交換を交わすうち、本当に岡山からJリーグを運動を実現するためには、当時バラバラに活動していたマンパワーの結集が必要と認識し、「『わたしたちの街からJリーグを!』フットボール・フォーラム ~若手支援者による研究グループ」を開催し、そこから一木会が始動。その幹部メンバーがそのまま、新法人の役員に就任されました。その時のM座長の同級生が木村社長で、記事の内容につながっていきます。当時は時には怪しい目で見られる事もありましたが、結果オーライでした。当時、とにかく県協会主導の流れから、新しい波を起こしたいという思いで動きましたが、11年が過ぎてこの動きで100%良かったのかと自分で思う事が時々あります。山雅さんをはじめとする市民クラブの地域に根差した歴史を目にすると特に。 
岡山サッカーの歩み②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170917
   〃         ①:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170910

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草の根運動36

2017-09-17 00:59:16 | 草の根運動

リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今年6月に山陽新聞朝刊に「岡山サッカーの歩み」という特集記事が連載されました。岡山サッカー界の本当の創世記から現代まで詳しく書かれていました。当ブログとしては、'05年頃の「岡山からJリーグを」運動が本格化した頃から覚えています。最近の情報は読者の皆さんもよくご存知だと思うので、今回はその中の「第2部 ファジアーノ編」のJリーグへ昇格までの記事を順番に引用して紹介していきたいと思います。第2回の今回は「② 誕生へ」から。以下、抜粋して引用させていただきました。
            
「岡山にJリーグをつくろう会」の活動は、チームの母体に見込んだ川崎製鉄(倉敷市)の神戸移転(1995年)が痛手となり終息をみる。だが、サッカー関係者の気持ちは枯れていなかった。新世紀を迎えた2001年ごろ、Jチーム創設に向けて再び動きだす。
 つくろう会のアプローチが「草の根」なら、今度は「国体」がキーワードだった。43年ぶりとなる岡山国体が05年に迫り、スポーツ環境の整備が各方面で進んでいた。
 サッカーとの関わりでは、県陸上競技場(岡山市)が大規模改修されることになり、Jリーグ公式戦を開催できるめどが立った。国体強化選手として優秀な人材を県外から集める方針も早々に打ち出されていた。
 さらに、一足早く開かれる日韓ワールドカップ(02年)でサッカーブーム再来の気配。世間の理解も得られやすい。条件はそろっていた。「地元国体に向けて強豪チームをつくり、将来的にJ入りを狙おう。このタイミングを逃してはいけない」
「岡山県サッカー協会の面々が立ち上がった。まず核となるチームが必要だった。真っ先に候補に挙がったのが中国リーグの古豪・三菱自動車水島。ただ当時監督の熊代正志(61)=倉敷市三田=は「企業チームでやっているのをいきなりやめてJを目指すというのは思い描けなかった」。チーム名から「三菱」がなくなることへの抵抗も少なくなかった。
 県リーグ1部にいた複数のチームには「趣味でやりたい」などと断られた。ゼロからの立ち上げでは国体に間に合わない。教会関係者が次の手を模索する中、神戸へ去った川鉄のOBらでつくるクラブチーム「RFK(リバーフリーキッカーズ)」が手を挙げた。チームには川鉄から移行した「ヴィッセル神戸」に在籍した選手もおり、高みを目指すにはうってつけだった。」
「メンバー約40人も大半が賛成意見だった。遠征費などの活動資金がネックとなり、「チームの維持が難しくなっていた」(柴岡)という事情もあった。Jチームの監督ができる資格を持つ就実大の山下立次(現・岡山県協会会長)が初代監督を引き受け、03年9月にチームの運営母体を設立した。RFKは翌04年から「ファジアーノ岡山」と名前を変更。Jを目指す新たなチームの誕生が決まった。
 チーム名は、桃太郎にも登場する県鳥のキジが由来。英語やフランス語をヒントに「フィーサント」「ファイサン」も候補に挙がったが、一番呼びやすいイタリア語に落ち着いたという。
 キジとともに三つの星が描かれているエンブレムは、チーム最年長でデザインが得意だった丸野勝一郎(48)=同市連島町新田=が考案した。「Jリーグ入り、地域密着、岡山のレベル向上という三つの目標に向かって羽ばたいていこう」と込めた思いを説明する。」
引用:山陽新聞(上左画像参照)

 今回の記事に名前が出ていたMさん(現某市議)には、NPO法人ヒューマンスポーツクラブ時代に、同志として本当にお世話になりました。当時は某市役所職員なのに、本職と掛け持ちで事務局長として尽力され、「岡山からJリーグを運動」について、運動を生活を犠牲にして取り組まれていた事を思い出します。SさんはRFKの監督だったのですね。当時役員会やグッズ委員会でご一緒しましたが、本当の草創期の功労者だったのですね。
 「岡山からJリーグを」運動は、つくろう会の終焉で一旦はリセットされましたが、その後岡山国体を機に再び気運が盛り上がっていきました。つくろう会の影響は大きかったと思います。つくろう会は確か「カモンJ」という呼び名だったと思いますが、今回の山陽新聞さんの記事には出てきませんでしたね。 
 あと、岡山国体に向けて、メイン競技場をどう整備するかという議論がまず起こった事を記憶しています。別の場所に新スタジアムを建設する考え方もあったようですが、建設費の縮小のために、県陸上競技場の改修に至ったと聞いています。これがもし新スタジアムとして郊外にできていたらどうなっていたでしょうか。チャレンジ1どころか、平均6千人目標とかのレベルだったかもしれません。お金が無くて改修した事が、結果的に駅前スタジアムになってしまったという事で運がありましたねぇ。
 RFKは1975年の設立と実は古豪でした。受け皿チームとして、水島さんに声をかけたが断られたという事ですが、例えば少し経ってから水島さんが「やはりJを目指す」という事になっていたら、県内に2つJリーグを目指すチームができていました。前にも書きましたが、ひょっとしたらファジアーノ岡山になった後に、合併という流れで岡山ユナイテッドになって消えていたかもしれません。あくまで超極端な空想ばなしですが。名前もフィーサント岡山とか、ファイサン岡山になっていたかもしれないのですね。
 エンブレムのデザインは丸野選手だったのですね。何となく聞いていましたが、思い出しました。3つの星は「Jリーグ入り」「地域密着」「岡山のレベル向上」という三つの目標だったようですが、他にも羽の数や尾っぽの数、チームカラーのワインレッドは確かキジが威嚇する時の目の色と聞いたような、いろいろといわれがあるようですが、ぜひ調べていつか紹介したいと思います。
 一つ思うのは、当時3つの目標に向かって尽力された県協会の方々は、今のクラブ(運営会社)がどう映っているのか聞いてみたい点。成績や経営数値だけでなく、地域密着度やJリーグ百年構想の達成度など幅広い分野で。山下初代監督(現県協会会長)とは、ごくたまにセミナー等でお会いしていましたが、当ブログと価値観はほとんど同じ印象です。O前会長(元専務理事)も同様。③に続く。
岡山サッカーの歩み①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170910

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草の根運動35

2017-09-10 00:01:01 | 草の根運動

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今年6月に山陽新聞朝刊に「岡山サッカーの歩み」という特集記事が連載されました。岡山サッカー界の本当の創世記から現代まで詳しく書かれていました。当ブログとしては、'05年頃の「岡山からJリーグを」運動が本格化した頃から覚えています。最近の情報は読者の皆さんもよくご存知だと思うので、今回はその中の「第2部 ファジアーノ編」のJリーグへ昇格までの記事を順番に引用して紹介していきたいと思います。まずは「① つくろう会」から。以下、抜粋して引用させていただきました。
            
【岡山サッカーの歩み(第2部 ファジアーノ編)】
①つくろう会
「ファジアーノ岡山誕生の物語は、サッカー仲間の語らいから始まった。場所は岡山市内の喫茶店。部活動を始動する中堅・若手の教員や昔日のサッカー少年ら10人ほどが顔を出す。話題はもっぱら1993年にスタートするJリーグ。開幕前から集まりだし、ことあるごとに茶話に講じた。
 彼らを引きつけたのは「地域に根差したクラブ」という、リーグが掲げた理念だった。それまでチームといえば学校か企業。「地域のクラブ」は新鮮に映った。お隣広島県では、J1期生のサンフレッチェ広島が華々しく活躍する。プロチームがある街は何とも魅力的だった。「岡山にも」。自然と話はそちらに向いていった。」
「彼らが思いを行動に移したのが同年の秋。ジャパンフットボールリーグで活躍していた川崎製鉄サッカー部(倉敷市)を母体にJチームを立ち上げる青写真を整え、実現を県に要望すべく、街頭署名を始めた。JR岡山駅前や県陸上競技場(いずれも岡山市)などに立ち、あるいは知人友人に声を掛け、活動をアピール。4ケ月で3万人の署名を集めた。
 翌94年1月には行政、財界への働きかけや組織の強化を図るため「岡山にJリーグをつくろう会」を設立。岡山市内のホテルで発足式を開き、活動を本格化させた-はずだった。
 「川鉄サッカー部(倉敷)神戸へ」。メンバーの熱意に冷や水を浴びせる動きが山陽新聞で報じられたのは皮肉にも、つくろう会発足の3日後だった。3月には川鉄が会見し神戸移転を正式に表明。構想は宙に浮いた。
 このこころ持ち上がっていた岡山操車場跡地(岡山市)への競技場建設案も、市と議会で意見がまとまらず、実現の見通しは立たないまま。追い風とはならなかった。」
「つくろう会は、Jチームを抱える都市への視察などしばらく活動を続けたが徐々に停滞。川鉄が94年シーズンを最後に神戸へ旅立つと。いつしか消滅した。ただ、Jチーム誕生を夢見た人々の情熱は、岡山の地にうずみ火のように残った。21世紀に入り、2005年岡山国体を契機に再び燃え上がり、実を結ぶことになる。」
引用:山陽新聞(上左画像参照)

 という内容でした。この「つくろう会」については、この11年の間、時折耳にしていた名前で、その時々でO前専務理事さんなどに、どういう会なのか尋ねていましたが、なぜか口をつぐまれて、余り歓迎された組織ではなかったのかなとずっと思っていました。しかし、今回の山陽新聞さんの記事を読むと、いかに頑張っていた素晴らしい組織だったのか、よくわかりました。それでも何度ネット検索で調べてみても、ほとんど何も出てこなかったです。
 上の記事にも登場されますが、Aさん(元県協会事務局長)が中心になって当時活動されていたようで、同じく登場するFさんも、以前に出席させていただいたT岡講師さん主催の会合(SPOC研究会の前身)で一度お会いして、その後はFさんのブログを何度か拝見した程度。Fさんも最前線だったのですね。いつか、AさんとFさんに詳しくお話を聞きたいものです。そして、歴史を残したいですね。
 Aさんに関しては、県協会事務局長時代('11年)に、日本協会公式HPの「JFAスポーツマネジャーズカレッジ」の「チェンジメーカー」という特集記事でインタビューを受けており、そこにも「つくろう会」の事が少し触れられています。
日本協会公式HP該当記事:http://www.jfa.jp/smc/smc_change/news/00001388/

 これらの流れを岡山県民の立場で読むと、まるで神戸に持って行かれたような印象を抱きがちですが、神戸県民の立場から見ると、また違った価値観が存在している事がよくわかりました。あちらはあちらでJクラブを生むために苦労されています。こちらのブログ('10年で止まっていますが)のこの記事によく書かれています。岡山からJリーグクラブができた事を知る上で知るべき事なのかもしれません。
 チームとクラブはイコールのようで、イコールではないと思います。チームは県民がともに共有する公共財の存在で、クラブはイコール運営会社であり、チームを管理する管理人の存在だと認識しています。前々から口にしているように、クラブ(運営会社)そのものは時には中身が変わる事(鳥栖さんのように)はあっても、「チーム」という公共財は簡単には変わらないと思います。チームは目標に向かってひたすらサッカーをやっています。現場(監督他スタッフや選手)は与えられた条件・環境のもとで頑張っていると思います。当ブログも地元岡山愛は強く、岡山のチーム好きですね。地元県民のためにこれからも走ってもらいたいと思います。②に続く。

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草の根運動34

2017-01-01 16:00:06 | 草の根運動

読者の皆さま 明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。

 今年も明けました。去年もそうでしたが、晴れた温暖な元旦でした。さて、今年2017年はどんな年になるのでしょうか。この1年を思い描きながら、一つ一つ触れてみましょう。まずは地元ファジアーノ。去年はもう少しでJ1に行けそうでしたが、当ブログとしてはJ1にふさわしい地力をつけて、ぜひJ2優勝で自動昇格して欲しいと思います。同時に地域の宝となる地域に根差した公共財に少しでも近づいて欲しいですね。鈴木GMが7月の山陽新聞の座談会で「(地域貢献活動においては)J2岡山はまだまだ成長段階で、やっとJ2の平均規模まできたところ。クラブ自体のマインドも体制も、これからもっと地域貢献できるところがあると思う」と言われています。鈴木GMに期待しております。頑張って欲しいです。
 J2岡山が進んでいる部分、遅れている部分があると以前に書いていますが、進んでいる部分は、読者の皆さんも十分ご存知のために省略し、少し遅れているのではないかと当ブログで思われる部分を昨年に引き続いて、「Jリーグの付加価値」項目に沿って紹介させていただきます。

            
後援会(動き無し)
 後援会組織は地域の支援者の集合体です。クラブ主催のファン・サポーターの集まりはオフィシャルファンクラブで、クラブ主導の運営になりますが、それが支援の声が集まり、支援者が独自性を持って自主運営し、ヒトとカネの両面でサポートできる独立組織です。よそのクラブの後援会状況は下のリンクどおりです。岡山も地域のVIPな方を会長に招聘して、川崎さんのようにオフィシャルファンクラブを発展させて結成されてはいかがでしょうか。
後援会関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140607

②情報開示及び情報発信(公式HPのリニューアル以外は動き無し)
 経営面では、株主名簿や役員名簿を掲載しているところがほとんどです。例えばお隣の広島さんは素晴らしい構成です。まさに広島の県民クラブという印象です。岡山は昨季公式HPをスマホ版でリニューアルしました。全体的にはいいのですが、旧HPと違って、ニュース一覧はもう1回クリックしなければ出てこないし、SNSマークが付いていますが、リンク先は公式SNSではありません。他クラブにこういうリンクしているところあるのかなと思ってみたり。公式LINEアカウントはありますが、公式フェイスブックページと公式ツイッターがまだありません。情報発信力についてはJクラブの中で劣っている方ではないでしょうか。
経営情報関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140716
公式SNS関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151122
湘南・松本との公式HP比較関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161009

   
選手による地域・社会貢献活動(少し増加)
 鈴木GM効果なのか、昨季は地域貢献活動など、選手の露出度が若干増えたような気がしますが、他クラブと比べるとまだまだではないかと。学校訪問もいくらか行かれていますが、毎年熱心に学校訪問を実施しているよそのクラブと比べたら、まだ満足できるレベルではないのかもしれません。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131124

④異競技交流及び他のスポーツチームとの連携(動き無し)
 やっと県が一つ動きました。先日、「おかやまスポーツフェスティバル」が開催されましたが、イベントをやって終わりではなく、TOPS広島のように連携組織を結成しないと意味がありません。岡山ではベル、シーガルズという主要リーグチームがありますが、クラブ同士で連携してはいかがでしょうか。あと、異競技交流といえば、Jリーグの「地域スポーツ振興活動」ですね。他は主なところは昔からされていますが、そろそろ岡山も手を挙げてはいかがでしょうか。今はチアリーディングしか無いようですが。あと、NPO法人 岡山ヒューマンスポーツクラブももっと活用されてはいかがでしょうか。
おかやまスポーツフェスティバル関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161127
異競技交流(Jリーグ「地域スポーツ振興活動および介護予防事業」)関連: http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160124

⑤サポートショップ(協賛店)制度(動き無し)
 FC会員証の提示で、何かサービスを受けられるサービスで、サポートショップはクラブの情報発信基地の一つになり、商店街との連携で街そのものがサポートタウンとなります。当ブログでは、三位一体の支援に続く第4極が、商店・商店街と認識しています。現在、奉還町商店街と連携事業を行っていますが、もう少し範囲を広げてはいかがでしょうか。一昨日の記事の川崎のようにはなれなくても、サポショ自体を始めたらいいと思います。J1、J2を通して何もやった事がないのは岡山くらいになってきましたね。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150512

⑥サポーターカンファレンス(今のところ、2015年シーズンのみ1回開催)
 どこのJクラブでもやっている「義務」のような事業です。昨年はホーム最終戦直後に開催されましたが、今年はまだ開催されていないので、ここに挙げました。まさか、単発事業で終わるとは思えないし、手厳しい声が出るのは、どこのクラブでもある風景であり、それを嫌がった訳でもないでしょう。チャレンジ1のファン・サポーター向けの報告と、新シーズンに向けての説明がそのうちにあるでしょう。と、信じております。
関連記事:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161226

 他にも市町村デー等ホームタウンとの連係強化もありますが、ここでは余り触れません。ネクストが無くなって、また津山市との関係が薄くなるのではと個人的に気にしています。他に1年前の記事では、これに「キックオフイベント」が入っていましたが、1月に一般参加者も参加できる「新体制発表会見」という形で実施されます。良かったと思いますが、ちょっとやってみただけの単発事業ではなく、継続事業にならなければなりません。上に上げた項目は、よその多くのクラブができている事ばかりです。特にJ1クラブはこれらができていないところはほとんど無いと思います。成績や数字を除いた部分での「J1にふさわしい」クラブに少しでも近づくためにも、こういう、成績でも数字でもない「スタンダード」を身に着けて欲しいと思います。本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。

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