調査レポです。
「Jクラブの付加価値」にある「選手による学校訪問(サッカー以外)」というものがあり、去年の春に紹介していますが、あれからまた新しくスタートしているクラブもあり、新しい情報で取りまとめて欲しいという声があったので、全クラブ調査を実施しました。公式HPをチェックしたり、検索しただけなので漏れがあるかもしれません。その場合は教えて下さい。順番は今日現在の順位です。
あと、チーム名の横にある数字は、2012シーズンの「ユメセン」の実施回数です。今回の調査は、「ユメセン」ではない独自の選手による学校訪問の実態。評価ポイントに①事業名をつけた継続事業でしっかり講話をしている ②地域貢献活動の一貫で講話をしている ③スクールだけで終わっていない というものがありますが、今回は評価順位は付けていません。
<J1>
横浜FM:「サッカースペシャルキャラバン」
ホームタウン活動の一環として横浜市港北区内の小学校を選手が訪問。授業の一環として実施。この日は、4小学校に選手が分かれて子どもたちと交流。
http://marinos-hometown.blog.so-net.ne.jp/2013-09-25
浦和:選手による小学校訪問
野田、槙野、柏木、小島の4選手がさいたま市立上木崎小学校を訪問、全体でのゲームの後に、クラスに分かれて講義し、最後に児童と給食で会食。
該当ページ
広島:ホームタウンふれあい活動、広島3大プロふれあい活動(小学校訪問)
選手16名が7組に分かれて、県内小学校7校を訪問。デモンストレーションプレーの披露、ミニゲームの後に、児童と講話や給食を会食。
http://www.sanfrecce.co.jp/news/release/?n=6149&m=6&y=2013
C大阪(15回):大阪府「トップアスリート小学校ふれあい事業」
選手等が府内小学校の授業または放課後に参加し、児童との対話、デモンストレーション、児童参加の簡単な練習やゲームなどの交流。
http://www.pref.osaka.jp/sports/syogakkou/
鹿島:ホームタウン小学校訪問
選手によるホームタウン内全小学校への巡回訪問。サッカー教室ではなく、サッカー以外のゲームで交流。
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/36333
川崎:算数ドリル実践学習会
「川崎フロンターレ算数ドリル」を市内公立小学校の全6年生、約1,4万人に配布し、算数授業の副教材として使用。この算数ドリルに出題されている問題を選手が市内小学校を訪れ、児童と一緒に体を動かしながら学ぶ学習会。
http://www.frontale.co.jp/diary/2013/1003.html
FC東京(1回):選手会小学校訪問
全選手(怪我等の選手を除く)がグループに分かれ、都内の小学校13校で授業に参加し、講話など約1,500名の子どもたちと触れあった。
http://www.fctokyo.co.jp/178410/
新潟(13回):ホームタウン小学校訪問
授業の一つとして、選手がサッカー選手になる夢を実現した話を聞かせたり、ミニゲーム等の交流会を実施。
http://www.albirex.co.jp/news/club/39832
清水(2回):エスパルスドリーム教室
選手、およびスタッフと一緒に学ぶ、参加型教育授業でサッカーを題材にした算数の授業や夢や生き方について講話。6年生:算数・速さ、5年生:算数・割合とグラフ、4年生:理科・人の体のつくりと運動。
http://www.s-pulse.co.jp/dream_lesson/index/
名古屋:「Never give up for DREAM」
選手達自らの企画立案による内容で、子ども達へ"夢"や"希望"を持つ大切さを伝えるためのトーク、デモンストレーションの後に児童との給食会食を各校にて実施。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.244144189046478.57679.204986582962239&type=1
仙台:仙台自分づくり教育応援団「自分づくり夢教室」
道徳授業の講師として4、5人に分かれて選手が地元小学校を訪問。前半はリフティング対決やミニゲームの交流タイム。全児童とパス交換など。後半は講話。
http://www.sendai-c.ed.jp/~hirose/blog_hirose/index.php?UID=1380610465
柏:「レイソルしま専科」
選手等が柏市などホームタウンエリアの小学校を訪問し、自らの体験を語る「レイソルトーク」、リフティングなどのテクニックを披露する「実技披露」、実際にボールを使った「サッカーに触れよう」などのプログラムを通じて、子どもたちと交流。
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015999.html
鳥栖:現役選手による出前授業
県内の自治体などでつくる県プロサッカー振興協議会が毎年開催。4~6年生の児童79人を2クラスに分け、清武・平2選手がそれぞれ授業を受け持った。
http://www.saga-s.co.jp/sagantosu/news.0.2582473.article.html
大宮:「夢工房 未来くる先生 ふれ愛推進事業」
「夢工房」:選手による実技交流と講話。2011年には大宮ろう学園への選手訪問も実施。
http://www.ardija.co.jp/news/detail/3134.html
甲府:選手小学校訪問
サッカー遊び及び選手の夢等に語り合う交流など。
http://www.ventforet.co.jp/vfkblog/dailyblog/?p=37434
湘南:ベルせん
選手たちが小学校を訪問し、子どもたちへ夢についての授業を実施。授業で、選手たちが自分の夢を体現した経験を話す講話。
http://www.bellmare.co.jp/93399
磐田:「ぼくらのクラスのジュビロ応援フラッグ」
ジュビロ磐田選手会は磐田市・磐田市教育委員会と共同で磐田市内の全23小学校を訪問する「小学校訪問」を実施。今回は初めて、6校で16選手が「総合的な学習」という授業で「先生」を担当。自身の経験から夢や友達・仲間について講話。
http://www.jubilo-iwata.co.jp/hometown/flags/
大分(2回):「大分県 地域密着型プロチーム普及促進事業」
サッカーの授業、交流会、給食交流を実施。
http://www.oita-trinita.co.jp/news/detail/index_6_1653.php
<J2>
G大阪(7回):「ホームタウンふれあい活動」
(活動1日あたり)ホームタウン30以上の小学校に、選手等が11グループに分かれて訪問。ふれあい活動では、選手による デモンストレーションや、ミニゲームを一緒に実施。4時間目に訪問する学校では、選手も子ども達と一緒に給食を過ごす。ホームゲームにも招待。
http://digest.citylife-new.com/e51475.html
神戸(21回):学校訪問「夢で逢えたら」、「GOAL for SMILEプロジェクト」
「夢で逢えたら」:選手等が小学校を訪問し、「夢」について授業を実施。「GOAL for SMILEプロジェクト」:公式戦での得点1ゴールにつき、サッカーボール8球を神戸市立の小学校166校に選手が訪問し、子どもたちにプレゼント。
http://www.vissel-kobe.co.jp/hometown/g-project/
千葉:ホームタウン内新小学1年生への定規プレゼント、選手小学校訪問
2009年から市原市・千葉市立の小学校新1年生に入学記念として、選手が教室を訪問し、直接オリジナル定規を進呈し、講話を実施。
http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/news/event/833129
徳島(2回):支援学校訪問
選手が美術などの授業を一緒に受け、デモンストレーションなどで交流。他にも児童館や児童クラブを訪問。他にも給食交流会を実施。
https://www.vortis.jp/blog/index.php?p=77&c=6
札幌:「C-Smike北海道プロジェクト 選手による学校訪問」
選手が子どもたちを中心に交流を持つ活動。授業の一つとして経験談トーク。児童と選手が一緒になって体を動かすボールを使ったゲーム。デモンストレーションの実施。
http://www.consadole-sapporo.jp/news/2012/12/013697.html
栃木:「ゆめプロジェクト」学校訪問事業
小学校を選手等が訪問。小中学校において講話や実技を行い、スポーツを通じて子どもの心身の健全な発展に対し積極的に関与していく。
http://www.tochigisc.jp/news/article/00005070.html
山形:「夢クラス」、「ふれあい給食」
総合的な学習として、選手がゲストティーチャーになり、小学生と「夢」について語り合い、自分の体験を交えながらアドバイス。子供たちの発表を聞いたり、子供たちとの等身大の思い出を語ったり、「夢」をテーマに語り合う授業。他にも給食会食である「ふれあい給食」も実施。
http://www.montedio.or.jp/info/clubinfo/20130612-02.html
岡山:「あこがれの人派遣事業」
4選手が美咲町の2小学校に「あこがれの人派遣事業」の講師として分かれて参加。「サッカー教室」と「選手の話」の2構成で選手とのふれあいを通じ、選手の経験や夢を持つ大切さなどを伝えた。
http://ameblo.jp/fagiano-front/entry-11716584733.html
横浜FC(1回):学校訪問授業「夢で逢えたら」
児童との対話を通じて夢を持つことの大切さを伝える訪問授業。今年度は「東日本大震災復興支援活動『夢で逢えたらin福島県いわき市』」を実施。
http://www.yokohamafc.com/news/2013/11/20/presentsfcin/
福岡(19回):「校区サポーター」
来場者とのふれあいイベント(質問コーナー、握手会、写真撮影など)。
http://www.avispa.co.jp/index_box/info/info_201305_07.html
北九州(5回):選手学校訪問事業「スクール☆ギラヴァンツ」
「夢の素晴らしさ」や「努力の大切さ」等を自身の体験から児童に伝えるとともに、選手と直接触れ合う機会を作っていく活動
http://www.giravanz.jp/news/2013/04/post-193.html
愛媛:学校訪問企画「サッカー先生」「「給食先生」
サッカー先生:選手によるパフォーマンス、ミニゲーム、講話(子どもたちへのメッセージ)。給食先生:小学生と給食を会食。
http://www.ehimefc.com/efc/topics.php?s|id=102246
富山:「プロ直伝!とやま夢づくりスポーツ塾
交流ゲーム、パフォーマンス披露、質問タイム。
http://www.kataller.co.jp/news/hometown/2013/1017.html
熊本(9回):小学校への訪問交流会
社会福祉施設、小学校を訪問し「ロアッソ熊本ふれあい教室」の開催。
http://roasso-k.com/home_town/report/view.htm?id=58
群馬(5回):サッカー教室・授業
小学校訪問によるサッカー教室、講話、子ども達と給食の会食を実施。
http://www.thespanic.jp/thespa_hometown/news/newsdesc.cgi?newsid=2013100802
岐阜:家庭教育学級「講演会」
関市立上之保小学校において、清本選手の講演とサッカー教室を実施。
http://www.fc-gifu.com/local/post-2578.html
鳥取:復活!公園遊び
選手がプレーリーダーとして参加し、地域の子供達に昔懐かしい様々な遊びを教えながら、子供達の育成に努める活動を実施。
http://www.gainare.co.jp/guides/hometown/
見当たらず(単なるサッカー教室のみではない、トップ選手による学校訪問について)(だいぶ調べましたが、見落としだったらすいません。あれば修正しますのでぜひ教えて下さい)
長崎(7回)、京都、松本、水戸、東京V(2回)
「うちは普及コーチでしっかりやっている。HPに載せていないだけ」と言うところもありそうですが、コーチによる巡回教室は今やどこでもやっている通常事業と言えます。Jクラブの主役は「選手」。コーチがいくら頑張っても、選手が来た時の反応とは雲泥の差。子ども達に夢を与えるのは「選手」なのです。
前回と比べて、J1はすっかり揃ってしまいました。まさかこのブログを観た訳でもないでしょうが・・・ 「見当たらず」のクラブでも長崎さんはユメセン回数が多いし、東京Vさんは昔は多くの学校訪問されていた事を知っています。松本さんは普段違う事業でたっぷり選手を派遣しています。読者の皆さんの地元クラブはどうですか? しっかり選手を派遣していますか?
選手による学校訪問関係:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120401
さっかりん「学校訪問」カテゴリ:http://soccer.phew.homeip.net/topics/info.php?id=188
話は変わり、いよいよ明日はJ2最終節。地元ファジアーノもアウェーで福岡で試合のようです。早いものですね。