kasaruの今日も有り難う

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岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

何を学んだのか?

2011-09-30 | 
3月11日以降人生が変わった・・・きっと

大げさな表現ではないと思う。

世の中も原発事故がなければ明るみに出なかった事が

次々と発覚し、国民の感情は空転し、

個人レベルの判断や対処では何も出来ない現実に

自暴自棄になりかけている人は少なくないのではないでしょうか。

人間の緊張はもって3日程度です。

山で遭難など究極の事態や3日後も引き続きしなければならない

出来事が身になければの話ですが・・・

大抵3日も過ぎると体力も気力も停滞して

思考能力も衰えてきます。

それは当然のことで悪い事ではありません。

人は良くしたもので自分自身を守る為にも

極限状態のまま生かしておく事はしません。

適当に緩める時を与えてくれます。

その時に疲れ果ててしまう人もいれば

奮起する人も出てきて世の中は回っていきます。


今回の3月11日の出来事は、

善悪に捕われず多くの事を学び、考えさせられています。

今まで如何に無知でいたか。

無力であるか。

どう生きるべきか?

直接、間接 今早急に求められる対応に

自分は何をするべきなのか?

出来る事しか出来ない事は重々承知。


国や自治体の対応を待つだけでは立ち行かない現実。

それでも生きていかなければならない今を

胸を張って、笑って行かなければならないのならば、

自ら進んで知らなければならない事があるようにおもいます。


世の原発反対と声を出す人たちも、(私も諸手を上げて賛成ではありません)

ただ反対の声だけを出すのではなく、これからの生き方を示す努力をしなければなりません。

反対と言うだけなら誰だって出来ます。

しかし、現実には与えられる電力によって

生かされてる以上それに変わるべき対処法を学ばなければ

同じ事の繰り返しになってしまうのではないでしょうか。



日本人は優秀です。

現にこうしてこの国を守り、歩ませてきたのですから、

それがリスクを伴う事だったとしても、

多くの犠牲を出した歴史であっても、

なかった事にするのではなく、

過去の事をあげつらうのでもなく、

過去の反省から学び、新たな臨機応変の考えや、

行動を自らに課さなければならない時だとおもいます。



先ずは自分が元気であること。笑えること。

どんな道を歩もうとも前向きな発想が自らを支えることになるのですから。


皆さんも何を学んだのでしょうか?

人間は考える葦である。




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