kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

ゆっくり?ぐったり?

2009-08-17 | Weblog
今年のお盆は如何でしたか?

前半は雨や風に悩まされ、農作物への良くない影響も聞き、

掻き入れ時の海の家も、ビールの消費も

お盆を境にやっとの顔を長く見られる時間が増え、ほっ

皆さんはどんなお盆をお過ごしでしたか?

休みだった人も、仕事だった人も、お墓参りには?

この時期だからでしょうか、最近のお墓事情やお坊さん事情がで・・・

派遣僧侶の話やバーチャルなお墓の話まで、

実際に檀家数が少なく、寺院を維持できないお寺さんがあることは確かです。

最近は散骨や山林葬なる新たな形態を生み出していたり、

お骨をダイヤモンドにする企業や愛犬の遺骨でプレートを作るところまで

世代の違いか、時代の流れか、

従来のお墓や葬儀に対する意識の違いの波が押し寄せてくる気配

是非を問う問題ではありませんが、

従来のスタイルで寺院を護っている関係者としては、

追いかけることも、媚びることもせず、

粛々と亡き方とそして残された家族と向き合い、

共に教えをいただくこと以外に出来ません。

各地のお寺も集まってもらいために色々と画策をしますが、

土地柄や環境のために思うように維持していくことは難しく、

それでも終の住処であるお墓の護持・管理は思いのほか大変で、

『坊主丸儲け』という言葉は我が寺には当てはまりません。

法事・葬儀の合間に1万坪の境内地の整備・美化、

文化財の保護、墓地の管理は、想像する以上に大変です。

もちろん、どんな仕事だって大変でるあことに変わりはありません。

寺だけが特別ではありませんが、

さっきも書きましたが、寺に対する考え方や、

葬儀に対しての考え方も多様になり、

それに併せて色々なサービスが出て来ているので、

今後 お預かりしている大事な命をこの後も

護り続けることが容易でない予感がしているだけです。

でも、私たちに出来ることは真面目に、そして謙虚に、そしてキチンとした、

いのちを預ける方の思いに添えるように精進し続けること、

そして自分自身の思いにも添うことを怠らないこと。。。ですかね。

何だか、重い話題になりましたが、

お盆を迎え、多くの方と接して改めて考えさせられたことです。


皆さんの夏休みはゆっくり?それともぐったり?

学生の夏休みはもう少し続きます。

我が家の学生はまだ終わっていない宿題を前に

現実逃避の技を考え中(だめじゃん


本日 妹のところの長男みっちゃんが8歳の誕生日。(おめでとう

昨日は急遽みんなの時間が揃ったので、強行で誕生日会を



さて、ラストスパートに向けてエイエイエイ