「医者は感情を持ってはいけない」
Dr.コトーの最終章の中のフレーズ。
物心ついた時から最後のお別れに立ち会って来た私、
「衣をきた時は泣いてはいけない」そう言われて来た。
感情抜きにしてできる仕事などないと、
最近は思っている。
結婚して10年4人兄妹の二男として両親と同居。
子どもは居ないものの家族仲良く仕事も充実、
人生 もうひとつ羽ばたく時期に・・・・
夜遅く風呂に入り、発見された時は既にこと切れていた。
早朝の風呂場に明かりが着いていたのを父が不審に思い、
同居のマナーでお嫁さんに電話をする。
次の瞬間 大きな悲鳴が木霊した。。。
検死の結果 肺には水が入っていないので、
入浴直後の心臓マヒとの結論。
打合せを済ませ、住職が枕経に・・・
お経を聞くまでは息子が亡くなったことを、
実感出来なかった母親。
悔やまれる気持ちが溢れんばかりに、
夫々の心の中を満たしていきます。
寿算40。まっちゃんと同じ年。
早すぎる別れの時を受け入れられない家族の心中、
少しでも仏の世界が救わんことを願って止みません。
お別れの時は待ってはくれません。
この世に生を受けた時から決められたこと、
逃げも隠れも、追い払うこともできない無常な瞬間は、
常に我が身が背負っていることを自覚し、
今!!のこの瞬間にも「有り難う」言える
自分をもっていたいと思うのです。
「明日ありと 思う心の仇桜
夜はに嵐の 吹かぬものかな」
今の貴方に有り難う!!