kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

イヴ

2006-12-24 | Weblog
何時もと変わりない一日。
お世話になった方にクリスマスプレゼント(^^)v

和風サンタの和菓子です。

続いています。。。

2006-12-24 | Weblog


「医者は感情を持ってはいけない」

Dr.コトーの最終章の中のフレーズ。

物心ついた時から最後のお別れに立ち会って来た私、

「衣をきた時は泣いてはいけない」そう言われて来た。

感情抜きにしてできる仕事などないと、

最近は思っている。

結婚して10年4人兄妹の二男として両親と同居。

子どもは居ないものの家族仲良く仕事も充実、

人生 もうひとつ羽ばたく時期に・・・・

夜遅く風呂に入り、発見された時は既にこと切れていた。

早朝の風呂場に明かりが着いていたのを父が不審に思い、

同居のマナーでお嫁さんに電話をする。

次の瞬間 大きな悲鳴が木霊した。。。

検死の結果 肺には水が入っていないので、

入浴直後の心臓マヒとの結論。

打合せを済ませ、住職が枕経に・・・

お経を聞くまでは息子が亡くなったことを、

実感出来なかった母親。

悔やまれる気持ちが溢れんばかりに、

夫々の心の中を満たしていきます。

寿算40。まっちゃんと同じ年。

早すぎる別れの時を受け入れられない家族の心中、

少しでも仏の世界が救わんことを願って止みません。


お別れの時は待ってはくれません。

この世に生を受けた時から決められたこと、

逃げも隠れも、追い払うこともできない無常な瞬間は、

常に我が身が背負っていることを自覚し、

今!!のこの瞬間にも「有り難う」言える

自分をもっていたいと思うのです。

「明日ありと 思う心の仇桜 
  
       夜はに嵐の 吹かぬものかな」

今の貴方に有り難う!!