人影の少ないひっそりとした泉岳寺に
家族で詣でたことがあります。
赤穂の浪士の胸の内を計り知ることは出来ませんが、
恩・忠・義の成せる大きな出来事は
時代と思惑を超え、今もなお人々の心を魅了してやみません。
仇討ちが良い悪いかの論議は次の機会に致しましょう。
『忠臣蔵』と名を変え多くの作家人により
人情厚くそして人の胸をすく物語になっています。
毎年この時期になると
心寄せる吾人も少なくありませんね。
歌舞伎界でも
26日まで中村吉右衛門扮する大石内蔵助が演じられます。
今日あたりは泉岳寺も
皆の手向ける香が立ち籠めているに違いありません。
これまでの日本も多くの恩を感じながら成長してきました。
今の世の風潮、
人を騙し・恩を仇で返すなんて考えもつかなかったでしょうね。
現代は殺された身内の仇は
「法」が裁くはずになっているのですが・・・
未だに煮え湯を飲まされて
仇討ち出来ぬ人々がいることも事実です。
願わくば無念のその思い四十七人の浪士たちが
叶えてくれることを・・・
山鹿流陣太鼓は実際には鳴らされていませんが、
何処かで聞こえてきそうです。。。。