kasaruの今日も有り難う

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サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

アニマルセラピーについて

2005-12-10 | Weblog

「アニマルセラピーの中で最も長い歴史を持つのが「乗馬療法」。
 
一説には古代ローマ帝国時代にまで起源をさかのぼり、

戦争で傷ついた兵士たちのリハビリに乗馬が

用いられていたといいます。

十九世紀にはパリで乗馬がマヒを伴う神経障害に有効な

療法であるという報告がなされ、それ以来治療法のひとつとして

意識的に用いられるようになりました。

現在では乗馬療法は完成された治療システムとして考えられ、

アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストリア、日本など世界各国で

主に身体的なリハビリを中心に治療に活かされています。

盲導犬の歴史も古く、紀元前一〇〇年にさかのぼると言われ、

盲目のドイツ王が盲導犬を所有していたことが

古文書に記されています。

ポンペイの壁画や十三世紀の中国の絵巻物にも盲導犬の

記述がみられます。

1916年、ドイツで第一次世界大戦で失明した軍人のために

盲導犬訓練が組織化されるとアメリカやヨーロッパ各国にも広がり、

日本でも1957年に国産第一号の盲導犬が誕生しています。

療養施設において治療目的で動物が導入されたのは

十八世紀末のイギリスのヨーク収容所に始まります。

ヨーク収容所は精神疾病者の収容施設で、

自分をコントロールするために動物の世話が導入されたといいます。

その後今日に至るまで人間と動物の健康に関する研究が進められ、

現在では世界規模の国際学会も開かれています。

              ヘルス クリニック サイト 参照

日本でのこのような施設が、

これからも増えていくことを期待したいですね。

人間の営みに欠かすことのできない ペットの代表『犬』

今年一年 犬が我々人間に寄り添うが如く

私たちも 誰かの心に添う、慈悲の心を持ちたいものです。」

上記は 来年の 檀家さんにお出しする お寺の年賀の新聞の一部です。

後は ハガキの原稿 4件分