尼崎市(武庫之荘)の税理士・行政書士 笠原会計事務所のブログ

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【TAX NEWS】令和6年1月からスタートする新制度 ~尼崎市(武庫之荘) 税理士 笠原会計事務所~

2023-12-28 11:58:13 | 尼崎市(武庫之荘) 税理士・行政書士事務所
 令和6年1月1日よりスタートする様々な税制についてまとめました。詳細は過去のTAX NEWSをご参照ください。

Ⅰ 電子帳簿保存法(電子取引)


Ⅱ 生前贈与加算の改正について


Ⅲ 相続時精算課税制度の改正について


Ⅳ マンションの評価方法


Ⅴ 新NISA



尼崎市(伊丹市、西宮市)で経営革新等支援機関、税務相談、相続対策、記帳、決算書・確定申告書の作成をはじめ、会社設立、建設業許可申請、経営相談、融資相談まで幅広く対応できる税理士・行政書士の笠原会計事務所(電話06-6438-5450)にお気軽にご相談ください。詳細は以下のURLにアクセスしてください。

尼崎市 税理士 笠原会計事務所 http://www.kasaharakaikei.com/ (税金の相談、確定申告、相続税・贈与税専門・創業支援、融資相談、記帳代行、会計ソフト支援など)

尼崎市 行政書士 笠原行政書士事務所 http://www.kasahara-jimusho.com/ (株式会社・合同会社の会社設立、建設業許可申請、経営事項審査、遺産分割協議書作成、遺言書、各種許認可など)
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贈与を成立させるために重要なことは? ~尼崎市(武庫之荘) 税理士 笠原会計事務所~

2023-12-28 09:38:34 | 尼崎市(武庫之荘) 税理士・行政書士事務所
贈与契約には有効な意思表示が必要

「生前贈与」という言葉は相続税対策の場面などでよく耳にします。ここでいう贈与とは、単に”ものを無償であげること”という意味ではなく、民法上の贈与契約を指します。契約は、当事者同士が合意して成立するものであり、契約自体を当事者のどちらかが知らないことはありえません。贈与契約の本質は、贈与者が「無償であげる」と言い、相手方が「もらいます」と言って成立する、片務諾成契約なのです。

 なお、幼児や認知症の症状のある方との贈与契約は注意が必要です。たとえば、幼児に「100万円をあげるよ」と言っても理解できませんから、未成年者を受贈者とする贈与契約は、子の親権者の受贈の代理意思表示があることが重要です。同様に、贈与する側が、十分な意思判断能力を有していない場合も、本人が単独で有効な法律行為を行うことはできず、贈与が無効となりますのでご注意ください。
 また、たとえば祖父母が孫に内緒で孫名義の口座に入金する行為は、名義借りであって、同じく贈与は成立しません。


贈与契約の証拠を確実に残しておく

 贈与を行うと、後々、相続開始後になって、受贈者であった相続人が、他の相続人や税務署等から「有効な贈与だったのか?」「名義借預金ではないか?」と確認されることがあります。すでに贈与者は亡くなっているため、水掛け論になってしまうことも珍しくありません。後の紛争を防ぐためにも、贈与の際には贈与契約があった証拠を確実に残しておくことが重要といえます。証拠としては、主に以下のものが想定されますので、贈与のケースに応じてご留意ください。

■贈与契約を証明する書類の例



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固定金利と変動金利 ~尼崎市(武庫之荘) 税理士 笠原会計事務所~

2023-12-11 09:00:00 | 尼崎市(武庫之荘) 税理士・行政書士事務所
 今回のテーマの「固定金利」と「変動金利」と聞くと、個人で借りる住宅ローンを連想される方も多いかもしれません。しかし、事業性融資でも「固定金利」と「変動金利」の2種類があり、証書貸付だとどちらかを選択できる場合が多く、それを知らない経営者の方もいらっしゃるかもしれません。今回は事業性融資での「固定金利」「変動金利」を知り、広い選択肢の中で金融機関に融資相談をしていただけるよう、ぞれぞれの概要とメリットデメリットについてご説明させていただきます。

【固定金利・変動金利とは】 
~固定金利~
 固定金利は借入時に決めた利率が完済まで変わらないもので、世の中の経済情勢等に関わらず、常に一定の利率が適用されていきます。

・メリット・・・金利が一定なので安心。世の中の金利が上昇した場合に有利。
・デメリット・・・変動金利に比べて利率が高い。世の中の金利が下降した場合に不利。繰り上げ返済(完済)時に違約金がかかる場合がある(最近は変動金利でもかかる場合もあります)。

 上記の通り、固定金利は繰り上げ返済(完済)時に違約金がかかる可能性があるのが大きなデメリットになります。違約金は返済元本に対しパーセンテージで計算されることが多い為、返済金額が大きいほどインパクトが大きくなります。固定金利を検討している場合はあらかじめ借入をする金融機関に確認をしましょう。(例:繰り上げ返済違約金が返済元本の2%で1億円繰り上げ返済した場合は200万円の違約金発生)

~変動金利~
 変動金利は一定の基準に従って利率が変わっていくもので、一般的には短期プライムレートやTIBORレートを基準にして利率が変動してまいります。ちなみにプライムレートとはそれぞれの金融機関で決めている、優良企業に対して資金を貸し出す際に適用する最優遇貸出金利のことで、貸出期間が1年未満なら短期プライムレート、1年以上なら長期プライムレートに分けられます。

・メリット ・・・固定金利に比べて利率が低い。世の中の金利が下降したときに金利が下がるので有利。
・デメリット・・・金利が一定でないため不安。世の中の金利が上昇したときに金利が高くなるので不利。

【融資の種類と金利について】
・証書貸付→固定金利と変動金利で選択可能(商品によっては選択できない場合もあります)
・手形貸付→固定金利(返済期間が1年以内と短い為、固定金利が基本になります)
・当座貸越→変動金利(変動金利としている金融機関がほとんどです)

 証書貸付は固定金利か変動金利で選択が可能ですが、変動金利の方が利率が低い為、金融機関担当者は変動金利で提案してくることがほとんどで、こちらから希望を出さない限り、固定金利で提案が来ることはほとんどありません。
 固定金利と変動金利の金利差なども金融機関によって様々ですので、比較のためにも声掛けしてみても良いかもしれません。

【固定金利と変動金利どちらで借りるべきなの?】
 固定金利と変動金利の話になると経営者の方から、「固定資金と変動資金どちらで借りるべきなの?」と質問を受けることもありますが、残念ながらどちらが正解ということは一概にはいえません。「固定金利」・「変動金利」それぞれにメリットとデメリットがあり、経営者の方の考え方によって選択が違ってきます。例えば固定金利で金利変動を無くして安心して経営をしたいという方もいれば、変動金利を選択して少しでも金利を抑えたいという方もいらっしゃいます。それぞれのメリットデメリットを天秤にかけたうえで、どちらを選択するか検討いただければ幸いです。



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電帳法スタート! ~尼崎市(武庫之荘) 税理士 笠原会計事務所~

2023-12-04 09:00:00 | 尼崎市(武庫之荘) 税理士・行政書士事務所
 令和6年1月1日より電子帳簿保存法が本格スタートいたします。唯一の義務規定である電子取引について要件をまとめました。

Ⅰ 電子取引の対象となる取引
 完全に電子的な取引のみで完結している取引が対象となります。具体的にはAmazon、楽天などのネット通販の領収書、メールで届く請求書・領収書、スマホアプリでの決済、ネットバンキング振込時の銀行明細画等です。

Ⅱ 電子取引の要件


①検索機能
 範囲検索、組み合わせ検索ができる必要があるため、基本的にはコストをかけてシステムを導入する必要があります。
 ※下記④の要件を満たしていれば、範囲検索、組み合わせ検索の要件はありません。その場合には電子データ保存の際にファイル名を「日付_金額_相手先名」のように登録していただくことで検索要件を満たすこととなります。

②改ざん防止措置
 下のQRコードより事務処理規定をダウンロードし会社に備え付けていただければOKです。
       
      法人用                        個人用

③見読可能装置の備え付け
 PCとプリンタがあれば十分です。スマホのみで電子取引を行っているような場合には、税務調査時に求められた際に近くのコンビニ等で印刷ができれば十分です。

④ダウンロード対応
 税務調査の際に調査官からのダウンロードの求めに応じることができるよう、電子データを月別または相手先別のフォルダに保存しておきましょう。(サーバー、クラウド上への保存を推奨)

⑤出力書面の提示等
 電子データを紙で印刷し、月ごと、取引先ごとに整理して保存してください。④の電子データの保存も必須です。

⑥相当の理由
 システム等や社内のワークフローの整備が間に合わない、資金繰り、人手不足等の理由が該当します。外的要因ではなく内部事情でも該当するとのことですから、幅広い理由が該当しそうです。

Ⅲ 罰則はあるの?
 会社法違反となり100万円以下の過料(罰金)が科せられる可能性があります。また、青色申告の取り消しや追徴課税の可能性もあります。





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