夕食時、テレビを点けたら、フジテレビ「2011FNS歌謡祭」の生放送中だった。
しかも、KARAの歌が終わって、SKE48の「オキドキ」が始まるところだ。
高校生の息子が熱烈なSKEファンということもあり、その影響で、気がつけば父子で応援している我が家(笑)。
で、そのSKEのパフォーマンスが全国に生中継されているわけです。
いつものように、みんな元気で、ダンスのキレもいい(笑)。
それはそれとして、そろそろメンバーの顔も見たいじゃないか。
そろそろカメラが・・・
ところが、いつまで待っても画面が切り替わらない。
開始時から変わらず、ステージ全体を見おろした形で固定された映像が、ずっと続いたままなのだ。
あれ? なぜ?
KARAの映像を見る限り、さっきまでは最低でも5台のカメラを駆使していた。
それが、どうしてSKEでは、1台のクレーンカメラの映像だけなんだ?
クレーンカメラによる「俯瞰(高い位置からの映像)」は、確かにダンスパフォーマンス全体を見せるには必要だ。
しかし、「寄り」の映像がまったくない、というのは理解できない。
クレーン以外のカメラが、同時に全部、故障?
まさかね。
ならば、スイッチング・システムのトラブルか?
それなら有り得る? いや、そうそうあることではない。
と言ってるうちに、おいおい、歌はどんどん進んで行くではないか。
まさか、このまま終わるつもりじゃ・・・
ああ、本当に終わっちゃったぞ(笑)。
最後まで「ワンカメ(カメラ1台だけ)」で通してしまったのだ。
まるで駐車場の監視カメラのように、じーっと上方からのフィックス(固定)でヒキ(広い画角)の映像のみ。
彼女たちのフルショット(全身)も、アップ(顔)の表情も、なーんも無しだった。
しかも、SKE48が終わって、次のAKB48「風は吹いている」になったら、また複数のカメラによるスイッチングに戻ったではないか。
システムや機材のトラブルではなかったのだ。
つまり、SKEの”ワンカメショー”は、明らかに意図的なもの、というか演出だったことになる。
前述のように、「ダンスパフォーマンス全体」を見せるには、俯瞰の映像は必須だ。
でも、他のカメラもあるのに、1曲まるごと、まるで無人カメラのような固定映像で、ずっとそのままというのは、やはり理解に苦しむ。
“ぞんざい”な扱い、と言われても仕方ないくらいだ。
名古屋から来て、一生懸命歌って踊っていたSKEが、なんだか可哀想になった。
彼女たちは、自分たちが、こういう映像で全国中継されたことを、知っているんだろうか。
それに全国のSKEファンの青少年たちも、ちょっとびっくり、かなり残念だったのではないか。
まあ、関心のない大人たちにとっては、どうでもいいことかもしれないが、ワタクシは大いに気になりました(笑)。
ほんと、なぜだったんだろう?





