漢方相談 昌栄薬品

漢方薬・自然薬が体に効きます、自然の生薬で病気に負けない体を作る
漢方相談 ご来店お待ちしています

黄帝内経素問 擧痛論篇 第三十九 第四節 語句の意味 3-5

2014-06-26 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 擧痛論篇 第三十九

第四節 飧泄を飱泄に訂正

 帝曰。善。余知百病生於氣也。怒則氣上。喜則氣緩。悲則氣消。恐則氣下。寒則氣収。則氣泄。驚則氣亂。勞則氣耗。思則氣結。九氣不同。何病之生。

 岐伯曰。怒則氣逆。甚則嘔血及飱泄。故氣上矣。喜則氣和、志達、榮衞通利。故氣緩矣。悲則心系急、肺布葉擧而上焦不通、榮衞不散、熱気在中。故氣消矣。恐則精卻。卻則上焦閉。閉則氣還。還則下焦脹。故氣不行矣。寒則腠理閉氣不行。故氣収矣。則腠理開、榮衞通、汗大泄。故氣泄矣。驚則心無所倚、神無所歸、慮無所定。故氣亂矣。勞則喘息、汗出、外内皆越。故氣耗矣。思則心有所存。神有所歸。正氣留而不行。故氣結矣。

 

語句の意味 3-5

 

思=七情の1つで思慮のこと、五志の1つとして脾に属す。新・東洋医学辞書13

思=し。おもう。かんがえる。思いわずらったり、考えすぎたりすると、内傷病の原因になる。五行学説では、五志の一つで、脾土に配当される。

思則気結=しすなわちきけっす。気結とは、脾気の鬱結をさしている。憂思が過度になると脾気が鬱結して運化が異常となり、胸脘痞満・食欲不振・腹脹便溏などの症状をあらわす。<素問挙痛論>「思えば則ち気結す。・・・思えば則ち心に存する所あり、神帰するところあり、正気留まりて行らず。故に気結す。」

 

氣結=きけつ。思慮過度により正気が留滞して行らないためにおこる。胸脇の気が結滞して痛むもの。<素問挙痛論>参照。

 

九気=気機の乱れに起因する9種の病機。新・東洋医学辞書13

九気=きゅうき。九種の気病。七情の過度により引きおこされた気機の病理障害。すなわち怒・喜・思・悲・恐・寒・(暑熱)・驚・労(過労)のこと。<素問挙痛論>「百病は気より生ずる也。怒れば気は上り、喜べば気は緩み、悲しめば気は消え、恐るれば気は下る、寒なれば気は収まり、なれば気は泄す、驚けば気は乱れ、労すれば気は耗し、思えば気は結す、九気は同じからず、何病よりこれを生ぜん。」

 

気逆

 

飱泄

鍼灸医学体系(語句の意味) 飧泄を飱泄に訂正

・・・・

  然し「飱泄」ということを単に「コトバ」の上からだけで解釈すれば「食べたものを横に引いて外に出す」ということで下痢することか或は亦あげて口から出すことかは明確でない。臨床的に検討してみる必要があるのではあるまいか。

 

志=<霊枢本神篇>「意の存するところを志という。」<霊枢本神篇>「おおいに怒りて止まざれば志を傷る。志傷らるれば則ちよくその前言を忘る。腰脊は俯仰できず、毛は悴し色夭す、死季夏にあり。」

志=シ。ココロザシ。心の向かうところ。考え。目的。親切。ものを贈る気持。望み。感情。ココロザす。めざす。志望する。シルす=記。心に覚えている。書きしるす。記録。イギリスの貨幣シリングのあて字。

志意=心に憶う所あるを意といい、意の存する所を志という。<素問生気通天論>「蒼天の気清浄なれば志意治まり、これに順えば、すなわち陽気固なり。」<霊枢本蔵篇>「志意は、精神を御し、魂魄を収めて寒温を適え喜怒を和するゆえんのものなり。・・・志意和すれば、精神を専ら直にして、魂魄を散ぜず、悔怒起らず、五蔵邪を受けず。」

 

栄衛

栄・営栄気・営気

 

通利=つうり。①邪が留滞することによっておこる不利の疾病に対して、通じさせて治療すること。②小便を通じさせること。

 

悲則気消=ひすればすなわちきしょうす。気消は肺気の消耗をさす。肺は気を主り、悲傷がすぎれば肺気の運行を阻害し、久しければ気鬱が熱となり、熱蒸すれば肺気が消耗することになる。<素問挙痛論>「悲むときは気消ゆ。・・・悲しむときは、心系急に、肺の布葉挙て、上焦通ぜず、栄衛散ぜず、熱気中に在り。故に気消ゆ。」

 

心系=心に出入りする血管。新・東洋医学辞書13

心系=しんけい。直接心臓と関係する大きな血管をさし、主な動脈・肺動脈・肺静脈および上・下腔静脈などをさす。<類経>「(心)其の系に五あり、上系は肺に連なり、肺は下りて心に系し、心は三系に下り、脾、肝、腎に連る。」<十四経発揮>「五臓の系皆心に通じ、而して心は五臓の系に通ずるなり。」清・趙術堂<医学指帰>「心系に二あり、其の一は上りて肺に通じ、其の一は肺葉より下りて、曲折して後に向い、脊裏に併び、細絡相連り、腎と相通ず。」<霊枢口問篇>「憂思すれば心系急す。」<霊枢五癃津液別論>「心系急すれば肺挙ぐ。」

 

 

肺=五臓の一つ。胸中に位置し、上は喉嚨に通じ、鼻に開竅し、諸気を主り呼吸を司る。肺が吸入する清気と脾が運化するところの飲食の精微(穀気)は結合して輸布され、人体の臓腑の器官の各部分を栄養する。肺はまた水道を通調し、水液代謝に参与する。また心藏の血液循環を主持する働きも補佐する。これにより肺気は清粛下降し、正常な機能を保持することができる。<素問五蔵生成篇>「諸気は皆、肺に属す。」「経気は肺に帰し、肺は百脈を朝し、精を皮毛に輸し、・・・脾気は精を散じ、上は肺に帰し、水道を通調す。」

 

布=フ。ヌノ。織物。綿織物。シく→敷く。ひろげる。ならべる。述べる。広く知らせて実行する。散らす。分散する。ふれぶみ。ぜに=銭。

 

葉=ヨウ。ハ、草木のは。葉のように平たいもの。紙。紙の枚数。世「中葉」。ショウ。人の姓。地名、春秋時代、楚の町の名。

 

肺布葉擧

鍼灸医学体系(語句の解)

 そこで本文の「肺布き葉擧す」とは「肺が平たくのびて肺葉の一部がおしあげられる」ことを意味するものである。

東洋学術出版社素問【注釈】

肺 布し、葉 挙す―張志聡の説「肺蔵が大きくなり、肺葉が上にもちあがる」

 

漢方用語大辞典、鍼灸医学体系、東洋学術出版社素問、明解漢和辞典、新・東洋医学辞書13

 

ゴールド三養茶

ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。

簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
 ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。

 

本体価格

250g 8,000円

500g 15,000円