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3人旅・2013冬 3

2013年03月06日 | 旅・関西近畿
さてさて、ランチを済ませたら~今回の旅の目的地へ向かいまっせ~ヽ(´ー`)ノ
JRの方の大山崎駅近くの駐車場に車を停めて、看板に従って歩くぞ!

中央に見える道が坂の入口。この辺りはまだ傾斜がゆるかった…

坂の入口にあった看板には~美術館まで500mだか600mだか書いてあった。
時計を見るとツアー開始10分前の集合時間まで5分ばかし…もう走るしかないと思いつつも、坂道なめちゃダメだと思ってY's部長と早歩きで上り始めた。ひとまず誰かが間に合えば、みんな中に入れるはず!と坂道ちょい苦手な卯月さんを気遣うこともなく黙々と足を運ぶ。
時計を見て「あと○分」って、到底間に合いそうになく~挙句途中に足が空回りしてるんじゃなかろうかと思うほどのきっつい坂があって、歩きは得意だと思ってた自分もハァハァ息が切れ始めた。
「あのカーブ曲がったら門くらい見えるよね?」と自分を励まして、カーブを曲がれば~先にまだ続く道…「あの建物か」と思ってたら休憩所と翻弄されまくって、ようやく着いたのがこちら↓

アサヒビール大山崎山荘美術館
元は実業家の加賀正太郎氏が建てた別荘「大山崎山荘」であったのが~正太郎氏没後の1967年に加賀家の手を離れて以来所有者が転々とし、挙句1990年頃にはマンションへ建て替えようという計画が持ち上がり取り壊し寸前まで行ったらしいのだけど、ニッカウヰスキーを通じて縁があったアサヒビール社が買い上げ、京都府と大山崎町と協力し、この建物一帯を保存し、活用するために、1996年から美術館として蘇らせたそうな☆

この山荘を建てた加賀正太郎という人は、話に聞いて想像するとすごい人で…
1888年1月生まれ、ヨーロッパに遊学して帰国した1911年(計算すると23歳)に土地を購入し、自ら設計して1917年(29歳だな)までには、イギリスの炭鉱主の家をイメージした木造の洋館を建てたらしい。

びっくりしたのが「白雲楼」と呼ばれた塔屋(写真はそれを下から眺めたもの。3階建てくらいの高さで一応中で寝泊まりできるらしい)をまず山側に建てて、そこから色んなバランスを考えて建築指示を出していたとのこと。
実業家だったとはいえ、今の感覚で思うと~大卒程度の若さのお兄ちゃんがデッカイ土地買って、塔建てて、そこから建築風景見ながら30前に別荘建てて持ってるって…(・_・;)

さらに1922年(34歳かい?)から増築を始めて、山荘は現在の姿に通じる鉄筋コンクリート造の大型のものへ。ラン栽培のための温室や、お抱え運転手も待機できる車庫(美術館手前にある現在休憩所的なところになってる建物、これだけでも十分デカイ)なども作って1928~29年頃には現在の形になったそうな。

こちらが夫婦の寝室だったところから抜けたテラスからの眺め。
木津川、宇治川、桂川を眼下にするこの景色(ちなみに建物は天王山の中腹に建てられている)別荘で目覚めて、何気なーくテラスに出てコレ…きっと「天下とったどーー!」って気分アガったろうな~と庶民は妄想するわけで(;´∀`)

そして視線をつつーっと山裾に移せば、隣接する宝積寺(宝寺)の三重塔がチラリズム…山荘の工事中に遊びに来ていた夏目漱石(!)がこれを眺めて一句謳ったとか。

美術館なので建物の中は撮影禁止なのだけど、ヨーロッパ各国を遊学して色んな物を見てきたっていう独特のセンスや遊び心が色々と散りばめられてたよ~贅沢なだけでないのもすごかった。

ちなみにこれは下の広場から山荘を眺めた所。こちらはスイスの山荘をイメージしたとか…

そんなこんなの説明を学芸員さんから聞きながら「へぇ~」「ほほぅ」と見てまわっていた。
これが、卯月さんも書かれてたけど「大山崎山荘+聴竹居 大山崎のモダンライフ探訪ツアー」という滅多に開催されないガイドツアーの一端。で…どこからその情報を!といつも思うY's部長が当ててくださったもの(確か日程5日の各日20名だったよな?そのうち部長も書かれる…はず?)「ねーねーこんなのどう?」って何気に持ってたプリント用紙がここにつながるというワケだ(@_@;)

でもって、一般的に見られるのは(途中の白雲楼除く)ここまで。加賀氏が建てた建物以外にも建築家の安藤忠雄氏が設計した地中館(氏らしい、コンクリート!って雰囲気。モネの睡蓮の作品が何点かある)や山手館も見られるのだけど、今回のツアーはもそっと特別なのだ☆ぐだぐだと引っ張りつつも続く…読みにくい上に長文でスマン!
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