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ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝これ何なの…〟とビックリ!

2020年07月19日 | 俳句

 昨日はきららの俳句教室。開始が30分早まりましたので、9時に家を出て9時30分開始の5分前セーフ。

 第3回目になりますので、少しずつ要領が分ってスムーズにスタート。先ず今日の目標は昆虫をということで、ビオトープの方へ行き、〝水馬(あめんぼ)〟〝天道虫(てんとうむし)〟〝蟬〟などを見ましょうと…。

 植物では、ナンキンハゼ、アカメガシワ、イヌビワ、ハマビワ、ナツハギなどの花や実。それらを見ながら行くと、早速ひらひらと…アッ、蝶!と誰かが…。違いますよ、チョウトンボで~すなどと言いながら水辺へ行くと、真っ赤なショウジョウトンボも。他にルリイトトンボにベニイトトンボ、キイトンボにオハグロトンボまで、糸蜻蛉のオンパレードでした。ちなみに、この糸蜻蛉はみな夏の季語。

 残念ながら私は、動くものの写真は無理。濃紺の蝶蜻蛉や真っ赤な猩猩蜻蛉など撮れると素敵なのにね…

 ビオトープに着くと、お目当ての水馬が…、普通水辺にはどこにでも見られるはずなのに、どうしたんでしょう。ここでは小さなのをやっと一匹。レンジャーのSさんが、〝この虫はアメの匂いがするんですよ。みんなに見せられなくて残念!〟と言うので、それは是非その匂いを嗅いでみたいわ!ということで、来月に期待。

 時期的には花が余りありませんでしたが、……ああ、ビオトープに睡蓮が綺麗に咲いていました。他には薊(あざみ)、藪蘭(やぶらん)ぐらいかな。薊は春の季語ですし、藪蘭は季語になっていないので、詠むときは〝夏薊〟とかで。そうそう、とっても面白いものを発見しました。カラタチの実(これも秋の季語)がたくさん生っていましたので写真を撮っていると…あら、大きな青虫(これも秋の季語)が。これはきっとアゲハの幼虫でしょうといって、Sさんがオイ!と頭に触れると…なんと黄色の角(?)みたいなものがピュッと飛び出して、みんなもうビックリ! これが蝶の触覚になるのでしょうか?大発見でした。(※) もう一つ、これは…と誰かが虫を見せたので、みんな一斉に〝黄金虫、かなぶんですよね〟という。すると、Sさんが〝違うんですよ。これ、ドウガネムシ…〟と。(※)ヘエッ!、全くよく似てます。でも、金ではなく銅なんですから格が落ちるんですよとSさん…。大笑いです。

 家に戻って調べてみて分かりましたが、全てがナント、ナントと思うことばかりなんです。

 ※アゲハ類の幼虫は他の蝶には無い、ある特徴を持っていて、敵から攻撃を受けた際に飛び出す、「臭角」と呼ばれる臭い角があると。臭角は、普段は頭部と胸部の間の背中側の皮膚の下に格納されているのですが、幼虫を触ったりすると、収納されていた臭角を反転させて突き出し、敵を威嚇します。臭角の表面は揮発性の分泌物で覆われていて、独特の匂いを発散させます…と。だったら匂い嗅いで見るんだったわ!後の祭ね。

 ※光沢のある緑色の黄金虫とよく似た虫は〝アオドウガネムシ〟というそうで、本当の黄金虫は非常に少なくなりこの青銅鉦虫がまちがわれているとのこと。更に銅鉦虫は本当の名は〝ドウガネブイブイ〟。エッ何、〝ブイブイ〟って?これは実はコガネムシ科の甲虫で、農業にとっては作物を食い荒らす害虫なんですって。銅鉦虫は銅の黒っぽい茶色ですからすぐ分りますが、青銅鉦虫は黄金虫と殆ど見分けがつかないそうです。

 もう一つ〝カナブン〟といって、これも夏の季語なんですが、私はてっきり黄金虫と同じものと思っていました。これも違うんですね。みなそれぞれコガヌムシ科ですから似ているのですが、食べ物が違うということで、カナブンだけは益虫なんですって。

 なぜ〝…ブイブイ〟という面白い名になったかについては、まずカナブンのブンの部分の由来はブーンという羽音からきているそうですので、カナブンのブンの部分がなまってブイとなり、ブンブン飛ぶ虫をブイブイと呼んでいたのではということのようです。

 まあ、なんともややこしくって難しい!虫一つでもこれなんですから、私が今まで学んで知っていることって、なんぼのもの?……なんて、上には上が、奥には奥が…もう自然って無限ですね。トホホッ…

 でも、またまた新しいことを教えてもらって、知るということはホントに楽しい!ああ、この日も暑かったですよ。クーラーの効いた教室に戻って事務所からの心づくしの煎茶を頂きました。これこそ、〝甘露の雨〟ならぬ〝水〟でした。ありがとうございました。

 11時から12時まで、吟行句1句の句会。昨日の参加は14名。ではと、続きを書こうかと思ったのですが、長くなりましたので、俳句のことも吟行会の時の話もまたにしましょう。決して勿体ぶっているんではないんですよ。ゴメンナサイ!

 写真は、きらら公園での動植物。少し説明しましょうか。①…やっと1枚撮れたキイトトンボ ②…カラタチの実 ③…カラタチにいたアゲハの幼虫 ④…幼虫の角。黄色のが見えますか。動画だといいんですが… ⑤…ドウガネブイブイ(青銅鉦虫) ⑥⑦…ナンキンハゼの花。初めて見ました。 ⑧⑨…アカメガシワの花 ⑩⑪…ハマビワの蕾。イヌビワはよく見ますが、これは初めて。葉が枇杷に似ているからだと。 ⑫⑬…睡蓮。白と薄いピンクが咲いていました。 ⑭…夏薊 ⑮…藪蘭。小振りでしたからコヤブランなのかも。

 これで少しは気分を入れ替えて、梅雨明けはまだのようですが。今日の蒸し暑い夏をコロナに負けないように元気に過ごして下さいね。アハハハ…

 


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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (risukurumi48)
2020-07-19 20:27:38
リコです。
ちわき先生は句会が順調に出来ますね。羨ましいです。今日の歌会は急に中止に成りましたので、スマホを使ったライン歌会をしました。今後も大阪では歌会開催は難しいので電話を使った歌会を8/16にすることにしました。ビズスピークと言うソフトを使います。
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Unknown (ちわき)
2020-07-19 23:00:36
リコさん、こんばんは。
また中止ですか。このところコロナが大阪でも急激に増えているからでしょうね。せっかく会えると楽しみにされていたのに、ホント気の毒です。
スマホのライン歌会って?電話でもどうやってするのかしら…
ビズスピークと言うソフトも知らないし、若くないとついていけませんね。
一応こちらは3密を守れば、句会が出来ますので幸せなんですね。感謝しなくっちゃ!
返信する
ありがとうございました。 (三面相)
2020-07-20 00:10:32
凌霄花への添削をいただきありがとうございました。
報告のこと切れ字のこと解りました。
少し以下の句も見ていただけないでしょうか。
蹲踞に風の音聴き夏料理
蹲踞に風の音聴く夏料理
蹲踞に下駄の音聴く夏料理となっていきましたが
やはり最後が特にダメですか?
どうかよろしく添削の事お願いいたします。
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Unknown (ちわき)
2020-07-20 10:03:49
三面相さん、お早うございます。
俳句の3本柱は、定型・季語・切字です。定型と季語は誰でもすぐにできるようになりますが、切字もしくは切れについてはしっかり勉強する必要があります。
俳句の奥深さはこの切字、切れでしか表せないような気がします。
切れのあるのとないのを比べてみて、その違いが解説しなくても分るようなら、もう一歩というところまできているということですから、頑張りましょう。
全くの素人には良いも悪いも分らないんですからね。
そもそも蹲踞には水の音でしょう。風の音が聞こえるということは、夏料理を外で食べているという事ですか?蹲踞があるようなら料亭か小料理屋か…外ではないはず…
だとすれば風の音は聞こえないでしょうし、下駄もわざとらしくてそぐわないですね。
〈蹲踞の音の幽かや夏料理〉とすれば、蹲踞と食べている座敷との距離感が見えてくるでしょうか。 
3句の中では一番目の表現がいいですがね。
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ありがとうございました。 (三面相)
2020-07-20 10:25:57
ご丁寧に解説いただきありがとうございました。
この3句でも1番目が最初に作ったものでした。
考えすぎて説明をしようとしているようです。
今後ともよろしくお願いいたします。
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こんばんは! (すず)
2020-07-21 00:44:16
大変勉強になりました!

帰宅後、色々お調べになられて、流石、俳句の先生だなぁと。
ブンブン、ブイブイ、昆虫や蝶たちの声が聴こえてきそうです。

昔、小学校の担任が、こんな歌を歌っておりました。

黄金虫は金持ちだ🎵
黄金虫になりたいな♪
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Unknown (ちわき)
2020-07-21 02:21:27
すずさんも宵っ張りですか?
私は疲れていると早くに寝てしまい、夜中に起きてきて、作業をします。
特に俳句を考えなきゃいけないときは、朦朧とした頭ではとてもできませんから。一旦寝てすっきりしたところで考えるんですよ。
懐かしい歌ですね。続きは〝金蔵建てた蔵建てた 飴屋で水飴買つて来た〟でしたっけ。
童謡、童歌っていつまでもいいですよね。すずさんはこういうのは余り弾かれないの?
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実は。。。 (すず)
2020-07-22 22:53:56
つい、先ほど、弾きました(* ´艸`)
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