ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝菜種梅雨〟?それとも〝WBCロス〟?

2023年03月25日 | 俳句

 このところ午前中は曇りで午後から晴れるという今一つシャンとしない天気が続いています。時には時雨のようにパラパラッと降ってきたり…。気温も17度前後で、寒くはないものの夜になると時々ヒヤッとしたり… 

 予報を見ると、月末から月初めはまたぐずついた天候になり、やっぱりこれが〝菜種梅雨〟なんでしょうね。

  くらしの灯いきいき点す菜種梅雨   鈴木真砂女

 句集『夕螢』に所収の一句。1976年の出版で、この句集で第16回俳人協会賞を受賞。ということは、この〈くらしの灯〉とは東京の銀座1丁目に開店した「卯波」という小料理屋の灯ということになりますか。〝まるで鬱陶しい梅雨のような日が続いている…こんな時だからこそ生き生きと暮しの灯を点さなくっちゃ…〟と、元気に店を開く真砂女さん、この時彼女は70歳前後だったんですね。まるでその〈くらしの灯〉は大都会の街中に咲いた菜の花のように、小さいながらも明るくて温かな灯だったことでしょう。

 しかし、この菜種梅雨はもともとは、陰暦3月4月頃に吹く、雨を含んだ風をさしていたのだとか。ヘエッ、それは知りませんでした。でも、「日本国語大辞典」には確かに南東の大風とありました。季語にはまだまだ分からないことがたくさんあります。ならば勉強するしかないっちゃ…ガンバロウ!写真はお借りしました。ゴメンナサイ!

 ところで、神さまは時々粋なことをなさいますね…一昨日のWBCの決勝戦もその前日の準決勝戦もきっと神の仕業としか思えませんもの。まるでお膳立てが成されていたみたいに…視聴率が全ての試合を通じて42%以上ということは、日本中の半分近くがその神さまが垂らした美酒に夜毎酔いしれたということでしょうか。

 もっというなら、興味があっても仕事とかでLIVEでは見られなかった人たちはきっと録画か再放送、またはニュースなどで見たでしょうから、それを入れるとどれほどになるでしょうね。まさにオリンピックに匹敵するものかな。かくいう私もラジオ体操をサボって朝8時からテレビにかじりついていましたもの。内容を今更私が語る必要はないでしょうが、まさに〝筋書のないドラマ〟で、久し振りに興奮しました。

 その証拠に、未だにテレビやネットではWBC一色ですもの。他のものが色あせて見えます。その興奮がまださめやらないようで…私もちょっとしたWBCロスを味わっています。(笑)

 でも、大丈夫。今度はお婆ちゃんと22日から始まったフィギアスケートの世界選手権や大相撲などを観て応援していますから。アレッ、サッカー日本代表のウルグアイ戦も昨日あったんですよね。あれだけ湧いたワールドカップの森保ジャパンも完全に忘れられていますね。フアンというもののナント変わり身の早いこと。かという私もその一人ですが…スミマセン!

 写真は、〝馬酔木(あしび)〟。この辺りでは今やっと満開です。〝蕗の薹(ふきのとう)〟はもう出遅れて、今にも花が咲きそう。こういうのを〝蕗の姑(しゅうとめ)〟というんですよ。面白いでしょ!

 

コメント (2)
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