ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

あなたは〝マスク〟が外せますか?

2022年10月23日 | 日記

 先日マスクのことを書きましたが、やはりこのあたりでは外に出るとマスクをしていない人は見かけません。お喋りするでもないし、密集したところへ行くわけでもないのに…これはもう人々の習慣になってしまったのでしょうか。確かにコロナでマスクをするようになって早3年、私も殆どマスクをして外出しますが、でも一番大きな変化はどんな時でもスッピンで過ごすようになってしまったということです。

 コロナ禍の大きな社会現象の一つが2年以上に及ぶマスク生活ですが、今年の夏厚生労働省が「屋外でマスク着用は不要」と呼びかけるようになったその以後でも、外で出会う人でマスクを着用しているのが7割以上もいるということが、あちらこちらの調査で分かっています。それによると、マスクを外すことに戸惑っているという人が多くて、その外さない理由の1位が何と「恥ずかしい」からということだったんですって。

 特に若い人では、「もう下着みたいなもので、人前で外すのが恥ずかしい」(30代女性)、「マスク着脱時の顔の印象が違うことに驚かれるのが嫌だから」(30代女性)、「ヒゲを剃らなくて良いから楽」(20代男性)など。

 また、ある所でアンケートを実施したところ、脱マスクに抵抗感があると答えたのは女性が多くて、その理由の大半を占めたのが「(肌トラブルや長いマスク生活で)マスクを外した姿を見せることへのためらい」。次いで「感染対策のため」「周囲が外していないから」となったそうです。

 確かに、私にも経験があります。ある日、声を掛けられて〝エッ、どなたかしら?〟と思ったら私が習っている先生でした。マスクの顔しか知らなかったから…別人のように感じたんです。また、体操でよく出会う人ですが、とても目元のキレイな方。マスクを外した瞬間の印象が、エエッ!…とビックリ。概ね良い印象が悪くなることが多いんですよね。このように顔の印象って目元と口元でこんなに違うんだということがマスクを掛けるようになって初めて分りました。もちろんよく知っている人は同じですけど。

 以前の私は、どんなに忙しいときでも化粧なしで外出するなんて考えられませんでした。しかし、コロナでいやでもマスクをしなければならなくなった時、ファンデーションや口紅、頬紅などですぐに汚れてしまいます。だから最初の頃は眉墨とアイシャドーだけをつけていましたが、だんだんそれも面倒くさくなって…また、してもしなくても大差ない顔なんだしと、本当に全くのスッピン!(笑) 朝の洗顔と入浴時の洗顔、洗った後に付ける化粧品もとうとう全部止めてしまいました。本当に洗いっぱなし…でもそれで、顔が引きつるわけでもなし、ガサガサして荒れることもありませんでした。

 私は大体が乾燥肌だと思っていたのですが、基本的にはずぼらな性格なので、化粧品もオールインワンジェルのものを定期的に購入して使っていました。しかし、この2年以上何もしないのに顔はスベスベ、また皺が増えたわけでもなし、乾燥して荒れることもありません。

 長年使ってきたあの化粧品のコマーシャルは何だったんでしょう。全く宣伝に踊らされていたんですね。今これだけ情報網が発達していて、その情報が瞬時に全世界へと広がり、猫も杓子も…まるで〝踊る阿呆に見る阿呆!同じ阿呆なら踊らにゃソンソン!〟というがごとく…

 そういえば、私の母は化粧を全くしない人でした。しかし、畑仕事をしていたので日焼はしていましたが、肌はいつもすべすべしていましたよ。だから亡くなった99歳の時の死化粧が一番キレイな顔でした。外国製の高価な化粧品で磨いたからといっても、そのモデルさんや女優さんのようになれるわけでもないんですからね。

 私が30歳を過ぎた頃、血清肝炎が一旦落ち着いたもののその後慢性肝炎へ。その頃2人目の子を出産した後、顔の両頬に染みがべったりと貼り付いたようになり、鏡を見るのがイヤでイヤでたまりませんでした。だからその染みを消すためにあれがいいと聞けばそれを、いやこうすればキレイになると言われて高いものでもあれこれ買って、化粧もその染みを隠すための厚化粧になっていきました。だから俳句を始めてどこかへ泊まりがけで行かねばならないという時など、お風呂に入ってスッピンになるのが一番怖かったですね。この顔を見られたくないという…それで湯上がりにまた化粧などしたりして…とても苦労していたんですよ。

 ところが、また肝炎の再発、2度目のインターフェロンをしても今度は効かず。仕方がないので強力ミノファーゲンシーを毎日学校帰りに点滴していました。それをどのくらい続けたのでしょう。1年ぐらいかな…検査数値が余り変動しなくなったので、一応中止して様子を見ましょうということに。

 その点滴に含まれているビタミンCがお肌にいいとは聞いていましたが、気が付いてみるとあの恐ろしいような染みがいつの間にかキレイに消えていたんですよ。後で知ったのですが、あの染みは〝肝斑〟というもので、内臓からきているものだとか。だから顔にいくら美白水やクリームを塗っても取れるものではないんだと。油性のものをベタベタと塗って皮膚の新陳代謝を妨げてしまい、却ってよくないのだとも。

 それからは殆どオールインワンジェル1本でしたが、それさえも必要がなかったということです。ヘンな話ですが、これは今回のコロナのお陰だと言っていいのかも。

 特に日本人には、コマーシャルに扇動されてそれを鵜呑みにする、信じ込むという傾向が強いですよね。もちろん商社はそれを見越して、手を変え品を変えて宣伝しているのでしょう。その宣伝費は当然私たち購買者の品代に含まれているんですからね。

 このところ何もかも値上げしています。宣伝に踊らされないよう不要なものは買わずに賢く生きましょう。皆さまもどうぞ…。でも、そろそろキレイにお化粧でもして、大手を振ってマスクなしで出かけたいのも本音…かな。

 写真は、昨日の夕焼けの空。昨日も今日も快晴で気持の良い日でした。この夕焼けを見ると…やっぱり〝秋〟ですね。5時40分過ぎからの約5分間です。下の2枚はメタセコイアの並木がとてもキレイな所なんですよ。

コメント (11)
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