日々好日

さて今日のニュースは

配偶者控除抜本的見直し・共稼ぎ奨励策か

2014-09-26 07:24:12 | Weblog

政府は所得税を軽減する配偶者控除を抜本的に見直す方向で検討に入った旨を発表。

現在は夫の収入から配偶者の基礎控除を行った額に税率を掛ける方式です。
是を専業主婦世帯か共稼ぎかを問わず一定額を差し引いて税率掛ける方式に変える。

現在は高所得の専業主婦世帯ほど有利です。
そのため専業主婦が有利で女性の就労を阻碍して居るという批判がある。

現行の配偶者控除は年収が103万円以下の配偶者を持つ夫の所得税計算は本人の
収入から38万円の基礎控除を差し引いて税率を掛けて算出します。
累進税率適用のため高所得世帯ほど税負担軽減効果が大きいとされる。

是を従来の配偶者控除を廃止して所得税額を計算して一定額を差し引く方式「税額控除」
に切り替える。

これで税の負担軽減額を専用主婦世帯と共稼ぎ世帯と同じにすると言う考え方。

何か間違った「公平化」の様に思えてなりません。

嫌なら専業主婦に働きなさいと強引に就労を促して居る感がある。
しかし、おいそれと働く場所が見つかるのだろうか?

政府はこの他にも一定所得以下の親族を対象にした扶養控除所謂臑齧り親族の扶養控除
や給与所得控除・公的年金控除等を全ての税金控除を見直す意向のようです。

これは事実上の増税です。

優遇される高額所得者に較べて、低額所得者には益々厳しく課税して行く政府には憤りを
感じますね。

なにせ低所得者の数は、高所得者の数より多いが、影響力は小数の高所得者の方が大きい。

何時の世でも、弱者は槍玉に挙げられ犠牲を強いられるのですね。


TPP対米交渉日本牛豚肉関税大幅譲歩に米側自動車部品関税で反撃

2014-09-26 06:33:20 | Weblog

TPP対米交渉は依然として先が見えません。
TPP協定交渉の大きな部分を占める日本と米国との交渉です、是が妥結したらTPP交渉の先は
見えるとさえ云えます。

しかし両国の浮沈に関わる事ですから下手な妥協が許されません。

今までの交渉のネックになって居た、牛・豚肉の関税問題で、我が国もこの交渉が破綻して
環太平洋圏の孤児となる事を恐れ日本は大幅譲歩を用意し対米交渉に臨んだ。

しかし米国の対応は意外なもので逆に自動車部品輸入関税を米国は当分維持すると言う
通告です。

米国は関税の完全撤廃を主張しながら、チャッカリ国益優先で関税維持を主張する。
今回の自動車部品関税維持の米国要求には11月行われる米国の中間選挙が大きく関わって居る

米国民主党政権の支持基盤で大きな力を持つ全米自動車労働組合等米国自動車関連業界からの
強い要望と言われています。
日本から輸入される自動車部品は米国にとっては有り難いが米国内業者に取っては猛威です。

是に応ずれば日本としては折角大幅譲歩であっても得るものがなくては、完全敗北となります。
日本としても引くに引けない立場に立たされます。

是では12ケ国参加のTPP交渉年内大筋合意は厳しくなってきました。

10月参加国全体の閣僚会合に向けてまずは日米のこの新たな問題も解決しなくてはなりません。

お互い自国の産業の浮沈に関わる事ですので、余計問題を難しいしています。

さて是からどうするのだろうか?