IWC日本の調査捕鯨はどうなるか

日本は先般オランダで行われた国際司法裁判の南氷洋調査捕鯨禁止判決を受理し今年は
南氷洋での調査捕鯨は中止して居ます。

ただ今回の判決は北太平洋での調査捕鯨まで禁止したものではないので、我が国は捕獲数
を減らし調査捕鯨は行っています。

オーストラリアやニュージランド等の捕鯨反対国は日本の調査捕鯨は名前を騙る商業捕鯨と
言う立場を崩さず更に反対を強めて居ます。

現在捕鯨反対国は今はＩＷＣ委員会で討議となって居ますが是をＩＷＣ総会での討議に変えた
と言う事を提案しています。

ＩＷＣ委員会では捕鯨関係国間で討議されるがＩＷＣ総会では世界全体が討議に加わるので
更に捕鯨禁止の持って行けると踏んで居る様です。

現在鯨肉を食文化とするのは、日本と北欧の小数国家とエスキモーくらいで多勢に無勢です。
自分たちは平気で哺乳動物の牛豚を殺して食べる事には矛楯を感じないのに事クジラとなる
と可哀想と言う話しになる。

海の王者への敬服の念がそうさせるのでしょうが、クジラは巨体を維持するため大食漢です
そのまま放置すると海の魚の栄養源のアミ等涸渇する恐れがあります。

自然はクジラの天敵にシャチ等がいますが、いまやそれを上回る勢いでクジラが繁殖して
居る。
そのためどれだけ捕獲すれば自然の摂理が保たれるかと言うのを調査するのが調査捕鯨
です。
決して乱獲して居るのではないと言うのが日本の主張です。

是に対し捕鯨反対国はそれは詭弁で調査捕鯨で捕獲した鯨肉を販売して居るのが何よりの
証拠で商業捕鯨と変わりはないと反論しています。

捕鯨反対国はただクジラが可哀想と言う一言につきます。
調査捕鯨反対で有名になろうと言う不心得者まで出て来て調査捕鯨戦争は鎮まりそうに
ありません。

現在ＩＷＣ委員会で日本がターゲットになって議論が白熱化しています。
日本でも若い人は鯨肉に関心が薄く日本の食文化を守ると言う気概が薄い様です。

我々世代は鯨肉で随意助けられて居るだけに是非この食文化は守って行きたいですね。

スコットランド住民投票明後日結果次第では世界が変わるかも？

スコットランドが英国から独立の是非を問う住民投票がいよいよ明後日となってきました。

しかし何故か世界は無関心で特に日本は余り報道しません。

英国と米国は切っても切れない仲で世界の先進国をリードする立場の國です。

処が英国内でスコットランドに独立機運が高まりとうとう独立の是非を問う住民投票を行う事になった。
イギリスは基本的にはイングランド王国が統一した国です。
従って従属されたウエールズやスコットランド・北アイルランドには不満が充満していました。

特にスコットランドやアイルランドはイングランドの重税政策や圧制政策に永年苦しめられて来た。
是に宗教対立が加わり北アイルランド紛争が勃発したが、今は鎮まって居る様です。

処が英国政府の人頭税導入等でスコットランド差別政策に反抗しスコットランド独立の機運が起きた。

スコットランドは英国の３分の１の領土で人口５３０万人で全人口の１２分の１で丁度日本で言えば東北
地方くらいの規模であるが、政治経済面では東京と大阪との関係に匹敵する重要な地域です。

住民投票はスコットランドの１６歳以上で行われ、投票率に関わりなく１票でも多い方に決まります。

現在英国の世論は賛成４７％で反対５３％と言われて居ますが、スコットランドの住民の賛成率は
高く投票の結果が不透明といわれています。

スコットランド住民が決する事なので英国としては手の下しようがありません。
先日のウクライナの一地方の独立の住民投票の結果を見れば明かの様です。
それだけに英国は苛立って居る様です。

今まで中立の立場のエリザベス女王は初めて国民に慎重な対応を求めました。
これを一部では独立反対表明ととった様です。

スコットランドの大手銀行はもし独立が決まれば全て本店をロンドンに持って行くと経済的脅しを
かけ始めた。

スコットランドは、バグパイプ・タータンチェック・スカートの様なキルト何と言ってもスコッチウイスキー
ですね。
そのウイスキーももし独立すれば英国では外国商品となり関税が課せられ高くなりそうとか。
又スコットランドはＥＵ加盟には反対で独自のポンド使用を希望しています。
今後ＥＵ同盟国への輸入関税免除がなくなり大変痛手を蒙るのでウイスキー業者は反対の立場。

核施設や軍事施設それに北海油田帰属問題等独立が決定すれば一波乱も二波乱もありそうで
最悪の場合は國を二分しての内紛も避けられず、北アイルランドの二の舞にもなりかねません。

そう言う諸々の思惑を含んでいよいよ明後日スコットランド独立の是非を問う住民投票が行われ
ます。

結果次第では世界が大きく変わる可能性が秘められています。

もし独立が決まれば２０１６年英国から独立する事になる。

些細な事ながら現在ユニオンジャツクの旗はそれぞれの王国の国旗を合わせて構成されて居るので
スコットランドが独立したら白いペケの旗は消され新たな英国の国旗が出来るらしいです。