日々好日

さて今日のニュースは

2040年には自治体の半数が消滅か?都市との共生模索

2014-09-21 08:23:34 | Weblog

地方から都市部へ人口流失は止まる処を知りません。

地方は益々疲弊し消滅の危機に瀕して居ると言っても過言ではない様になりつつある。
一昔までは過疎化で地域活動が維持出来ない「限界集落」が問題化したが、現在は是より
広範囲の「限界村落」が出現したと言う。

2040年には現在の自治体が半減すると言う予測が出る程です。

消滅する可能性があるのは896市区町村だそうです。
このうち九州では125の町村が人口推計で消滅の可能性を指摘された。

確かに我が自治体も平成の大合併で8ケ町が新市を作りました。
合併当時5万人を超えた新市でしたが、8年経った現在5万人を切って4万に限りなく近づいて
います。
そして高齢者が多く3人に一人は高齢者とも言われるのが実態です。

恐らく後25年もすれば現在のままでは「限界市」となって消滅すると言うのも満更冗談でない
気がします。

現在安倍政権の主要政策の一つに地方創生政策があります。
これは来春の統一選挙対策だと陰口を叩かれながらも地方自治体は期待を込めて居ます。

地方創生に農山村の実情と意見を反映させようと全国町村会が、都市との共生を訴える政策
提言を発表しました。

又「人口減少対策に関する有識者懇談会」を合わせて開催しました。

安倍政権は地方創生政策では、全閣僚で構成する「まち・ひと・しごと創生本部」を立ち上げて
居ます。

此処では50年後1億人の人口維持するため政策を取り組む。
若い世代の就労・結婚・子育てを実現させる。
東京一極集中を止めるため地域の特性の課題解決に取り組む。
もし実現できれば大変結構な政策ですね。

本部では秋の臨時国会の関連法案を提出し年内に長期ビジョンと総合戦略を纏める意向とか。
なお事務局は各省庁から派遣された職員70名体制との事です。

因みに町村会が打ち出した都市との共生策は次の通りです。
「少子化対策のとりで」「再生可能エネルギィーの供給」「都市災害時のバックアップ」「新たな
ライフスタイル・ビジネスモデル実験場」等是までの「食料・水の供給」だけの役目だけでなく
農村が今日的課題で支援出来る共生策を提言した。
そして農村政策の國と地方の役割を見直す事で使い道に縛られない交付金創設を求めた。

現在人口減少問題では町村は國に陳情を繰り返し、その度多額の補助金をバラマキ、インフラ
整備等の公共事業で國は誤魔化して来ました。

町村会本部は、自立こそ共生の道だと言いたいのでしょう。
ただそのためにはカネが欲しいと言うのが本音かも知れませんね。


生き残りを賭けて加速する企業海外流出続く

2014-09-21 06:38:36 | Weblog

グローバル化する日本経済、今や世界を相手にしなくては、生き残れない様になりつつ
あります。

初めはドル高対策としての企業の海外流失でしたが、円安となった今でも流れは止まらず
却って加速して居る感がある。

今回帝国データーバンクが、工場の新設・移転先を検討して居る国内企業を調査した結果
を発表した。

企業が工場の新設・移転先を検討して居る先は、海外が12%でトップだった。
中でも中部工業地帯と言われる愛知県が7・3%と言う高率で、後は埼玉県・大阪・静岡と
続く。

安い労働力を確保し易い新興国や、需要地での現地生産工場建設で欧米に建設と言う
が主な理由。

特にトヨタの本拠地では大手メーカーが海外進出を果たして居るのでそれを追いかけ
ざるを得ない仕組みになって居る様で、まだまだ海外流出は続きそう。

安倍政権は地方から大都市への人口流出に歯止めを掛けるため地域産業育成等で
自治体と一緒になって優遇策を講じ地方への産業誘致を行って居ます。

地方創生政策もその一環として地方の活性化を目指す政策でもあります。

しかし企業は既にグローバル化対策が先行して居るので少々の優遇策では動かない
ようですね。

同時に行われた本社移転候補地選びの調査も合わせて発表された。

矢張り東京都に本社をと言うのが24%で最高、大阪府8・3%・愛知県7・5%と
大都市に集中して居た。

是は交通の利便が良い事と、企業の格式が高まるとの理由が多いとか。
東京等に本社がある企業は矢張り別格扱いとなる様だ。

拠点選びで問題点は用地価格・地元での労働力確保で、職のない労働者が多い
と言われながら、職種次第では人手不足が叫ばれています。

優秀な労働力を如何に集められるか?

工場の新設・移転には色々問題が多い様だ。

そこでいっその事海外との発想になるのかも。

是が進むと益々日本の産業の空洞化が進み、雇用が減少、生産活動も低下して
益々ジリ貧が続く可能性が大です。

今や輸出による収入より海外投資に依る収益が多くなりつつあるのが現況です。

ただ企業の海外進出には大きなリスクが生じ易い。
巧く行ったら企業として国際的発展ができるが、もし失敗したら大変な打撃となる。
現在中国・タイ等に進出した企業を見ればよく判るのではないか?

手堅く日本で遣って行くか?それとも社運を賭けて海外に打って出るか?

どちらが生き残り策としてベストなんでしょうね?