日々好日

さて今日のニュースは

地方人口流出対策拠点都市構想来年度から本格化・是でよいのか?

2014-09-23 07:05:35 | Weblog

地方で食い詰めて人口が都市部へ流出する傾向が止まらなくなりました。

是では益々地方は疲弊し都市も人口集中で行政運営面でも支障が出て来始めた。

政府も大都市偏重から地方を何とかしようと地方創生政策に乗り出した様だ。

地方の人口減少を食い止めようと総務省は2015年度に地方中枢拠点都市圏構想
本格化する意向との事。

この構想は人口20万以上の拠点都市と周辺市町村が協力して雇用・生活環境の整った
都市圏を作る構想です。

雇用や生活環境整備で若者達の都会流出を防止しようと言う趣旨です。

これは地方創生政策の「まち・ひと・しごと創生本部」の基本方針に活力ある経済圏形成
が挙げられて居ます。

拠点都市の要件を満たす都市は全国61都市あるそうです。
九州では北九州市・福岡市・久留米市・佐賀市・佐世保市・長崎市・熊本市・大分市・
宮崎市・鹿児島市の10都市で殆ど県庁所在地ですね。

まず総務省は14年度に構想の具体的計画策定するモデル事業全国9ケ所選定しました。
それぞれ拠点都市に委託費等國の財政支援を集中させます。

反面拠点都市に含まれない地方都市は見捨てられ益々疲弊しないかと懸念されます。
現在の都市偏重政策の間口を少し広げただけで、大半の地方は切り捨てられるのでないか
と思われてなりません。


来春導入待機児童解消の子育て新制度大丈夫なのか?

2014-09-23 06:17:17 | Weblog

政府は来年4月から「子ども・子育て支援新制度」導入する事としています。

この制度は保護者が働いて居るか居ないかに関わらず全て子供を対象に2015年度から
導入される制度です。

待機児童解消・地域の実情に合った保育や教育サービスを提供する事を目的とします。

現在、幼児保育・教育は私立幼稚園・保育園・両方を併せ持つ認定子ども園があります。

新制度ではこの他に定員6~19名の小規模保育。
放課後児童クラブ事業。

新たに対象とする。

現在設置認定は、幼稚園は文科省で保育所は厚労省所管です。
06年から設置開始した認定こども園は認可・運営が煩雑なため余り普及していません。

今回新制度では認可や監督権を内閣府に一元化した。

新制度ではサービスの内容で國や市町村から運営費が支払れます。
運営面ではより煩雑になった感じがしますね。

問題は私立幼稚園です。

来年度から次のいずれかの選択を迫られる。

制度に入り認定こども園に移行。
制度に入るが私立幼稚園として存続。
制度に入らず私立幼稚園として存続し現行の私学助成を受ける。

現在私立幼稚園から保育所機能を持つこども園移行率は僅か22%です。

少子化等で定員割れ解消には保育所機能を併せ持たないと生き残れないとする私立幼稚園
がある一方で、新制度に当てる年7000億円の財源は消費税10%値上げを前提に組まれた
もので財源的に支援が信用出来ない。

このままだと新制度もかけ声倒れ公算が大きい様な気がしてならぬ。