日々好日

さて今日のニュースは

余りもの円安・是では日本が持てぬと懸念

2014-09-06 08:07:51 | Weblog

東京外国為替市場では、米国景気回復期待や欧米中央銀行利さげで一気に円売りドル買い
が進み一時1ドル105円71銭にまで値下がりした。

是は5年11ケ月振りの円安との事。
その後米雇用統計発表を前に利益確定等のためドル売り円買いで円の下げ幅は縮小された
が流れは円安傾向にあるという。

いずれ1ドル110円台になる時も間近との説もあるとか。

日本経済再生のためアベノミクス政策で一気に円安株高が実現し景気は持ち直した感があった
が円安は期待通りの輸出増に結びつかず、一部部門だけが恩恵に与る結果となった。

是は日本経済が今や大きく輸出に頼ると言う時代が過ぎた事にも依る。
企業の海外流出で現地生産現地販売と言う手法をとって来た事も要因の一つです。
しかし依然として日本は物ずくりの國、輸出は大変重要な位置を占めます。
円安はこう言った向きには大変力になります。

1円安で何十億円と損得が分かれる世界です。

反面輸入価格が上昇し支払う金が多くなり収益は悪化と言うマイナスの部分があります。

特に原発停止で火力発電の燃料となるLNG・石油の価格が高騰し、それが電気料に転嫁
電気料が値上げされそれが物ずくりに影響すると言う悪循環が始まった。

円安で外国製品の輸入が増え購買増加の筈が外国製品価格上昇でかえって購買力が低下。

どうやらアベノミクス効果の逆効果が目立つ様になって来たようです。

アベノミクス効果は円安株高で企業の業績向上・収益増加し、国民の所得倍増し購買力が
出来て、物が売れてデフレ脱却・経済再建達成と言う構図でした。

確かに円安株高は実現したが思いのほか輸出が伸びず、円安の恩恵はマイナスに働いた。

是では国民が、國の財政が持たないと言う事になりかねません。

またこの時期に財政再建社会保障維持のため消費税増税を断行しなければならなくなった事
も経済再建に冷や水を掛ける事になりそうです。

そろそろアベノミクス政策を見直す時期がきたのではないか?
何時までも円安政策を続けて居ては、國が国民が持てないのではと思えてならぬ。

シロウトの独りよがりかも知れないが・・・・


今回の内閣改造は派閥人事・閣僚待望組には期待はずれか

2014-09-06 06:53:43 | Weblog

今回の安倍内閣改造は、派閥の領袖を全部引張り出して役職に据えると言う派閥人事が大きな
特色とも言えますね。

閣僚は最大の派閥で安倍氏の出身母体の町村派が3名で後は額賀派・岸田派・麻生派・二階派
大島派のそれぞれ2枠を割り当てて居ます。

閣僚が居ない派閥は何故か石原派と谷垣派グループ、もっとも谷垣氏が自民党幹事長ですから
我慢するより他はないですね。

無党派と言われる石破系も本人が地方創生大臣です。

処で当選2~3回の閣僚予備軍の副大臣でも町村派は6名で断然トップ。
後は各派やグループで3~2名が登用されて居ます。
しかし此処でも石原派はゼロで冷遇されて居ますね。

閣僚の手足となって働く政務官・未来の閣僚候補、これも町村派が7名でダントツ。
次が額賀派6名・麻生派4名・岸田派と谷垣グループは共にゼロ。
此処で唯一政務官に石原派は1名と言う。

安倍氏は元来派閥政治には反対で適材適所実力主義を表看板にして居たと記憶していたが矢張り
政治力学には勝てず妥協してしまうのですね。

今回の内閣改造について安倍氏は自画自賛して居るが、問題は来年の消費税再値上げをどうするか
の判断がこの秋に迫っています。

麻生財務相や谷垣幹事長等は再引き上げ推進派です。
処が安倍氏は経済優先で再引き上げで、経済成長が止まれば困ると言う慎重派です。

日本は経済成長をしながら且つ財政健全化を目指すと言う相反するミッションを課しています。
とは言えどちらかが先行するのはヤムを得ませんね。

流れとして当然消費税再値上げで、既に地方経済下支え重点の補正予算編成も話題に挙がって居る。
これは経済優先の増税延期論派を、けん制した動きとも取れます。

この様な動きが今度の内閣改造で一気に動き出す事でしょう。

今回の内閣改造で期待はずれでガッカリしたのは、閣僚待望組の58名余ですね。
ただこれらの中から何人かは次期閣僚候補となる政務官等に登用されたり副大臣となったのでは・・・