ゲームホリック

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もはやクソゲーでない

2005年12月23日 | ゲーム
 『バイトヘル2000』公式

 前作に当たる『グルーヴ地獄V』はそのキャッチコピーを「至上最強のクソゲー」としたが、(もちろん謙遜の意味、クソゲーのパロディという要素も多分にあったろうが)当時の認識では重厚長大でないものはクソゲーだったのかもしれない。
 だが2005年の今日に至っては重厚長大足りえないからといって、クソゲーとはされない。『グルーヴ地獄V』以降のゲーム市場において力を持ち出した携帯アプリゲームは多かれ、少なかれこういった出来であったし、『メイドインワリオ』の大ヒットによってジャンル自体が成立した。もちろん重厚長大な作品への批判が声高にされたということはある。


 こういったゲーム業界における経緯を鑑みると、『バイトヘル2000』はもはやクソゲーではない。クソゲーのパロディであったバイトがミニゲーム集というジャンルに変化したのだ。現に今回のキャッチコピーは「くだらないのに、やめられない」である。実に今作の特徴を端的に現している。

 

 内容といえばどれも一見簡単で、下らないものばかり。だがなんとも面白い。「蒔き割り2」はただ薪を割るのみというだけだが、合間に入る邪魔が絶妙で気が抜けない。「ボールペン工場2」にいたってはボールペンをきちんとはめるだけというなんとも単純なものだが、やはり面白いのだ。内容が単純であるから気概は必要なく、またPSPという携帯ハードゆえ場所も選ばない。電車の中の時間をすごすには最適だったりする。

 もはやクソゲーではない。立派なゲームだ。というか今のゲームがどうかしているのかもしれない。

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